到達目標
本授業は、
(1)順序論理回路におけるフリップ・フロップの働きが説明できること
(2)フリップ・フロップを利用した代表的な順序論理回路が説明できること
(3)簡単な順序論理回路の設計ができること
(4)記憶装置や入出力装置の構造やその働き,制御方法の基本が理解できること
を目標とする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | | | |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
この授業は、「論理回路1」に引き続き、コンピュータをハードウェアから見た基本機能を理解し、基礎的な知識を習得することを目的とする。
(1)フリップ・フロップの働きを理解し,それらを使った順序論理回路の動作が説明できる。
(2)組合せ回路や順序回路のための基礎的知識を身につけ,小規模な回路の設計ができる。
(3)コンピュータの周辺装置の働きを理解し,論理回路との関係が理解できる。
授業の進め方・方法:
以下の項目の合計点で評価する。
・定期試験の得点(40%+40%)
・小テストの得点 (15%)
・学習や演習に取り組む姿勢(5%)
合格基準は上記の評価合計で50%以上とする。小テストは前回の授業内容を確認するレベルで,10回程度実施する。
再評価試験は実施するが,試験点で30点以上50点未満を対象とする。
注意点:
予 習:前回の授業内容について、ノートを見て事前に確認すること
授業中:黒板に書かれた文字以外に、教員の説明を自分の言葉でノートに書き込むことが力になる。
復 習:授業内容をノートで確認しながら復習すること。小テストなど、解けなかった項目はその日のうちに解決しておくことが大切。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
順序論理回路入門-順序回路と組合せ回路,クロックパルス, SR-FFの構成と動作特性 |
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2週 |
フリップ・フロップ-動作特性(JK-FF,T-FF,D-FF) |
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3週 |
フリップ・フロップを利用した回路①-レジスタ,メモリーセル |
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4週 |
フリップ・フロップを利用した回路②-メモリー構成,比較器 |
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5週 |
フリップ・フロップを利用した回路③-カウンタ |
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6週 |
順序論理回路の設計①-励起表,特性方程式 |
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7週 |
順序論理回路の設計②-状態推移図、遷移表
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8週 |
中間試験:第1回~第7回までの内容 |
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4thQ |
9週 |
順序論理回路の設計③-状態割当て,入力条件,カウンタの設計 |
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10週 |
順序論理回路の設計演習① |
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11週 |
順序論理回路の設計演習② |
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12週 |
記憶装置ー制御構造、記憶の階層 |
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13週 |
入出力装置-代表的な入出力装置の特徴と仕組み
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14週 |
コンピュータの性能-性能評価のための概念 |
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
総まとめ-試験問題の解説、理解不足の内容について補充 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 計算機工学 | フリップフロップなどの順序回路の基本素子について、その動作と特性を説明することができる。 | 3 | |
レジスタやカウンタなどの基本的な順序回路の動作について説明できる。 | 3 | |
与えられた順序回路の機能を説明することができる。 | 3 | |
順序回路を設計することができる。 | 3 | |
コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。 | 3 | |
プロセッサを実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 3 | |
メモリシステムを実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 3 | |
入出力を実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 小テスト | 態度 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 15 | 5 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 15 | 5 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |