コンピュータリテラシ2

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 コンピュータリテラシ2
科目番号 0002 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 : 1
開設学科 情報工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教員自作のテキスト
担当教員 原 元司,加藤 聡

到達目標

(1)コンピュータのハードウェア技術の基礎的な知識がある
(2)ソフトウェア技術の基礎的な知識がある
(3)ネットワーク技術の基礎的な知識がある
(4)与えられた課題について、報告書をまとめることができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コンピュータのハードウェア技術の基礎的な知識が豊富にあるコンピュータのハードウェア技術の基礎的な知識があるコンピュータのハードウェア技術の基礎的な知識がない
評価項目2ソフトウェア技術の基礎的な知識が豊富にあるソフトウェア技術の基礎的な知識があるソフトウェア技術の基礎的な知識がない
評価項目3ネットワーク技術の基礎的な知識が豊富にあるネットワーク技術の基礎的な知識があるネットワーク技術の基礎的な知識がない
評価項目4与えられた課題について、自らの考察を加えた報告書を適切にまとめることができる 与えられた課題について、報告書を適切にまとめることができる 与えられた課題について、報告書をまとめることができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目では、情報工学科で学ぶ専門科目であるコンピュータ技術、つまりハードウェア、ソフトウェア、ネットワークの3大技術についてその概要を学ぶ。専門的に詳しい授業は2年生以降で学ぶため、本科目では講義や実習を通じてコンピュータ技術の楽しさ、奥深さを知ることが目標となる。
授業の進め方・方法:
本科目では、テーマ毎にレポートを課し成績は上記に示す到達目標(1)~(4)の達成度を
レポート課題 50%
期末試験 30%
授業に取り組む姿勢 20%
の割合で評価し,50%以上を合格とする.前期の中間と期末には実験ノートを提出してもらう.各テーマのレポートは翌週の授業開始時に提出すること.その際に提出できなかった場合,1週間単位で遅れる毎に評点を10%減点する.
なお,再評価試験および追認試験については行わない.

注意点:
・予習:テキストが配布されている場合は前もって原理等を読んで実験の内容について理解しておくこと.
・授業中:授業中に不明な点があれば,疑問を後まで残さず,教員に質問するよう心がける.グループで実験や演習を行う場合は,実験や演習の進め方,結果についてグループでよく議論し,実験ノートに要点や結果をまとめる習慣を付ける.
・復習: レポートを指定期日に提出する.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、ネットワークセキュリティ ネットワークセキュリティに関するビデオ視聴
2週 コンピュータネットワーク(2)インターネットの基礎,ケーブル概論, HTML入門(1)ホームページを記述するためのHTML言語
3週 コンピュータネットワーク(3)UTPケーブル作製実習 HTML入門(2)ホームページを記述するためのHTML言語
4週 HTML入門(1)ホームページを記述するためのHTML言語 コンピュータネットワーク(2)インターネットの基礎,ケーブル概論,
5週 数の体系 2進法,16進法,基数変換の方法
6週 HTML入門(2)ホームページを記述するためのHTML言語 コンピュータネットワーク(3)UTPケーブル作製実習
7週 電気計測の基礎(1)計測基礎と計測機器の動作原理 CS Unplugged 演習(3)– Activity 5 -情報理論(情報量)
8週 電気計測の基礎(2)直流回路実験1 CS Unplugged 演習(4)– Activity 6 - ①アルゴリズムの考え方
4thQ
9週 電気計測の基礎(3)直流回路実験2 CS Unplugged 演習(4)– Activity 6 - ②アルゴリズムの考え方
10週 CS Unplugged 演習(3)– Activity 5 - 情報理論(情報量) 電気計測の基礎(1)計測基礎と計測機器の動作原理
11週 CS Unplugged 演習(4)– Activity 6 - ① アルゴリズムの考え方 電気計測の基礎(2)直流回路実験1
12週 CS Unplugged 演習(4)– Activity 6 - ② アルゴリズムの考え方 電気計測の基礎(3)直流回路実験2
13週 コンピュータは夢を見るか? 1年生のための人工知能入門
14週 通信プロトコル実験(1) 通信プロトコルに関する実験
15週 (期末試験) 1~14回目までの内容で試験を実施する
16週 試験回答,通信プロトコル実験(2) 試験回答とレポートのレビュー,通信プロトコルに関する実験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。1
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。1
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。1
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。1
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。1
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3
情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。1
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。1
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。1
専門的能力分野別の専門工学情報系分野ソフトウェアアルゴリズムの概念を説明できる。1
与えられたアルゴリズムが問題を解決していく過程を説明できる。1
情報通信ネットワークプロトコルの概念を説明できる。1
プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。1
ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。1
インターネットの概念を説明できる。1

評価割合

試験レポート課題相互評価授業に取り組む姿勢ポートフォリオその他合計
総合評価割合305002000100
基礎的能力0000000
専門的能力305002000100
分野横断的能力0000000