プログラミング基礎

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 プログラミング基礎
科目番号 0004 科目区分 専門 / 必履修
授業形態 授業・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書「やさしいC 第5版」高橋麻奈 著 SoftBank社
担当教員 橋本 剛,杉山 耕一朗

到達目標

基本的なC言語の文法を理解している.
基礎的なC言語プログラムを作成することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基本的なC言語の文法を正しく理解している.基本的なC言語の文法を理解している.基本的なC言語の文法を理解していない.
評価項目2基礎的なC言語プログラムを作成することができる.基礎的なC言語プログラムを作成することができる.基礎的なC言語プログラムを作成することができない.

学科の到達目標項目との関係

情報工学科教育目標 J1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
プログラミング技術は情報処理技術の基本である.本科目では,C言語プログラミングの用語や概念を理解し,基礎的なプログラミング技術の習得を目指す.最後には、簡単なゲームプログラムが作成できるようにする.
授業の進め方・方法:
到達目標(1)~(3)の達成度を以下の割合で評価する.
定期試験 50% (中間25% 期末25%)
演習課題 50% (プログラム課題の提出)

ただし,提出物の未提出が一つでもあれば,試験成績とは無関係に不合格とする.これは,普段の勉強習慣を身につけることが大切だからである.提出遅れは100点満点による評価から1週間につき10点ずつ減点する.
注意点:
予習:授業前に教科書を一読しておくと良い.
授業中:不明な点は教員に質問し,疑問点を後まで残さないようにする.また,授業中に完成しなかった課題は放課後などを利用して作成する.
復習: 課題を指定期日までに必ず提出すること.

プログラミングは,とにかく手を動かして何度も何度も試行錯誤を繰り返すことが上達する秘訣.とにかく「手を動かす」こと.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
開発環境の使い方、プログラミングで何ができるかを実例から学ぶ. printf文を学ぶ.
基本的なC言語の文法を正しく説明できる.
2週 入出力・演算①
じゃんけんゲームを題材に、プログラムの実例を学ぶ。
基本的なC言語の文法を正しく説明できる.
3週 入出力・演算②
変数、式と演算子を学ぶ (1).
基本的なC言語の文法を正しく説明できる.
4週 入出力・演算③
変数、式と演算子を学ぶ (2) .scanf文を学ぶ.
基本的なC言語の文法を正しく説明できる.
5週 条件①
if文,関係演算子と条件を学ぶ.
基本的なC言語の文法を正しく説明できる.
6週 条件②
if文,if~else文,if~else if~else文,switch文, 条件演算子を学ぶ.
基本的なC言語の文法を正しく説明できる.
7週 反復①
for文を学ぶ.
基本的なC言語の文法を正しく説明できる.
8週 中間試験
1~7回目の試験範囲で中間試験を行なう.
試験により習熟度を測る
4thQ
9週 中間試験返却,解説,反復②
中間試験返却,解説,テスト直しを行なう. for文,while文,do~while文を学ぶ.
基本的なC言語の文法を正しく説明できる.
10週 反復③
for文,while文,do~while文について,演習を行なう.
基本的なC言語の文法を正しく説明できる.
11週 配列①
配列を学ぶ.
基本的なC言語の文法を正しく説明できる.
12週 配列②
配列を学ぶ.
基本的なC言語の文法を正しく説明できる.
13週 総合演習①
簡単なゲームプログラムを作成する.
基礎的なC言語プログラムを作成する
14週 総合演習②
簡単なゲームプログラムを作成する.
基礎的なC言語プログラムを作成する
15週 期末試験
1~14回目までの試験範囲の期末試験を行なう.
試験により習熟度を測る
16週 期末試験の返却・春休み課題説明
期末試験を返却し,春休み課題説明を行なう.
基礎的なC言語プログラムを作成する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。1
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。1
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。1
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。3
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。2
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。2
主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。1
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。1

評価割合

定期試験演習合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100
専門的能力000
分野横断的能力000