概要:
電気・情報関連の基礎で学ぶ理論,法則,現象などを,実際に計測器などを使って確かめることによって,電気・情報関係の興味を喚起し,体験的な学習によって,机上での教科書による座学の知識を深める.情報工学基礎実験2では,( A )直流回路,( B )交流回路,( C )マイコンに関する基礎実験を行なう.1クラスを3班に分けて3テーマ並列に実験を行ない,3週または6週毎に実験テーマをローテーションする.
授業の進め方・方法:
到達目標 ( 1 ) ~ ( 4 )の達成度について,以下の割合で評価し,50点以上(100点満点)を合格とする.
実験レポート:70% (提出遅れは100点満点による評価から-10点/1週間 全テーマの平均点×0.7の70点満点で評価する)
チェックテスト:15%(実験に関する基礎的事項について,全テーマの平均点×0.15の 15点満点で評価する)
ノートチェック:15%(実験ノートの記録内容を15点満点で評価する.全実験終了後,紛失等でノートを提出できない場合は0点とする)
<留意事項> 特別な理由無く,未提出のレポートが1つでもある場合,無条件で不合格とする.
注意点:
予習: 実験当日までに実験内容の予習を行ない,実験ノートにデータをまとめられるように準備する.予習を前提として,実験方法の説明を行うので,入念に予習しておくこと.
授業中:実験中は私語を慎み,指導教員が話す事項を実験ノートに記録する
復習:実験レポートは他の予定を考え,期限までに計画的に作成する
※レポート作成においては,最終週の実験終了後から書き始めるのではなく,各週の実験が終わったら,その週の実験方法や実験結果のまとめ,および考察を書くようにすること.最終週の実験終了後には,その週の結果のまとめ・考察と「検討課題」を残すのみ,となっていることが望ましい(言うまでもなく,「原理」の部分は予習として1週目が始まるまでに書いておく).
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
実験ガイダンス,各種演習 授業の概要,電卓・オシロスコープの使い方,グラフ作成,レポートの書き方等について説明と演習を行う
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2週 |
( A ) 直流回路( 1 ) クラスを3班に分けて,ABCのテーマを同時進行で行ない,ローテーションする
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3週 |
( A ) 直流回路( 2 ) クラスを3班に分けて,ABCのテーマを同時進行で行ない,ローテーションする
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4週 |
( A ) 直流回路( 3 ) クラスを3班に分けて,ABCのテーマを同時進行で行ない,ローテーションする
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5週 |
( B ) 交流回路( 1 ) クラスを3班に分けて,ABCのテーマを同時進行で行ない,ローテーションする
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6週 |
( B ) 交流回路( 2 ) クラスを3班に分けて,ABCのテーマを同時進行で行ない,ローテーションする
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7週 |
( B ) 交流回路( 3 ) クラスを3班に分けて,ABCのテーマを同時進行で行ない,ローテーションする
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8週 |
( C ) マイコン入門 ( 1 ) クラスを3班に分けて,ABCのテーマを同時進行で行ない,ローテーションする
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4thQ |
9週 |
( C ) マイコン入門 ( 2 ) クラスを3班に分けて,ABCのテーマを同時進行で行ない,ローテーションする
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10週 |
( C ) マイコン入門 ( 3 ) クラスを3班に分けて,ABCのテーマを同時進行で行ない,ローテーションする
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11週 |
( C ) マイコン入門 ( 4 ) クラスを3班に分けて,ABCのテーマを同時進行で行ない,ローテーションする
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12週 |
( C ) マイコン入門 ( 5 ) クラスを3班に分けて,ABCのテーマを同時進行で行ない,ローテーションする
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13週 |
( C ) マイコン入門 ( 6 ) クラスを3班に分けて,ABCのテーマを同時進行で行ない,ローテーションする
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14週 |
チェックテスト ( A ) ~ ( C )に関するチェックテストを行なう
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15週 |
チェックテスト返却、まとめ チェックテストを返却し,実験の総まとめを行なう
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 3 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 3 | |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 3 | |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 3 | |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 3 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 電気・電子系分野【実験・実習能力】 | 電気・電子系【実験実習】 | 電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。 | 3 | |
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。 | 3 | |
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。 | 3 | |
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。 | 3 | |
情報系分野【実験・実習能力】 | 情報系【実験・実習】 | 与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。 | 3 | |
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 3 | |
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。 | 3 | |