OSSリテラシ2

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 OSSリテラシ2
科目番号 0020 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教員自作のテキスト
担当教員 岩澤 全規

到達目標

(1)設計方式(インテグラル設計,モジュラー設計)の違いを理解している
(2)プログラミング言語における「モジュール化」の基礎を理解している
(3)オブジェクト指向型言語であるRuby言語の基礎を理解している

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1計方式(インテグラル設計,モジュラー設計)の違いをよく理解している計方式(インテグラル設計,モジュラー設計)の違いを理解している計方式(インテグラル設計,モジュラー設計)の違いを理解していない
評価項目2プログラミング言語におけるモジュール化の基礎をよく理解しているプログラミング言語にけるモジュール化の基礎を理解しているプログラミング言語におけるモジュール化の基礎を理解していない
評価項目3オブジェクト指向型言語であるRuby言語の基礎をよく理解しているオブジェクト指向型言語であるRuby言語の基礎を理解しているオブジェクト指向型言語であるRuby言語の基礎を理解していない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 J2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目では,まずインテグラル設計・モジュラー設計の設計方式の違いを学び,手続き型言語のモジュール化について解説を行う.また,モジュール化で重要となる関数の独立性やデータのメモリ配置についても解説を行う.後半ではオープンソースのプログラミング言語Rubyプログラミングの基礎を学び,オブジェクト指向型言語における「オブジェクトのカプセル化」について解説を行う.
授業の進め方・方法:
到達目標(1)~(3)の達成度について,以下の割合で評価し,50%以上を合格とする.
・定期試験80%
・レポート課題,授業態度(出席)20%
<留意事項>
実習中に教員の指示に従わなかった場合は科目不合格とする.ただし,小テスト,レポート課題,授業態度の評価が良好(30%中20%以上の評価)かつ総合評価が35%(36点)以上の場合に限り,再評価試験,追認試験を認めることがある.
注意点:
・予習:テキストが配布されている場合は前もって原理等を読んで実験の内容について理解しておくこと.
・授業中:授業中に不明な点があれば,疑問を後まで残さず,教員に質問するよう心がける.
・復習: レポートを指定期日までに提出する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス,手続き型言語のモジュール化1
ガイダンス,モジュラー設計とインテグラル設計,モジュール化について解説する.
モジュラ−設計とインテグラル設計の基礎を理解し,説明できる
2週 手続き型言語のモジュール化2
手続き型言語におけるモジュール化について解説する
手続き型言語におけるモジュール化の基礎を理解し,説明できる
3週 手続き型言語のモジュール化3
スコープ,ライフタイム
手続き型言語におけるスコープ,ライフタイムの基礎を理解し,説明できる
4週 Ruby基礎(1)
Ruby言語の概要と特徴
Ruby言語の基礎を理解し,説明できる
5週 Ruby基礎(2)
Ruby基礎その1
Ruby言語の基礎を理解し,説明できる
6週 Ruby基礎(3)
Ruby基礎その2
Ruby言語の基礎を理解し,説明できる
7週 Ruby基礎(4)
Ruby基礎その3
Ruby言語の基礎を理解し,説明できる
8週 中間試験
第1回~第7回の範囲
Ruby言語の基礎を理解し,説明できる
4thQ
9週 Ruby基礎(5)
Ruby基礎その4
Ruby言語の基礎を理解し,説明できる
10週 Ruby基礎(6)
Ruby基礎その5
Ruby言語の基礎を理解し,説明できる
11週 Ruby基礎(7)
Ruby基礎その6
Ruby言語の基礎を理解し,説明できる
12週 Ruby基礎(8)
Ruby基礎その7
Ruby言語の基礎を理解し,説明できる
13週 Ruby基礎(9)
Ruby基礎その8
Ruby言語の基礎を理解し,説明できる
14週 Ruby基礎(10)
Rubyに関する応用課題とその演習を実施する
Ruby言語に関する応用課題について基礎を理解する.
15週 期末試験
講義の内容について期末試験を行う
講義の内容について基礎を理解し,説明できる
16週 試験の解説とまとめ
期末試験の解説とまとめを行う
期末試験の回答を理解し,説明できる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミングプロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。3
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。3
主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。2

評価割合

試験課題相互評価小テスト,レポート課題,授業態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80002000100
基礎的能力0000000
専門的能力80002000100
分野横断的能力0000000