OSSリテラシ1

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 OSSリテラシ1
科目番号 0021 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教員自作のテキスト
担当教員 原 元司

到達目標

(1) オープンソースソフトウェアとUNIXについて特徴を理解している
(2) UNIXの基礎コマンドを理解している
(3) シェルスクリプトの基礎を理解している

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1オープンソースソフトウェアとUNIXについて特徴をよく理解しているオープンソースソフトウェアとUNIXについて特徴を理解しているオープンソースソフトウェアとUNIXについて特徴を理解していない
評価項目2 UNIXの基礎コマンドをよく理解している UNIXの基礎コマンドを理解している UNIXの基礎コマンドを理解していない
評価項目3シェルスクリプトの基礎をよく理解しているシェルスクリプトの基礎を理解している シェルスクリプトの基礎を理解していない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目では基本ソフトウェア(オペレーティングシステム、OS)であるUNIXに着目し、近年利用が拡大しているPC-UNIXの利用方法、管理方法の基礎を学ぶ。具体的には、デスクトップ用途として人気が高いUbuntu Linuxを教育用プラットホームとして利用するための技術を修得する.
PC-UNIXはデスクトップとしてはもちろん、インターネットサーバとしても幅広く利用されており、ネットワークエンジニアを目指す者にとって必須の知識である。
本科目では具体的に,オープンソースとUNIXの特徴、基本コマンド、viエディタの利用方法、ユーザとアクセス権,シェルスクリプト等について学ぶ。
授業の進め方・方法:
到達目標(1)~(3)の達成度について,以下の割合で評価し,50%以上を合格とする.
・実技試験を含めた定期試験70%(中間35%、期末35%)
・小テスト,レポート課題、授業態度(出席,ノート)30%
<留意事項>
未提出のレポートが1つでもある場合、実習中に教員の指示に従わなかった場合は科目不合格とする.ただし,小テスト,レポート課題,授業態度の評価が良好(30%中20%以上の評価)かつ総合評価が36%(36点)以上の場合に限り,再試験,追認試験を認めることがある.
注意点:
・予習:テキストが配布されている場合は前もって原理等を読んで実験の内容について理解しておくこと.
・授業中:授業中に不明な点があれば,疑問を後まで残さず,教員に質問するよう心がける.
・復習: レポートを指定期日までに提出する.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・オープンソースとPC-UNIXの基礎、UbuntuLinuxの基礎
ガイダンス、オープンソースとPC-UNIXの歴史1、UbuntuLinuxの起動・終了等
2週 基本的なコマンド(1)
オープンソースとPC-UNIXの歴史2,ls,cp,mv,pwd,、cat、more等の基本コマンド
3週 基本的なコマンド(2)
オープンソースとPC-UNIXの歴史3,mkdir,rmdir,絶対パス、相対パス、find、which、
4週 基本的なコマンド(3)
ファイルシステムの基礎,ファイル操作コマンド等
5週 基本的なコマンド(4)
パーミッション1,chmodコマンド,パイプ,リダイレクション等
6週 基本的なコマンド(5)
パーミッション2,chmodコマンド,パイプ,リダイレクション等
7週 viエディタの使い方(1)
viエディタの利用法その1
8週 中間試験
1~7回目の内容について試験を行う
2ndQ
9週 viエディタの使い方(2)
viエディタの利用法その2
10週 シェルスクリプト(1)
シェルスクリプトとその実行方法
11週 シェルスクリプト(2)
シェルスクリプトの基本文法,プログラミング実習1
12週 シェルスクリプト(3)
シェルスクリプトの基本文法,プログラミング実習2
13週 シェルスクリプト(4)
シェルスクリプトの応用実習
14週 シェルスクリプト(5)
シェルスクリプトの応用実習
15週 期末試験
9~14回目の内容について試験を行う
16週 試験解説,まとめ
試験解説とまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシーコンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。1
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。3
システムプログラムコンピュータシステムにおけるオペレーティングシステムの位置づけを説明できる。2

評価割合

試験発表相互評価小テスト,レポート課題、授業態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70003000100
基礎的能力0000000
専門的能力70003000100
分野横断的能力0000000