到達目標
(1) 2端子回路による直並列接続回路について方程式を立て,解くことができる。
(2) 交流回路における諸定理を用いて,基本的な回路解析ができる。
(3) 基本的な相互インダクタンス回路の解析ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 2端子回路による直並列接続回路について方程式を立て,解くことができる | 3端子回路による直並列接続回路について方程式を立て,解くことができる | 4端子回路による直並列接続回路について方程式を立て,解くことができない |
評価項目2 | 交流回路における諸定理を用いて,基本的な回路解析ができる | 交流回路における諸定理を用いて,基本的な回路解析ができる | 交流回路における諸定理を用いて,基本的な回路解析ができない |
評価項目3 | 基本的な相互インダクタンス回路の解析ができる | 基本的な相互インダクタンス回路の解析ができる | 基本的な相互インダクタンス回路の解析ができない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
電気回路は電気工学の基礎科目の一つであり,電子工学,通信工学,情報工学,制御工学,電気電子材料等の分野を学習していく上で,必要不可欠な教科である。本講義では,2年次の基礎電気回路1・2で学習した直流回路および交流回路の概念や基本的な解析法に続き,主に交流回路における電力,諸定理,相互インダクタンス回路等について解説する。
授業の進め方・方法:
成績は,上記の到達目標(1)~(3)の達成度を以下の割合で評価する.
1. 中間試験および期末試験の成績=70%(各35%)
2. 小テストとレポート提出状況=15%
3. 出席状況と学習態度=15%
50点以上(100点満点)を合格とする.再評価試験,追認試験を実施予定.
注意点:
【予習】授業の前にあらかじめテキストに目を通しておき,内容を把握しておく。実際に例題等の問題を解いておくとなおよい。
【授業中】講義の際には板書をそのままノートに写すのではなく,要点をまとめる習慣をつける。授業でわからなかったところがあればそのままにせず,質問してその都度理解するよう努める。
【復習】課題プリントをはじめ,章末の演習問題や例題など,なるべく多くの問題を解いて理解を深める。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業のガイダンスおよび復習 シラバス配布および基礎電気回路1,2の復習(演習) |
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2週 |
RLC交流回路 複素アドミタンス,並列回路 |
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3週 |
RLC交流回路 直並列回路 |
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4週 |
交流回路の電力 有効電力,無効電力,皮相電力,力率 |
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5週 |
共振回路 回路の周波数特性と直列共振回路 |
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6週 |
共振回路 並列共振回路 |
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7週 |
交流回路に関する諸定理 キルヒホッフの法則1 |
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8週 |
交流回路に関する諸定理 キルヒホッフの法則2,演習問題 |
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2ndQ |
9週 |
中間試験 範囲:第1回~第8回の授業で学習した内容 |
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10週 |
テスト返却と解説,前期前半の復習 テスト返却と前期前半の復習 |
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11週 |
交流回路に関する諸定理 重ね合わせの理 |
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12週 |
交流回路に関する諸定理 テブナンの定理 |
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13週 |
相互インダクタンス回路 自己誘導と相互誘導 |
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14週 |
相互インダクタンス回路 相互誘導回路の等価回路,演習問題 |
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15週 |
期末試験 範囲:第9回~第14回の授業で学習した内容 |
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16週 |
試験問題返却と解説,まとめ 期末試験の答案返却および解説,基礎電気回路3のまとめ |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 情報数学・情報理論 | 集合に関する基本的な概念を理解し、集合演算を実行できる。 | 3 | |
集合の間の関係(関数)に関する基本的な概念を説明できる。 | 3 | |
離散数学に関する知識をアルゴリズムの設計、解析に利用することができる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 小テスト・レポート提出 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 15 | 0 | 15 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 15 | 0 | 15 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |