プログラミング言語2

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 プログラミング言語2
科目番号 0029 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 教員作成の資料
担当教員 渡部 徹

到達目標

(1) Ruby言語を用いたプログラムが作成できる。
(2) ライブラリ(DXRuby)を利用したプログラムが作成できる。
(3) バージョン管理システムGitを利用したグループ開発ができる。
(4) 作成したプログラムについてのプレゼンテーションができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1Ruby言語の特徴をよく理解できる。Ruby言語の特徴を理解できる。Ruby言語の特徴を理解できない。
評価項目2Ruby言語の基本文法をよく理解できる。Ruby言語の基本文法を理解できる。Ruby言語の基本文法を理解できない。
評価項目3Ruby言語のプログラムを読み、その動作を正確に予測することがよくできる。Ruby言語のプログラムを読み、その動作を正確に予測することができる。Ruby言語のプログラムを読み、その動作を正確に予測することができない。
評価項目4Ruby言語を使ってプログラムを自分で作成することがよくできる。Ruby言語を使ってプログラムを自分で作成することができる。Ruby言語を使ってプログラムを自分で作成することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 J2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【冬季集中講義】島根県松江市在住のまつもとゆきひろ氏が開発したプログラミング言語Rubyを用いて、グループ開発を実践的に学ぶ。講義では、数人のグループで1つのゲームプログラムを作成する。グループ開発では、バージョン管理システムGitを用いたWebサービスGitHubを利用して進める。講義の最後には、作成したゲームプログラムについて、グループ毎にプレゼンテーションを行う。
授業の進め方・方法:
集中講義の授業に出席することを条件とする。その上で上記到達目標(1)~(3)の達成度をグループで作成するゲームプログラムを60%で評価する。また、レポート(グループ作業への貢献度の相互評価を含む)を20%で評価する。到達目標(4)を授業最後に実施するプレゼンテーションにより20%で評価する。以上を合計100%で評価する。最終的にこれらの評価の合計を本科目の成績とし、得点60点以上を合格とする。
注意点:
事前に DXRubyのチュートリアルを確認しておく事を勧める。
http://mirichi.github.io/dxruby-doc/index.html
授業中に不明な点があれば、疑問を残さず理解できるまで講師に質問するよう心がける。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 講義ガイダンス
グループ開発の進め方、プレゼンについて、グループ編成
2週 グループ開発の準備
GitHubおよびAWS educateのアカウント確認、環境構築、DXRubyの基礎、Gitの基礎
3週 グループ開発
4週 グループ開発
5週 グループ開発
6週 グループ開発
7週 グループ開発
8週 グループ開発
4thQ
9週 グループ開発
10週 グループ開発
11週 グループ開発、プレゼンテーション準備
12週 グループ開発、プレゼンテーション準備
13週 プレゼンテーション
14週 プレゼンテーション
15週 プレゼンテーション、まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。3
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。3
変数の概念を説明できる。3
データ型の概念を説明できる。3
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。3
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。3
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。3
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。3
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。3
主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。3
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。3
プログラミング言語は計算モデルによって分類されることを説明できる。3
主要な計算モデルを説明できる。3
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。3
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。3
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。3
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。3

評価割合

成果物レポートプレゼン態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合602020000100
基礎的能力0000000
専門的能力602020000100
分野横断的能力0000000