データベース技術

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 データベース技術
科目番号 0032 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 [教科書]白鳥則郎 監修, 三石大, 吉廣卓哉 著:データベース –ビックデータ時代の基礎−(共立出版)[参考書]増永良文著:リレーショナルデータベース入門[新訂版](サイエンス社)
担当教員 杉山 耕一朗

到達目標

(1)データベースの基礎理論の習得
(2)データベース操作言語 SQL の習得
(3)データベース設計理論の習得

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1データベースの基礎理論がよく理解できたデータベースの基礎理論が理解できたデータベースの基礎理論が理解できなかった
評価項目2データベース操作言語の基本を理解し,使いこなせるようになった.データベース操作言語の基本を理解し,使えるようになった.データベース操作言語の基本を理解できず,使うこともできない
評価項目3データベース設計のための基礎が良く理解できた.データベース設計のための基礎が理解できた.データベース設計のための基礎が理解できなかった

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現在,情報システムの基本要素として,データベースは重要な位置を占める.本講義では,データベースの主流であるリレーショナルデータベースを中心に,データベースの基礎理論, データ操作言語 SQL, およびデータベース設計理論を学習する.演習として, MySQLを用いたデータベースの作成・検索・修正を行う.
授業の進め方・方法:
座学を中心に行い, MySQL を用いた演習も取り入れる.
本科目では,到達目標(1)~(3)の達成度を,2回の試験と課題レポートの結果を総合して評価する.中間試験を35%,期末試験を45%,課題レポートを20%で評価し,60%以上を合格とする.
注意点:
(1) 課題を全て出さないと定期試験が受けられません.
(2) 評定が 36% 以上でないと再評価試験は受けられません.
(3) 本科目は学修単位科目であり,1回の授業(90分)に対して,180分以上の自学自習が必要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 データベースとは何か
データベースの目的と役割, データモデルとデータベースの種類
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。
2週 データベースのための基礎理論
集合, タプル, リレーション, 関数
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。
3週 リレーショナルデータモデル
リレーションスキーマ,リレーションと整合性制約
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。
4週 リレーショナル代数
リレーショナル代数, 集合演算, 関係演算
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。
5週 リレーショナル代数
リレーショナル代数, 集合演算, 関係演算
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。
6週 正規化
更新時異状,情報無損失分解, 関数従属性
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。
7週 正規化
更新時異状,情報無損失分解, 関数従属性
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。
8週 中間試験 試験により全体の理解度を評価する.
2ndQ
9週 データモデリング
データベース設計と実体関連図, データモデリングの方法
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。
10週 SQL
SQL の概念, テーブル, データ操作, ビュー, アクセス権限, 高度な問い合わせ
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。
11週 SQL
SQL の概念, テーブル, データ操作, ビュー, アクセス権限, 高度な問い合わせ
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。
12週 SQL
SQL の概念, テーブル, データ操作, ビュー, アクセス権限, 高度な問い合わせ
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。
13週 トランザクションと同時実行制御 データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。
14週 SQLの利用.
Ruby スクリプトからのデータベースアクセス&Web作成
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。
15週 SQLの利用 (セキュリティ対策).
Ruby スクリプトからのデータベースアクセス&Web作成.
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。
16週 期末試験 試験により全体の理解度を評価する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野その他の学習内容データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。3前1,前2,前3,前4,前6,前7,前9
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。3前10,前11,前12,前13,前14,前15

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000