概要:
現在,情報システムの基本要素として,データベースは重要な位置を占める.本講義では,データベースの主流であるリレーショナルデータベースを中心に,データベースの基礎理論, データ操作言語 SQL, およびデータベース設計理論を学習する.演習として, MySQLを用いたデータベースの作成・検索・修正を行う.
授業の進め方・方法:
座学を中心に行い, MySQL を用いた演習も取り入れる.
本科目では,到達目標(1)~(3)の達成度を,2回の試験と課題レポートの結果を総合して評価する.中間試験を35%,期末試験を45%,課題レポートを20%で評価し,60%以上を合格とする.
注意点:
(1) 課題を全て出さないと定期試験が受けられません.
(2) 評定が 36% 以上でないと再評価試験は受けられません.
(3) 本科目は学修単位科目であり,1回の授業(90分)に対して,180分以上の自学自習が必要である。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
データベースとは何か データベースの目的と役割, データモデルとデータベースの種類
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データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。
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2週 |
データベースのための基礎理論 集合, タプル, リレーション, 関数 |
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。
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3週 |
リレーショナルデータモデル リレーションスキーマ,リレーションと整合性制約 |
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。
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4週 |
リレーショナル代数 リレーショナル代数, 集合演算, 関係演算 |
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。
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5週 |
リレーショナル代数 リレーショナル代数, 集合演算, 関係演算 |
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。
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6週 |
正規化 更新時異状,情報無損失分解, 関数従属性
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データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。
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7週 |
正規化 更新時異状,情報無損失分解, 関数従属性 |
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。
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8週 |
中間試験 |
試験により全体の理解度を評価する.
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2ndQ |
9週 |
データモデリング データベース設計と実体関連図, データモデリングの方法 |
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。
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10週 |
SQL SQL の概念, テーブル, データ操作, ビュー, アクセス権限, 高度な問い合わせ
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データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。
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11週 |
SQL SQL の概念, テーブル, データ操作, ビュー, アクセス権限, 高度な問い合わせ |
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。
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12週 |
SQL SQL の概念, テーブル, データ操作, ビュー, アクセス権限, 高度な問い合わせ |
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。
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13週 |
トランザクションと同時実行制御 |
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。
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14週 |
SQLの利用. Ruby スクリプトからのデータベースアクセス&Web作成 |
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。
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15週 |
SQLの利用 (セキュリティ対策). Ruby スクリプトからのデータベースアクセス&Web作成. |
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。
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16週 |
期末試験 |
試験により全体の理解度を評価する.
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | その他の学習内容 | データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前6,前7,前9 |
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。 | 3 | 前10,前11,前12,前13,前14,前15 |