到達目標
(1)Linux サーバ構築・Linuxからのセンサ利用の基礎の習得
(2)スクリプト型言語 Ruby によるテキスト処理・数値データ処理およびソフトウェアのバージョン管理の基礎の習得
(3)OSS コミュニティへの理解
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | Linux サーバ構築・Linuxからのセンサ利用の基礎を良く理解している | Linux サーバ構築・Linuxからのセンサ利用の基礎を理解している | Linux サーバ構築・Linuxからのセンサ利用の基礎が理解できていない |
評価項目2 | スクリプト型言語を用いたデータ処理およびソフトウェアのバージョン管理が良くできる | スクリプト型言語を用いたデータ処理およびソフトウェアのバージョン管理ができる | スクリプト型言語を用いたデータ処理およびソフトウェアのバージョン管理ができない |
評価項目3 | OSS コミュニティを深く理解している | OSS コミュニティを理解している | OSS コミュニティを理解できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
ソフトウェアなものづくりにおいて,OSS (オープンソースソフトウェア; Open Source Software) の利用は欠かせない.本演習では IoT (Internet of Things) を題材に, OSS を最大限に利用する経験やデータ処理プログラミングを自製する経験を積むことを目標とする.Raspberry Pi を用いた温度センサーの構築から始めて, サーバの構築,ネットワーク経由でのセンサー制御やデータ収集, 収集した大量のデータを解析・可視化するためのプログラミング, git, github などを使った自作プログラムの公開, を行う. 加えて,地域コミュニティと協働でのOSSイベントを開催し,OSSの特徴である「コミュニティ」に対する理解を深める.
授業の進め方・方法:
授業は演習形式で行い,テーマ毎に課題を課す. 課題レポートとチェックテストの結果を総合して評価する.チェックテストを 30%,課題レポートを 70%で評価し,60%以上を合格とする. また, 地域の OSS 関連イベントへ自主的に参加しレポートや作品を作成した場合には,適宜加点する.
注意点:
授業中に不明な点があれば,疑問を後まで残さず,教員に質問するよう心がけること.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
Linux 管理 (1) LAMP 環境構築 |
Linux サーバ構築の基礎の修得
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2週 |
Linux 管理 (2) LAMP 環境構築 |
Linux サーバ構築の基礎の修得
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3週 |
Linux 管理 (3) セキュリティ対策 |
Linux サーバ構築の基礎の修得
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4週 |
バージョン管理 (1) git, github |
バージョン管理システムを説明できる
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5週 |
バージョン管理 (2) git, github |
バージョン管理システムを説明できる
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6週 |
IoTデバイス構築 (1) Raspberry Pi のセットアップ |
Linuxからのセンサ利用の基礎の修得
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7週 |
IoTデバイス構築 (2) Raspberry Pi でセンサー利用 |
Linuxからのセンサ利用の基礎の修得
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8週 |
IoTデバイス構築 (3) Raspberry Pi でセンサー利用 |
Linuxからのセンサ利用の基礎の修得
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4thQ |
9週 |
データ処理入門 (1) テキスト処理・数値データ処理 |
スクリプト型言語を用いたデータ処理を説明できる
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10週 |
データ処理入門 (2) テキスト処理・数値データ処理 |
スクリプト型言語を用いたデータ処理を説明できる
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11週 |
チェックテスト・講演会 OSS のライセンスと共同開発 |
試験により習熟度を計る OSS への理解を深める
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12週 |
IoTハンズオン |
OSS への理解を深める
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13週 |
ハッカソンイベント(1) 「松江 City Hack」高専出張版 |
OSS への理解を深める
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14週 |
ハッカソンイベント(2) 「松江 City Hack」高専出張版 |
OSS への理解を深める
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15週 |
ハッカソンイベント(3) 「松江 City Hack」高専出張版 |
OSS への理解を深める
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16週 |
ハッカソンイベント(4) 「松江 City Hack」高専出張版 |
OSS への理解を深める
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| チェックテスト | 課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 30 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |