OSSリテラシ 3

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 OSSリテラシ 3
科目番号 0040 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 授業で用意するスライドなど
担当教員 杉山 耕一朗

到達目標

(1)Linux サーバ構築・Linuxからのセンサ利用の基礎の習得
(2)スクリプト型言語 Ruby によるテキスト処理・数値データ処理およびソフトウェアのバージョン管理の基礎の習得
(3)OSS コミュニティへの理解

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1Linux サーバ構築・Linuxからのセンサ利用の基礎を良く理解しているLinux サーバ構築・Linuxからのセンサ利用の基礎を理解しているLinux サーバ構築・Linuxからのセンサ利用の基礎が理解できていない
評価項目2スクリプト型言語を用いたデータ処理およびソフトウェアのバージョン管理が良くできるスクリプト型言語を用いたデータ処理およびソフトウェアのバージョン管理ができるスクリプト型言語を用いたデータ処理およびソフトウェアのバージョン管理ができない
評価項目3OSS コミュニティを深く理解しているOSS コミュニティを理解しているOSS コミュニティを理解できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 J2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ソフトウェアなものづくりにおいて,OSS (オープンソースソフトウェア; Open Source Software) の利用は欠かせない.本演習では IoT (Internet of Things) を題材に, OSS を最大限に利用する経験やデータ処理プログラミングを自製する経験を積むことを目標とする.Raspberry Pi を用いた温度センサーの構築から始めて, サーバの構築,ネットワーク経由でのセンサー制御やデータ収集, 収集した大量のデータを解析・可視化するためのプログラミング, git, github などを使った自作プログラムの公開, を行う. 加えて,地域コミュニティと協働でのOSSイベントを開催し,OSSの特徴である「コミュニティ」に対する理解を深める.
授業の進め方・方法:
授業は演習形式で行い,テーマ毎に課題を課す. 課題レポートとチェックテストの結果を総合して評価する.チェックテストを 30%,課題レポートを 70%で評価し,60%以上を合格とする. また, 地域の OSS 関連イベントへ自主的に参加しレポートや作品を作成した場合には,適宜加点する.
注意点:
授業中に不明な点があれば,疑問を後まで残さず,教員に質問するよう心がけること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 Linux 管理 (1)
LAMP 環境構築
Linux サーバ構築の基礎の修得
2週 Linux 管理 (2)
LAMP 環境構築
Linux サーバ構築の基礎の修得
3週 Linux 管理 (3)
セキュリティ対策
Linux サーバ構築の基礎の修得
4週 バージョン管理 (1)
git, github
バージョン管理システムを説明できる
5週 バージョン管理 (2)
git, github
バージョン管理システムを説明できる
6週 IoTデバイス構築 (1)
Raspberry Pi のセットアップ
Linuxからのセンサ利用の基礎の修得
7週 IoTデバイス構築 (2)
Raspberry Pi でセンサー利用
Linuxからのセンサ利用の基礎の修得
8週 IoTデバイス構築 (3)
Raspberry Pi でセンサー利用
Linuxからのセンサ利用の基礎の修得
4thQ
9週 データ処理入門 (1)
テキスト処理・数値データ処理
スクリプト型言語を用いたデータ処理を説明できる
10週 データ処理入門 (2)
テキスト処理・数値データ処理
スクリプト型言語を用いたデータ処理を説明できる
11週 チェックテスト・講演会
OSS のライセンスと共同開発
試験により習熟度を計る
OSS への理解を深める
12週 IoTハンズオン OSS への理解を深める
13週 ハッカソンイベント(1)
「松江 City Hack」高専出張版
OSS への理解を深める
14週 ハッカソンイベント(2)
「松江 City Hack」高専出張版
OSS への理解を深める
15週 ハッカソンイベント(3)
「松江 City Hack」高専出張版
OSS への理解を深める
16週 ハッカソンイベント(4)
「松江 City Hack」高専出張版
OSS への理解を深める

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

チェックテスト課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合30700000100
基礎的能力0000000
専門的能力30700000100
分野横断的能力0000000