到達目標
TCP/IP(v4)の基礎について理解している。
ファイヤーウォールについて理解している。
RIPについて理解している。
OSPFについて理解している。
BGPについて理解している。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
ファイヤーウォール | 危険な通信の遮断、必要のないICMPの遮断などを理解して、ファイヤーウォールルールを設定し、確認できる。 | ウェブ、メイル、DNSなど必要なサービスを通過、遮断をするファイヤーウォールルールを設定・確認できる。 | ファイヤーウォールルールを設定・確認できない。 |
RIP | RIPを良く理解し、RIPのトラブルに対処できる。 | RIPを設定し、動作を確認できる。 | RIPを設定・確認ができない。 |
OSPF | OSPFを良く理解し、OSPFのトラブルに対処できる。 | OSPFを設定し、動作を確認できる。 | OSPFを設定・確認ができない。 |
BGP | BGPを良く理解し、BGPのトラブルに対処できる。 | BGPを設定し、動作を確認できる。 | BGPを設定し、動作を確認できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本科目の目標は、「ネットワーク管理1」に引き続き、インターネットに代表される情報ネットワークの仕組みについて実践的に理解することにある。本科目では、TCP/IP(v4)プロトコルの理解に基づき、より実際的なネットワーク管理を通じて、インターネット技術の理解を目指す。特に、セキュリティにおいて重要なファイヤーウォールなどの動作の基本的な理解と、動的ルーティングの動作の理解を通じて、より実践的な理解を目指す。
なお,本科目は,情報処理学会が策定したIPSJ-SE推奨カリキュラムの「デジタル通信とコンピュータネットワークおよび演習」中の主要な内容に対応する(このカリキュラムはIEEE/ACM-CCSEカリキュラム:network communication basicにも対応).
授業の進め方・方法:
到達目標(1)~(5)の到達度を,約20本程度の課題で評価し、これをもって本科目の総合評価とする。総合評価が100点満点中60点以上であることを合格の条件とする。
注意点:
「ネットワークシステム1」の内容について理解していること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
複雑なネットワーク構成 冗長性の高いネットワークを実際に構築し、導通を確認する。
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複数のインターフェースを設定・接続し、それぞれの通信を確認できる。
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2週 |
セキュリティとパケット IP的に危険なパケットについてセキュリティの観点から学ぶ。
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パケットフィルタリングにおける基礎を理解できる。
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3週 |
ファイヤーウォール I パケットフィルタリング型ファイヤーウォールの原理について学ぶ。
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基礎的なファイヤーウォールルールを記述できる。
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4週 |
ファイヤーウォール II 実際に、ファイヤーウォールを構築し、動作を確認する。
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具体的な通信に対して、ファイヤーウォールルールを記述できる。
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5週 |
静的ルーティング 複雑なトポロジーを持つネットワークで静的ルーティングを用いて、設定する。
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複数のインターフェースを持つノードにおいて、静的経路制御を設定し、確認ができる。
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6週 |
動的ルーティング 動的ルーティングの基本について学ぶ。
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動的ルーティングの基礎を理解する。
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7週 |
RIP I 距離ベクトル型を理解した上で、QuaggaのRIPの設定を行い、動作の確認を行う。
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RIPの基礎を理解し、動作を確認できる。
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8週 |
RIP II 隣接からのRIPメッセージの確認を行い、障害時の動的ルーティングを観察する。
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複雑なネットワークにおいて、RIPを設定し、動作を確認できる。
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4thQ |
9週 |
OSPF I リンク状態型アルゴリズムを理解する。
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OSPFの基礎を理解し、動作を確認できる。
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10週 |
OSPF II Quagga の OSPF で設定し、動作の確認を行う。
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複雑なネットワークにおいて、OSPFを設定し、動作を確認できる。
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11週 |
OSPF III OSPFによる障害時のルーティングを観察し、動作を確認する。
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障害を再現し、OSPFによる迂回ルーティングの動作を確認できる。
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12週 |
BGP I インターネットを支えるAS間ルーティングの概略を理解する。
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BGPの基礎を理解する。
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13週 |
BGP II BGPメッセージを理解し、BGPを実際に設定を行う。
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BGPを設定し、ピアとの接続を確認できる。
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14週 |
BGP III BGPにおけるパス集合と、実際の経路との関係について理解を深める。
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ASのポリシーを反映したBGP設定を行い、障害時の動作についてパスと経路から確認できる。
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15週 |
まとめと復習 動的ルーティングについてまとめをし、これまでの課題について確認をする。
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これまでの課題を確認し、BGPとOSPFの同時利用などを設定し、動作確認ができる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 40 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 40 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 20 |