到達目標
(1)オブジェクト指向によるシステム分析・設計の概念を理解できた.
(2)UML法によるシステム分析・設計の進め方について理解し,初歩的なシステムの分析・設計書を作成できるようになった.
(3)システムの分析・設計を体験することでシステム作りの基本を理解できた.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | オブジェクト指向によるシステム分析・設計の概念を完全に理解した。 | オブジェクト指向によるシステム分析・設計の概念を理解した。 | オブジェクト指向によるシステム分析・設計の概念を理解していない。 |
評価項目2 | UML法によるシステム分析・設計の進め方について理解し,初歩的なシステムの分析・設計書を作成できる。 | UML法によるシステム分析・設計の進め方について理解した。 | UML法によるシステム分析・設計の進め方について理解していない。 |
評価項目3 | システムの分析・設計を体験することでシステム作りの基本を完全に理解した。 | システムの分析・設計を体験することでシステム作りの基本を理解した。 | システムの分析・設計を体験することでシステム作りの基本を理解していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
オブジェクト指向による分析・設計・プログラミングの基本を理解し,実際に演習で分析・設計・プログラミングを行って体得する.システム開発にはシステムの分析・設計が最も重要な作業であることは「ソフトウェア工学1」で既に体験している.ここではこの分析・設計をオブジェクト指向の特徴を生かして行い,その結果をプログラミングに引継いでいくことを体得する.
ソフトウェア工学1で学んだ構造化手法と比較しながら,オブジェクト指向の本質を理解する.オブジェクト指向手法としては国際標準のUML法を使って理解し,CASEツールによる演習を通じて分析・設計の方法を理解できるようにする. オブジェクト指向プログラミングでは,分析・設計結果のJava言語による実装法を演習する.またオブジェクト指向言語であるJavaの考え方と基本について理解する.
授業の進め方・方法:
到達目標(1)~(3)の到達度を,
・中間試験 30%
・期末試験 30%
・不定期授業課題(実習を含む) 40%
の割合で評価し,これらの合計を本科目の総合評価とする.総合評価が100点満点中60点以上であることを合格の条件とする.
注意点:
本科目は学修単位科目であり,1回の授業(90分)に対して,180分以上の自学自習が必要である。なお,本科目は原則再試験を行わない(出席率が2/3以上ある場合考慮する).
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オブジェクト指向手法とは オブジェクト指向手法の誕生の背景,UML法の位置付け,オブジェクト指向プログラミング言語の進化
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評価項目3を理解
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2週 |
オブジェクト指向分析(1) ユースケース図の描き方、演習
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評価項目3を理解
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3週 |
オブジェクト指向分析(2) アクティビティ図の描き方、演習
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評価項目1,評価項目2を理解
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4週 |
オブジェクト指向分析(3) ユースケース記述書の作成方法、演習
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評価項目1,評価項目2を理解
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5週 |
オブジェクト指向分析(4) オブジェクト図の作成方法、演習
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評価項目1,評価項目2を理解
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6週 |
オブジェクト指向分析(5) 概要クラス図の作成方法、演習
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評価項目1,評価項目2を理解
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7週 |
中間試験 試験により学習した内容の理解度を評価する. |
評価項目1~3の理解度を測る
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8週 |
オブジェクト指向分析(6) コミュニケーション図の作成方法、演習 |
評価項目1,評価項目2を理解
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2ndQ |
9週 |
オブジェクト指向分析(7) 概要シーケンス図の作成方法、演習 |
評価項目1,評価項目2を理解
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10週 |
オブジェクト指向分析(8) ステートマシン図の作成方法、演習
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評価項目1,評価項目2を理解
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11週 |
オブジェクト指向分析(9) コンポーネント図、配置図の作成方法、演習 |
評価項目1,評価項目2を理解
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12週 |
オブジェクト指向分析(10) 詳細クラス図、詳細シーケンス図の作成方法、演習 |
評価項目1,評価項目2,評価項目3を理解
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13週 |
オブジェクト指向プログラミング(1) 設計に基づくプログラミング演習 |
評価項目1,評価項目2,評価項目3を理解
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14週 |
オブジェクト指向プログラミング(2) 設計に基づくプログラミング演習 |
評価項目1,評価項目2,評価項目3を理解
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15週 |
期末試験 試験により学習した内容の理解度を評価する.
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評価項目1~3の理解度を測る
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16週 |
システム分析・設計手法総論 期末試験レビュー,オブジェクト指向分析・設計手法の総まとめ
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評価項目1,評価項目2,評価項目3を理解
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 中間試験 | 期末試験 | 課題・演習 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 30 | 40 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 12 | 12 | 17 | 0 | 0 | 0 | 41 |
専門的能力 | 13 | 13 | 18 | 0 | 0 | 0 | 44 |
分野横断的能力 | 5 | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 15 |