Webシステム

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 Webシステム
科目番号 0049 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:小川雄大,“パーフェクトPHP”,技術評論社
担当教員 廣瀬 誠

到達目標

(1) クライアントーサーバモデルの基礎を理解する
(2) Webサービスの基礎を理解する
(3) PHPの基礎を理解する
(4) PHPを用いたサーバサイドプログラミングの基礎を体得する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1クライアントーサーバモデルの基礎を完全に理解した。クライアントーサーバモデルの基礎を理解した。クライアントーサーバモデルの基礎を理解していない。
評価項目2Webサービスの基礎を完全に理解した。Webサービスの基礎を理解した。Webサービスの基礎を理解していない。
評価項目3PHPの基礎を完全に理解した。PHPの基礎を理解した。PHPの基礎を理解していない。
評価項目4PHPを用いたサーバサイドプログラミングの基礎を体得した。PHPを用いたサーバサイドプログラミングの基礎をおおよそ体得した。PHPを用いたサーバサイドプログラミングの基礎を体得できていない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 2 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 5 説明 閉じる

教育方法等

概要:
近年,コンピュータによるサービスがブラウザを介したクラウドサービスへ移行してきている.クラウドサービスは,個別のコンピュータを持つことなくいつでもどこでもサービスを受けられることが利点であり,そのサービスは益々多様化すると思われる。
そのサービスの中心となっているのが,クライアント-サーバモデルにおけるサーバ側のプログラムである.このプログラムは従来のHTMLのみよるページ提供とは異なり,クライアントの要求に対して動的にページを作成しリプライする.本科目では,この仕組みの基礎およびサーバーサイドのウェブプログラミングの基礎を学習する.
授業の進め方・方法:
到達目標(1)~(3)の到達度を,
・期末試験 60%
・不定期授業課題(実習を含む) 40%
の割合で評価し,これらの合計を本科目の総合評価とする.総合評価が100点満点中60点以上であることを合格の条件とする. なお,不定期授業課題の点数は2/3以上の提出を必要とする(以下の場合は0点とする).
注意点:
本科目は,3年生科目の「情報工学実験1(WWW入門)」で学習した内容(静的ページ作成よるウェブサイト構築)を拡張(動的ページ作成によるウェブサイト構築)したものである.基本的に,データベースは利用しない(後期データベース技術にて実施).なお,本科目は原則再試験を行わない.
本科目は学修単位科目であり,1回の授業(90分)に対して,180分以上の自学自習が必要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 クライアントーサーバモデルの基礎知識
・クライアントーサーバモデルの基礎
クライアントーサーバモデルの基礎を理解する
2週 Webサービスの基礎
・クラウドサービスの基礎,その種類
Webサービスの基礎を理解する
3週 クラウドサービス提供のための環境構築
・XAMPPを用いた開発環境の構築
Webサービスの基礎を理解する
開発環境を理解する
4週 PHPの基礎(1)
・PHPとは.コンパイラ型言語とインタプリタ型言語.Hello World
PHPの基礎を理解する
PHPを用いたサーバサイドプログラミングの基礎を体得するする
5週 PHPの基礎(2)
・基本的な構文
PHPの基礎を理解する
PHPを用いたサーバサイドプログラミングの基礎を体得するする
6週 PHPの基礎(3)
・型と演算子
PHPの基礎を理解する
PHPを用いたサーバサイドプログラミングの基礎を体得するする
7週 PHPの基礎(4)
・制御構造と関数
PHPの基礎を理解する
PHPを用いたサーバサイドプログラミングの基礎を体得するする
8週 PHPの基礎(5)
・セッション
PHPの基礎を理解する
PHPを用いたサーバサイドプログラミングの基礎を体得するする
2ndQ
9週 PHPの基礎(5)
・クラスとオブジェクト①
PHPの基礎を理解する
PHPを用いたサーバサイドプログラミングの基礎を体得するする
10週 PHPの基礎(6)
・クラスとオブジェクト②
PHPの基礎を理解する
PHPを用いたサーバサイドプログラミングの基礎を体得するする
11週 ウェブアプリケーションの基礎(1)
・フォームによるプログラミング
PHPの基礎を理解する
PHPを用いたサーバサイドプログラミングの基礎を体得するする
12週 ウェブアプリケーションの基礎(2)
・セッション管理
PHPの基礎を理解する
PHPを用いたサーバサイドプログラミングの基礎を体得するする
13週 ウェブアプリケーションの基礎(3)
・フレームワーク
PHPの基礎を理解する
PHPを用いたサーバサイドプログラミングの基礎を体得するする
14週 ウェブアプリケーションの基礎(4)
・セキュリティ
PHPの基礎を理解する
PHPを用いたサーバサイドプログラミングの基礎を体得するする
15週 期末試験
・第9~14回までの授業内容について期末試験を行う.
試験にて習熟度をはかる
16週 ウェブプログラミング手法総論
期末試験レビュー,ウェブプログラミング手法の総まとめ
ウェブアプリケーション、サービスの最新動向、セキュリティについて学ぶ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野システムプログラムコンピュータシステムにおけるオペレーティングシステムの位置づけを説明できる。3
プロセス管理やスケジューリングなどCPUの仮想化について説明できる。3
形式言語の概念について説明できる。3
オートマトンの概念について説明できる。3
コンパイラの役割と仕組みについて説明できる。3

評価割合

中間試験期末試験課題・演習態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合06040000100
基礎的能力0252000045
専門的能力0251500040
分野横断的能力010500015