プログラミング言語Ⅳ

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 プログラミング言語Ⅳ
科目番号 0057 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業・演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:飯塚泰樹他,”Javaで入門 はじめてのプログラミング 基礎からオブジェクト指向まで”
担当教員 廣瀬 誠

到達目標

(1) Javaプログラミングの基礎を体得する
(2) UMLとJavaの関係を体得する
(3) Javaの活用を体得する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1Javaプログラミングの基礎を完全に理解した。Javaプログラミングの基礎を理解した。Javaプログラミングの基礎を理解していない。
評価項目2UMLとJavaの関係を完全に理解した。UMLとJavaの関係を理解した。UMLとJavaの関係を理解していない。
評価項目3Javaの活用を完全に理解した。Javaの活用を理解した。Javaの活用を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 J2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
オブジェクト指向に基づく言語はプログラミングの基礎としてデファクトスタンダードになりつつある。本講義では、Java言語によるプログラミングの基礎を習得する。また、UMLによる設計とJavaコードへの落とし込みについて学ぶ。さらに、開発したコードの活用、テスト手法などについて学ぶ。
授業の進め方・方法:
到達目標(1)~(5)の到達度を、
・中間試験 30%
・期末試験 30%
・不定期授業課題(実習を含む) 40%
の割合で評価し、これらの合計を本科目の総合評価とする。総合評価が100点満点中60点以上であることを合格の条件とする。
注意点:
本科目は、C言語によるプログラミング、UMLによる設計、ソフトウェア開発工程の基礎を学習していることを原則とする。また、1/2以上出席を条件とする。なお、再試験は2/3以上出席のものについてのみ実施する。
本科目は学修単位科目であり,1回の授業(90分)に対して,180分以上の自学自習が必要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 Java言語の基礎(1) Javaプログラミングの基礎を理解する
2週 Java言語の基礎(2) Javaプログラミングの基礎を理解する
3週 Java言語の基礎(3) Javaプログラミングの基礎を理解する
4週 Java言語の基礎(4) Javaプログラミングの基礎を理解する
5週 Java言語の基礎(5) Javaプログラミングの基礎を理解する
6週 オブジェクト指向プログラミング(1)
(javaプログラミングとUML)
UMLからJavaコードへ
7週 オブジェクト指向プログラミング(2)
(javaプログラミングとUML)
UMLからJavaコードへ
8週 中間試験
・第1~7週までの授業内容について期末試験を行う.
試験により習熟度をはかる
4thQ
9週 オブジェクト指向プログラミング(3)
(javaプログラミングとUML)
UMLからJavaコードへ
10週 デザインパターン(1) Javaプログラミング技法を学ぶ
11週 デザインパターン(2) Javaプログラミング技法を学ぶ
12週 デザインパターン(3) Javaプログラミング技法を学ぶ
13週 Javadoc(1) Javaによる仕様書作成を学ぶ
14週 Javadoc(2) Javaによる仕様書作成を学ぶ
15週 期末試験
・第1~14週までの授業内容について期末試験を行う.
試験により習熟度をはかる
16週 期末試験レビュー
ソフトウェア開発の総まとめ
ソフトウェア開発工程、UMLなどによる設計、Java言語による開発、テストに基づき、オブジェクト指向によるソフトウェア開発のサイクルを総まとめする

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。3
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。3
変数の概念を説明できる。3
データ型の概念を説明できる。3
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。3
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。3
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。4
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。4
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。4
プログラミング言語は計算モデルによって分類されることを説明できる。4
主要な計算モデルを説明できる。4
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。4
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。4
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。4
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。4

評価割合

中間試験期末試験課題・演習態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合303040000100
基礎的能力15152000050
専門的能力10101500035
分野横断的能力55500015