環境・建設工学創造演習

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 環境・建設工学創造演習
科目番号 0009 科目区分 専門 / 必履修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境・建設工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書: 特になし
担当教員 武邊 勝道,荒尾 慎司,坪倉 佑太,周藤 将司

到達目標

(1)環境・建設工学の基本的な実験・実習を行い,多方面の基礎力を養成する.
(2)実験結果を論理的に考察し,レポート作成を通じて,文書作成能力を養成する.
(3)実験・実習の成果発表会を開催し,プレゼンテーション能力と話を聞く力を養成する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1環境・建設工学の基本的な実験・実習を行い,多方面の基礎力がよく身についている.環境・建設工学の基本的な実験・実習を行い,多方面の基礎力が身についいている.環境・建設工学の基本的な実験・実習を行い,多方面の基礎力が身についていない.
評価項目2実験結果を論理的に考察し,レポート作成を通じて,文書作成能力が優れている.実験結果を論理的に考察し,レポート作成を通じて,文書作成能力がある.実験結果を論理的に考察し,レポート作成を通じて,文書作成能力が十分でない.
評価項目3実験・実習の成果発表会を開催し,プレゼンテーション能力と話を聞く力が優れている.実験・実習の成果発表会を開催し,プレゼンテーション能力と話を聞く力がある.実験・実習の成果発表会を開催し,プレゼンテーション能力と話を聞く力がない。

学科の到達目標項目との関係

環境・建設工学科教育目標 C2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
2年生から始まる各種の専門科目理解度を深めることを目的として,基礎的な実験・実習を通して,化学現象・物理現象をより深く理解する力を身に着ける.特に,専門科目の導入として,楽しみながら,専門科目の実験・実習を行い,エンジニアにとって,必要不可欠な文書作成能力,プレゼンテーション能力を養成することを目的とする.
授業の進め方・方法:
到達目標(1),(2)および(3)について,
「課題提出(レポート及び作品を含む)=100%」で成績を評価する.各課題は,提出回数,授業内容が理解できているか,テーマについて自主的に調べたかどうか,自分の考えをしっかり書けているかどうかを総合的に評価する.
その結果,50%以上を合格とする.
注意点:
毎回の授業に集中し,各グループで協力して,実験を進めることが重要である.
特に,基礎学力を身に着けようとする姿勢で授業に取り組むこと

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス,環境工学の基礎知識(1) 本授業のガイダンスを行うとともに,環境工学の基礎を理解する.
2週 環境工学の基礎知識(2)
環境工学の基礎を理解する.
3週 環境工学実験(1) 環境工学に関する実験を行い,基礎知識を身に着ける.
4週 環境工学実験(2) 環境工学に関する実験を行い,基礎知識を身に着ける.
5週 水理学の基礎知識及び演習(1) 水理学における基本的に知識を理解するとともに,演習を行い,理解を深める.
6週 水理学の基礎知識及び演習(2) 水理学における基本的に知識を理解するとともに,演習を行い,理解を深める.
7週 構造力学の基礎知識・構造力学に関する演習(1) 構造力学における幅広い知識を理解する.
8週 構造力学に関する演習(2) 演習及び模型作成を通じて,構造力学の基礎を理解する.
4thQ
9週 構造力学に関する演習(3) 演習及び模型作成を通じて,構造力学の基礎を理解する.
10週 構造力学に関する演習(4) 演習及び模型作成を通じて,構造力学の基礎を理解する.
11週 材料力学に関する基礎実験(1) 材料実験を行い,材料力学の基礎を理解する.
12週 材料力学に関する基礎実験(2) 材料実験を行い,材料力学の基礎を理解する.
13週 材料力学に関する基礎実験(3) 材料実験を行い,材料力学の基礎を理解する.
14週 トンネル工学・道路工学について, トンネル工学および道路工学の基礎を理解する.
15週 構造力学演習に基づく成果発表会 模型実験を行い,その成果を発表する.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料材料に要求される力学的性質及び物理的性質に関する用語、定義を説明できる。2
施工・法規トンネル工の目的と施工法について、説明できる。3後14
分野別の工学実験・実習能力建設系分野【実験・実習能力】建設系【実験実習】各種構造形式(コンクリート、金属などによる)による試験体を用いた載荷実験を行い、変形の性状などを力学的な視点で観察することができる。3後6

評価割合

課題及びレポート合計
総合評価割合100100
基礎的能力100100
専門的能力00
分野横断的能力00