科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 CAD2
科目番号 0010 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 : 1
開設学科 環境・建設工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:やさしく学ぶSketchUp(エクスナレッジ)参考書:やさしく学ぶJw_cad (エクスナレッジムック)
担当教員 広瀬 望

到達目標

建築物の課題や改善策を考察できる。
建築構造物の立体的表現手法を身に着け、提示することができる。
3D CAD製図方法の基礎が理解できる。
建築物の空間を創造し、そのイメージを文章と図で表現する初歩的な方法を身に付ける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1建築物の課題や改善策を正しく考察できる。建築物の課題や改善策を考察できる。建築物の課題や改善策を考察できない。
評価項目2建築構造物の立体的表現手法を身に着け、提示することが適切にできる。建築構造物の立体的表現手法を身に着け、提示することができる。建築構造物の立体的表現手法を身に着け、提示することができない。
評価項目33D CAD製図方法の基礎が正しく理解できる。3D CAD製図方法の基礎が理解できる。3D CAD製図方法の基礎が理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
住宅などの建築物は、三次元イメージによるプレゼンテーションが一般化しつつある。効果的な訴求を行うためには、提案内容を具体的に取りまとめ、魅力ある提案手法を身に着ける必要がある。
本演習は建築の三次元プレゼンテーションの手法を習得することを通じて、建築の研究や実務に必要となる立体感覚を養うとともに、効果的な提案手法を身に着けることを目的とする。このため三次元CADの基礎知識を学び、空間を創造するイメージを表現する実習を通じて、建築表現の手法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
到達目標(1)、(2)、(3)、(4)について課題で評価する。
評価割合は、課題100%で行う。ただし、課題は、全課題を提出することによって評価を受けることができる。 50点以上(100点満点)を合格とする。
注意点:
1. CAD1で学習した製図の基本知識、立体図形のイメージアップが重要です。
復習、再確認をしておいてください。
2. CAD1の教科書が必要です。
3. データバックアップのためにUSBメモリを用意してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 受講導入•授業の目的と実施内容の理解
受講および課題提出要領
2週 3D CADの基礎1
3次元CADの基本概念および基本機能を概説し,演習を行う.
3週 3D CADの基礎2
形状モデルを用いた基本形状の体積演算および掃引・回転による立体形状作成演習を行う.
4週 3D CADの基礎3
サーフェスモデリングおよびメッシュオブジェクトの作成演習を行う.
5週 3D CADの基礎4
様々なレンダリング技法による処理の演習を行う.
6週 課題1 既存の2次元図面からの3Dモデルの作成1
既存住宅の2次元図面(平面図のみ)からSketchUPによる3Dモデル作成の基礎を学ぶ.
7週 課題1 既存の2次元図面からの3Dモデルの作成2
既存住宅の2次元図面(平面図のみ)からSketchUPによる3Dモデル作成の基礎を学ぶ.
8週 課題2 建築計画に関する課題演習1
「例(15年後の自分の住まい)」計画案の立案/全体レイアウト企画
4thQ
9週 課題2 建築計画に関する課題演習2
Jw- CADを用いた平面図作成/ SketchUpへのデータ移動および外観モデルの作成
10週 課題2 建築計画に関する課題演習3
SketchUpへのデータ移動および外観モデルの作成
11週 課題2 建築計画に関する課題演習4
外観モデル作成
12週 課題2 建築計画に関する課題演習5
内観モデル作成(続き)
13週 課題2 建築計画に関する課題演習6
内観モデル作成(続き)
14週 課題演習
プレゼンテーションボード作成
15週 課題 建築計画に関する成果発表1
作成した発表資料を用いて,プレゼンテーションを行い,評価する.
16週 課題 建築計画に関する成果発表2
作成した発表資料を用いて,プレゼンテーションを行い,評価する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野製図製図用具の種類を理解している。2
線と文字の種類を説明できる。2
平面図形と投影図の描き方について、説明できる。2
CADハードウエアの種類を理解している。2
CADソフトウェアの機能を説明できる。2
図形要素の作成と修正について、説明できる。2
画層の管理を説明できる。2
図面の出力(印刷)ができる。2
図の配置、尺度、表題欄、寸法と寸法線の規約について、説明できる。2

評価割合

課題合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力100100
分野横断的能力00