到達目標
(1)ノートを確実に取る習慣を身に付け,演習問題に授業時間内に集中して取り組むことができる。
(2)圧密の定義が説明でき,圧密の最終沈下量および圧密時間を計算できる。
(3)正規圧密状態,過圧密状態の定義が説明でき,e-logp曲線を描くことができる。
(4)有効応力の考え方,土被り圧の計算法を確実に理解する。
(5)ブーシネスクの応力解の使い方,重ね合わせの原理が成立することを理解できる。
(6)クーロンの破壊規準式を覚え,その考え方が説明できる。
(7)土の内部応力および土の強度定数を計算できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 評価1 | ノートを確実に取る習慣を身に付け,演習問題に授業時間内に集中して取り組むことが正しくできる。 | ノートを確実に取る習慣を身に付け,演習問題に授業時間内に集中して取り組むことができる。 | ノートを確実に取る習慣を身に付け,演習問題に授業時間内に集中して取り組むことができない. |
| 評価2 | 圧密の定義が説明でき,圧密の最終沈下量および圧密時間を正しく計算できる。 | 圧密の定義が説明でき,圧密の最終沈下量および圧密時間を計算できる。 | 圧密の定義が説明でき,圧密の最終沈下量および圧密時間を計算できない。 |
| 評価3 | ブーシネスクの応力解の使い方,重ね合わせの原理が成立することを正しく理解できる。 | ブーシネスクの応力解の使い方,重ね合わせの原理が成立することを理解できる。 | ブーシネスクの応力解の使い方,重ね合わせの原理が成立することを理解できない。 |
| 評価4 | 土の内部応力および土の強度定数を正しく計算できる。 | 土の内部応力および土の強度定数を計算できる。 | 土の内部応力および土の強度定数を計算できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
土構造物,基礎として土でできた地盤を用いることが多く,土木技術者は土についての知識が必要である。より設計の実務に近い4年の土質工学に連携するため,土を工学的に取り扱うための基礎的事項について3年では学習する。後期では,土の圧密,土のせん断強さ,地中の応力について学習する。式は前期ほど覚える必要がないが,その考え方を理解してほしい。
授業の進め方・方法:
到達目標(2)~(4)について中間試験で評価する。到達目標(5)~(7)について期末試験で評価する。到達目標(1)についてノート提出および演習レポートで評価する。成績は「試験=80%,平常点=20%の割合」で評価する。
試 験 80%(中間30%,期末50%)
平常点 20%(ノート5%,演習レポート15%) 欠席2点減点
ノートの提出および全レポートの提出が合格の必要条件
中間試験の得点50点未満の学生は、中間試験の再試験(期末試験より前に行う)を受けることができます。評点が50点未満の学生は、期末試験の再試験を受けることができます。
注意点:
予習は不要ですが,授業に集中してください。ノートを主とした授業ですので,ノートを必ずとりましょう。
演習問題は授業中に集中してやりましょう。授業中にやろうとしない場合は,演習の点はありません。なお,演習レポートは,正答を提示した後は一切受け取りません。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
土の圧密とは |
(2)圧密の定義が説明でき,圧密の最終沈下量および圧密時間を計算できる。
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| 2週 |
最終圧密沈下量の計算法 |
(2)圧密の定義が説明でき,圧密の最終沈下量および圧密時間を計算できる。
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| 3週 |
圧密時間の計算法 |
(2)圧密の定義が説明でき,圧密の最終沈下量および圧密時間を計算できる。
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| 4週 |
土の圧密【演習】 |
(1)ノートを確実に取る習慣を身に付け,演習問題に授業時間内に集中して取り組むことができる。
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| 5週 |
正規圧密・過圧密 |
(3)正規圧密状態,過圧密状態の定義が説明でき,e-logp曲線を描くことができる。
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| 6週 |
地中の応力 |
(5)ブーシネスクの応力解の使い方,重ね合わせの原理が成立することを理解する。
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| 7週 |
地中の応力【演習】 |
(1)ノートを確実に取る習慣を身に付け,演習問題に授業時間内に集中して取り組むことができる。
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| 8週 |
【中間試験】第1回~第5回の範囲,50分,電卓可
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| 4thQ |
| 9週 |
クーロンの破壊規準 |
(6)クーロンの破壊規準式を覚え,その考え方が説明できる。
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| 10週 |
ダイレイタンシーと過剰間隙水圧,一面せん断試験 |
(7)土の内部応力および土の強度定数を計算できる。
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| 11週 |
三軸圧縮試験 |
(7)土の内部応力および土の強度定数を計算できる。
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| 12週 |
土のせん断強さ【演習】 |
(1)ノートを確実に取る習慣を身に付け,演習問題に授業時間内に集中して取り組むことができる。
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| 13週 |
粘性土・砂質土のせん断特性 |
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| 14週 |
砂地盤の液状化,土の毛管現象 |
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| 15週 |
【期末試験】第6回,第7回,第9回~第14回の範囲,90分,電卓可
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| 16週 |
試験の返却及び解答の説明 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 地盤 | 土のせん断試験を説明できる。 | 4 | 後10,後11 |
| 土のせん断特性を説明できる。 | 4 | 後13 |
| 土の破壊規準を説明できる。 | 4 | 後9 |
| 地盤内応力を説明できる。 | 4 | 後6 |
| 有効応力の原理を説明できる。 | 4 | 後3 |
| 土の圧密現象及び一次元圧密理論について、説明できる。 | 4 | 後1 |
| 圧密沈下の計算を説明できる。 | 4 | 後2,後3 |
| 飽和砂の液状化メカニズムを説明できる。 | 4 | 後14 |
| 地盤改良工法や液状化対策工法について、説明できる。 | 3 | 後14 |
| 地盤調査の分類と内容について、説明できる。 | 3 | 後13 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
| 総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
| 基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
| 専門的能力 | 80 | 20 | 100 |
| 分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |