地域建設史

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 地域建設史
科目番号 0023 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境・建設工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 西田雅嗣・矢ヶ崎善太郎:建築の歴史(学芸出版社)
担当教員 武邊 勝道,淺田 純作

到達目標

(1)西洋・日本・近代の建築の歴史の知識がある。
(2)山陰地域の代表的な建造物の知識がある。
(3)国土と地域の定義ができ、地域の歴史、風土を理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1西洋・日本・近代の建築の歴史について正しく理解できる。西洋・日本・近代の建築の歴史について理解できる。西洋・日本・近代の建築の歴史について理解できない.
評価項目2山陰地域の代表的な建造物について正しく理解できる。山陰地域の代表的な建造物について理解できる。山陰地域の代表的な建造物について理解できない.
評価項目3国土と地域の定義ができ、地域の歴史、風土について正しく理解できる。国土と地域の定義ができ、地域の歴史、風土について理解できる。国土と地域の定義ができ、地域の歴史、風土について理解できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築物や建設物の歴史を学び、身近な山陰地域の歴史的建築物や代表的な建築物を知るすることで、地域の歴史やまちづくり、建築に込めた先人の考え方を学ぶ。また、地方の建設現場の実情を体験し、今後のまちづくりや建設におけるアイデアのための基礎を学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業の取り組み姿勢と理解度を,レポート課題の提出状況及び内容に基づいて評価する.全体で100点として50点以上を合格とする。
再評価試験および追認試験は,実施しない。
注意点:
基本的に授業をきちんと受講していれば理解できる。
授業だけでなく、山陰地域の歴史、文化、風習などを自ら調べ、まちや建築物、インフラ、地域の産業などとの関係や成り立ちを理解するに努めること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス.地域建設史で学ぶ内容について概説する.建設と地域づくりの関わりについて考える. 地域建設史の中で,何を考えて学習してゆくべきかを理解する.建設と地域づくりの関わりを知る
2週 建設体験1−1
建設における現場管理と最新の建設技術(安全管理についてなど)
建設における現場管理について知る
(安全管理についてなど)
3週 建設体験1−2
建設における現場管理と最新の建設技術(設計図の確認など)
建設における現場管理について知る
4週 建設体験1−3
建設における現場管理と最新の建設技術(建設物の確認など)
建設における現場管理について知る
5週 建設体験1−4
建設における現場管理と最新の建設技術(建設物に関わるデータ整理方法など)
建設における現場管理について知る
6週 現地見学2−1(城郭建築)
松江歴史館(城郭建築と文化、地域都市づくり)
建設と地域づくりの関わりを知る.近世の城下町の特徴を知る.
7週 現地見学2−2(城郭建築)
国宝 松江城(寺社建築)/
国宝 松江城および城下町の特徴を知る.
8週 現地見学3−1風土記の丘(縄文・弥生・古墳時代の住居等)など 古代の地方都市の特徴を知る
2ndQ
9週 現地見学3−2 国宝 神魂神社(日本最古の大社造)など 日本最古の大社造の特徴を知る.
10週 現地見学4−1 地域と道路の役割 / 島根県の地域の課題と道路施策における地域計画の方向性現地見学1(近代建築) 日本のまちづくり,島根県の地域の課題と道路施策について知る.近代建築,産業革命以降の建築の特徴を知る.
11週 現地見学4−2 近代建築(菊竹清訓 県立図書館 / 県立武道場 / 田部美術館 など) 産業革命以降の建築の特徴を知る
12週 現地見学5−1 出雲大社周辺の街づくり./ 県立古代出雲歴史博物館(槇文彦)/ 大社文化プレイス(伊藤豊雄) 出雲大社周辺の現在の街づくりについて知る.
13週 現地見学5−2 出雲大社(本殿:国宝大社造 / 神枯殿(菊竹清訓))/ 県立古代出雲歴史博物館(槇文彦)/ 大社文化プレイス(伊藤豊雄) 国宝,出雲大社造の特徴について知る
14週 道路と歴史の役割について まちづくり歴史の中で,道路がどうのように計画されて来たかを知る.
15週 島根県の地質と街づくりの関わりについて 地域の自然と街づくりの関係を知る.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野計画国土と地域の定義を説明できる。3
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。3

評価割合

試験課題出席状況合計
総合評価割合01000100
基礎的能力0000
専門的能力01000100
分野横断的能力0000