到達目標
(1)西洋建築史、日本建築史、近代建築史について、代表的な建築様式や時代、文化とのつながりを説明できる。
(2)人体寸法,動作寸法,物品寸法などの寸法計画について説明できる。
(3)各種施設の建築計画にの考え方を説明ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 西洋建築史、日本建築史、近代建築史について、代表的な建築様式や時代、文化とのつながりを正しく説明できる。 | 西洋建築史、日本建築史、近代建築史について、代表的な建築様式や時代、文化とのつながりを説明できる。 | 西洋建築史、日本建築史、近代建築史について、代表的な建築様式や時代、文化とのつながりを説明できない。 |
評価項目2 | 人体寸法、動作寸法、物品寸法などの寸法計画について正しく説明できる。 | 人体寸法、動作寸法、物品寸法などの寸法計画について説明できる。 | 人体寸法、動作寸法、物品寸法などの寸法計画について説明できない。 |
評価項目3 | 各種施設の建築計画にの考え方を正しく説明できる。 | 各種施設の建築計画にの考え方を説明できる。 | 各種施設の建築計画にの考え方を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
建築計画とは、人と生活空間の関わりを科学的に捉え、これをモデル化・体系化した学問である。本科目では、建築計画の背景や先人が築いた建築物について、その背景と様式の変遷について学び、建築物を計画、設計するに必要な寸法計画、規模計画、空間及び動線計画の基礎的知識を学ぶ。また、建築計画の各論として、住宅、地域集会施設、高齢者福祉施設、ホール、図書館、病院、学校及び保育所等を計画するために必要な基礎知識を学ぶ。
授業の進め方・方法:
到達目標(1)、(2)について中間試験で、(3)については期末試験で評価する。
成績は「定期試験=60%、課題=40%」の割合で評価する。50点以上(100点満点)を合格とする。
注意点:
建築物のさまざまな事例を授業で示されるものだけでなく、積極的に雑誌・資料集などにより調べること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
建築計画の概要 建築とは、建築生産と建築計画、建築計画の条件の把握,意匠・構造・設備計画、これからの建築 |
建築生産における建築計画の位置付けについて理解する
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2週 |
建築計画の背景 建築と風土、建築と都市 |
建築と風土、都市との関係について理解する
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3週 |
文化と建築 西洋建築史 西洋建築と文化、西洋の建築様式の変遷 |
西洋建築の特徴と建築様式の変遷について理解する
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4週 |
文化と建築 日本建築史 日本建築と文化、日本における建築様式の変遷 |
日本建築の特徴と建築様式の変遷について理解する
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5週 |
文化と建築 近代建築史 建築様式の変遷と代表的な建築物 |
近代建築の特徴と代表的な建築物について理解する
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6週 |
寸法計画 人体寸法、モジュール、建築寸法、寸法設計、バリアフリーとユニバーサルデザイン、部品の寸法 |
建築計画で用いられる各種寸法について理解する
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7週 |
規模の計画 利用規模の把握、利用者数の把握、規模算定の方法、適切な施設・設備数、適切な面積・高さ |
建築物の規模の計画の基本的な考えを理解し、規模の算定ができる
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8週 |
中間試験 第1回~第7回の範囲
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2ndQ |
9週 |
試験の返却、建築計画の基礎 各部及び単位空間 天井、柱と壁、床、開口部、階段・スロープ、吹き抜け |
建築物の各部及び空間の名称を理解する
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10週 |
建築計画の考え方とサスティナブル建築 分割と連結、グルーピングとゾーニング、グリッドプランニング、動線の計画、コアシステム、環境要素、建築物の省エネルギー、建築物の長寿命化、建築物の循環 |
建築計画の計画手法を理解する
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11週 |
住宅・集合住宅の計画 住宅設計の概要、各室の計画、団地計画、集合住宅の種類、空間の演出 |
住宅の特徴と計画方法について理解する
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12週 |
各施設の計画1 オフィス、劇場・美術館、店舗、ホテル |
オフィス、劇場・美術館、店舗、ホテルなどの特徴と計画方法について理解する
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13週 |
各施設の計画2 保育・学校施設、図書館、病院、高齢者施設の分類 |
保育・学校施設、図書館、病院、高齢者施設などの特徴と計画方法について理解する
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14週 |
学校施設の計画に関するグループ課題 松江高専の各施設の現状を確認し、施設計画の考え方と課題を探り、改善提案を考える |
学校施設の特徴と課題について、松江高専を事例に課題を探り、改善案を提案する
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15週 |
期末試験 第9回~第14回の範囲
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16週 |
試験の返却、総合復習 試験の返却と解答、総合復習(質問・回答)
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 測量 | 有効数字、数値の丸め方を説明でき、これを考慮した計算ができる。 | 3 | |
最小二乗法の原理を説明でき、これを考慮した計算ができる。 | 3 | |
計画 | 国土と地域の定義を説明できる。 | 3 | |
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。 | 3 | |
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。 | 3 | |
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。 | 4 | |
緑化と環境整備(緑の基本計画)について、説明できる。 | 4 | |
風景、景観と景観要素について、説明できる。 | 4 | |
計画の意義と計画学の考え方を説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 定期試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 40 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |