都市計画

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 都市計画
科目番号 0034 科目区分 専門 / 必履修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境・建設工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「入門 都市計画」,谷口 守 著,森北出版
担当教員 淺田 純作

到達目標

(1)都市計画の背景・目的について理解する。
(2)都市計画に関する各種手法を理解する。
(3)都市計画に関する最近の課題について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1都市計画の背景・目的について説明できる。都市計画の背景・目的について理解できる。都市計画の背景・目的について理解できない。
評価項目2都市計画法や都市整備に関する手法を理解する。土地利用や市街地整備事業について理解できる。土地利用や市街地整備事業について理解できない。
評価項目3都市計画に関する最近の課題について説明できる。都市計画に関する最近の課題について理解できる。都市計画に関する最近の課題について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
都市計画は、人々が快適・安全に暮らすために欠くことの出来ない理念である。当授業では、都市・地域に関する諸問題とその解決のための手法を包括的に学び、個々の建築物を踏まえた地域社会の理想像を提案できるための基礎知識の習得を目指す。授業では、社会における実例なども紹介していく。
 本科目は、将来、都市計画に関する業務に携わった場合に必要となる基礎理論と実務の基本を習得することを到達目標とする。
※実務との関係
 この科目は企業で都市計画に関する調査・設計・申請業務を担当した教員が、その経験を活かし、都市計画制度や土地利用計画等について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
成績は,到達目標の達成度を 「期末試験=100%の割合」 で評価する。
評価の得点が60点以上(100点満点)を合格とする。

期末試験で36点以上の場合は「再評価試験」を実施し、「追認試験」は実施しない

なお、選択者数や授業の進行状況により、課題演習を行う場合があり、そのときは、
「試験=90% ,課題=10%の割合」で評価する。
注意点:
学修単位科目であり、1回の講義(90分)あたり90分以上の予習復習をしているものとして講義・演習を進めます。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 総論
都市計画の目的・概要について講義する。
都市計画の目的、概要について理解する。
2週 都市計画の歴史(世界)
古代から現代までの都市計画と建築との関わりとその思想について講義する。
それぞれの時代背景と特徴について理解する。
3週 都市計画の歴史(日本)
日本における都市計画の歴史と建築との関わりについて講義する。
それぞれの時代背景と特徴について理解する。
4週 都市計画の制度
都市計画制度と法規について講義する。
都市計画法建築基準法等、建設関連の法規について、その特徴を理解する。
5週 都市計画の立案
マスタープラン等各種計画について講義する。
マスタープラン等の目的について理解する。
6週 土地利用計画
土地利用計画の基礎と地域地区制について講義する。
都市計画区域や用途地域の特徴について理解する。
7週 市街地整備計画
建築・都市開発について学ぶ。市街地整備事業について講義する。
各事業の目的と手法を理解する。
8週 国土計画
全国総合開発計画、国土計画の概要について講義する。
全国総合開発計画、国土形成計画の概要について時代背景を踏まえて理解する。
4thQ
9週 建築・都市景観
緑地計画(公園計画)や都市景観について講義する。
都市環境としてのデザインの重要性について認識することを期待する。
10週 都市環境計画
環境アセスメントや環境計画、環境保全対策についての講義する。
環境計画について理解する。
11週 建築・都市防災計画1
防災関係の制度と防災計画の現状について講義する。
過去の災害と課題について理解する。
12週 建築・都市防災計画2
防災関係の制度と防災計画の現状について講義する。
危機管理,リスクマネジメントの概要について理解する。
13週 都市計画に関する最近の課題1
都市計画に関する最近の課題を紹介する。
都市計画に関する最近の課題を前回までの講義と関連づけて理解する。
14週 都市計画に関する最近の課題2
都市計画に関する最近の課題を紹介する。
都市計画に関する最近の課題を前回までの講義と関連づけて理解する。
15週 期末試験
第1~14回の範囲  50分
16週 試験の返却及び問題の解説
試験を返却し,問題の解説などを行う.
間違った問題の正答を求めることができる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野計画日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。3
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。3
土地利用計画と交通計画について、説明できる。2
総合計画とマスタープランについて、説明できる。3
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。3
緑化と環境整備(緑の基本計画)について、説明できる。3
土地区画整理事業を説明できる。3
市街地開発・再開発事業を説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000