設計演習2

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 設計演習2
科目番号 0041 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境・建設工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 教科書:瀬川康秀著,初学者の建築講座 建築製図,市ヶ谷出版社
担当教員 大屋 誠

到達目標

(1)課題にふさわしいコンセプトを作成できる。
(2)的確な機能・空間構成を行える。
(3)明快かつ,美しいプレゼンテーションおよび説明によって,計画内容を相手に的確に伝えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1課題にふさわしいコンセプトを正しく作成できる。課題にふさわしいコンセプトを作成できる。課題にふさわしいコンセプトを作成できない。
評価項目2的確な機能・空間構成を正しく行える。的確な機能・空間構成を行える。的確な機能・空間構成を行えない。
評価項目3明快かつ,美しいプレゼンテーションおよび説明によって,計画内容を相手に的確に正しく伝えることができる。明快かつ,美しいプレゼンテーションおよび説明によって,計画内容を相手に的確に伝えることができる。明快かつ,美しいプレゼンテーションおよび説明によって,計画内容を相手に的確に伝えることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C2 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 C3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
設計は,設計条件,施主の要望等により,形や計画が左右される。設計者に求められる能力は,コンセプトを明らかにし,そのコンセプトに沿って空間をどのように構成するかを相手に的確に伝えることである。設計演習2では,異なるサイズの空間をプランニングする課題と集合住宅かコミュニティーセンターなどの公共建築を課題とし,それぞれに要求される建築設計の基本的な考え方,図面の描き方について学び,設計者に求められる能力を養うことを目的とする。
授業の進め方・方法:
到達目標(1)について期末試験で,(2)~(4)については設計課題で評価する。
成績は「課題1=50%、課題2=50%の割合」で評価する。60点以上(100点満点)を合格とする。
注意点:
課題に対するさまざまな事例を,授業で示されるものだけでなく,積極的に雑誌・資料集などにより調べること
授業計画を基に,主体的にスケジュールを立て,授業時のエスキースチェックを参考にしながら期限内にゆとりを持って間に合うように計画を進めること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 空間の構成と演出
動線計画とゾーニング計画の原則、コア計画、空間のつながり、空間の演出
2週 課題提示
課題:空間のつながり
3週 プランニング
課題整理、コンセプト、エスキス
4週 エスキス提出及び検討
エスキスのチャック及び計画の検討
5週 アイデアの図面化とモデリング
コンセプトに基づき、アイデアをモデリング
6週 プレゼンテーション資料の作成
プレゼン資料の作成
7週 プレゼンテーション
空間モデリングに関する成果のプレゼンテーション
8週 施設ごとの空間の特徴と空間の組立て
集合住宅、高齢者施設、学校施設等、コミュニティー施設、図書館棟
2ndQ
9週 建築製図における構造・法規・設備の知識
採光、二方向避難、防火区画、バリアフリー法、設備の計画
10週 課題提示
課題:集合住宅かコミュニティーセンターの計画
11週 プランニング
コンセプト、エスキス
12週 エスキス提出及び検討
エスキスチェック及び計画の検討
13週 平面図兼配置図の作成
平面図・配置図
14週 立面図・断面図作成
立面図、断面図
15週 パース図
外観パース・内観パースの作成
16週 パース図
外観パース・内観パースの作成

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野計画日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。3
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。4
総合計画とマスタープランについて、説明できる。4
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。4
製図線と文字の種類を説明できる。4
平面図形と投影図の描き方について、説明できる。4
CADソフトウェアの機能を説明できる。4
図形要素の作成と修正について、説明できる。4
画層の管理を説明できる。4
図の配置、尺度、表題欄、寸法と寸法線の規約について、説明できる。4
与えられた条件を基に設計計算ができる。4
設計した物をCADソフトで描くことができる。4

評価割合

課題合計
総合評価割合1000100
基礎的能力000
専門的能力1000100
分野横断的能力000