建設情報処理

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 建設情報処理
科目番号 0060 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境・建設工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 やさしいC第4版
担当教員 広瀬 望

到達目標

(1)統計解析が理解できる.
(2)C言語が理解できる.
(3)実際のデータに様々な解析手法が適用できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1統計解析が正しく理解できる.統計解析が理解できる.統計解析が理解できない.
評価項目2C言語が適切に理解できる.C言語が理解できる.C言語が理解できない.
評価項目3実際のデータに様々な解析手法を正しく適用できる.実際のデータに様々な解析手法が適用できる.実際のデータに様々な解析手法が適用できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピュータを利用したプログラミングとデータ解析は,構造物の設計や環境などの自然現象の予測に必要な技術である.本科目では,プログラミング技術の基礎を学ぶため,C言語の習得に取り組むとともに,ExcelやR言語などの新しい技術を取り入れ,データ解析の基礎を学ぶ.具体的には,統計処理技術の習得を目指し,講義と演習に基づいて,様々なデータの統計解析手法を学ぶ.
授業の進め方・方法:
中間試験,期末試験,毎回の演習課題,最終課題で評価する.
評点は(中間試験×0.3+演習×0.4+最終課題×0.3)で決定する.
60点以上を合格とする.
注意点:
【自学自習】予習・復習 50時間 定期試験の準備 10時間
初めて学ぶことが自ら進んで調べる「学習意欲」が不可欠である.
また,授業ではWord, Excel,Power Pointを活用するため,上記を使えることが条件となる.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,授業内容の説明,C言語の導入(1) プログラミングの仕組みなどの C 言語の概略を講義する.また,Visual studioを用いた実行形式の作成方法を学ぶ.
2週 C言語の基礎(1) C言語による実行形式の作成方法を習得し,C言語における画面の出力方法を学ぶ
3週 C言語の基礎(2) C 言語における文字と数値について学ぶ
4週 C言語の基礎(3) C 言語における変数について学ぶ
5週 C言語の基礎(4) C 言語における変数と入力方法について学ぶ
6週 C言語の基礎(5) C 言語における式と演算子について学ぶ
7週 C言語の基礎(6) C 言語における場合に応じた処理を学ぶ
8週 中間試験 第 1 回から第 7 回までの範囲 ついて学ぶ
2ndQ
9週 C言語の応用(1) C 言語における繰り返しの処理の基礎を学ぶ
10週 C言語の応用(2) C 言語における繰り返しの処理の応用を学ぶ
11週 C言語の応用(3) C 言語における場合に応じた処理及び繰り返しの処理の複合処理の基礎を学ぶ
12週 C言語の応用(4) C 言語における場合に応じた処理及び繰り返しの処理の複合処理の応用を学ぶ
13週 C言語の応用(5) C 言語における配列の使い方や関数を学ぶ
14週 Excel,R言語,C言語によるデータ解析の基礎 Excel,R言語,C 言語の連携を学ぶ
15週 最終課題及び課題レポートの講評 C 言語を用いたアルゴリズムの基礎的提案を行う.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3前4
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3前4,前5
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3前6
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3前7
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3

評価割合

中間試験演習最終課題合計
総合評価割合304030100
基礎的能力0000
専門的能力304030100
分野横断的能力0000