地域社会とエンジニア

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 地域社会とエンジニア
科目番号 0005 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専門共通 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 参考書:「地域産業論」山陰中央新報社
担当教員 金山 典世,大屋 誠,安達 裕樹,山根 清美,林田 守広,市川 和典

到達目標

(1)地域や産業界の現状を理解する。
(2)講演の内容を理解し、自己の見解をまとめることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地域や産業界の現状に関する講演の内容を理解し、講演の内容を適切にまとめることができる。地域や産業界の現状に関する講演の内容を理解し、講演の内容をまとめることができる。地域や産業界の現状に関する講演の内容を理解し、講演の内容をまとめることができない。
評価項目2講演のテーマや講師の主張に対する自分の考えや考察、対応策について、具体的かつ論理的に述べることができる。講演のテーマや講師の主張に対する自分の考えや考察、対応策について、述べることができる。講演のテーマや講師の主張に対する自分の考えや考察、対応策について、述べることができない。

学科の到達目標項目との関係

全学科共通 G5 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目は、企業で活躍する企業人を学外講師として招聘し、オムニバス形式での講義で、以下の内容を提供する。
① この地域の歴史・文化的特徴及び産業の現状や今後の展開を旬な話題として提供する。
② 実際の産業界の方々から実践学問、現場の声を提供する。
③ グローバルな視点、幅広い見識に基づいた話題、新規性のある話題を提供する。
本科目によって地域社会、地域産業に対する幅広い見識を身につけることができる。 一方、島根県は我が国でも、特に、少子・高齢化の進んだ地域である。今後、日本が直面する地域の製造業、情報産業、建設業などの労働者不足やエンジニア不足といった問題を解決するためには、地域産業や地域経済を理解することが重要である。このような背景の基、本科目は地方創生について学ぶ側面を有する科目である。
授業の進め方・方法:
到達目標(1)、(2)について、各講演に対して指定したレポート用紙1枚に講演の概要と講演のテーマや講師の主張に対する自分の考えや考察、対応策についてまとめる。科目の評価は講演を聴講し、提出されたレポートを以って100%とし、合格は60%以上とする。ただし、受講態度の悪い学生については評価対象外とするので注意すること。
レポート評価基準:
・各分野について論理的(序論・本論・結論)に記述できているか。
・各分野について自分の考えが記述してあるか。
・文字の誤り、誤字、脱字がないか。
・一定以上の文字数を記述しているか。(ほぼ要求されている文字数とは、レポート用紙の34、35行目で文章が終わる文字数である。)
注意点:
本講義においては、地域社会とそこでの産業のあり方などについて学生諸君に考えていただくことが重要である。本講義の理解のためには、幅広い知識と感性を必要とするため、日頃から新聞などの各種メディアを活用して地域や日本全体、世界の実情に目を向けるよう心がけることが重要である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 地域社会とエンジニアガイダンス
2週 しまね大交流会参加(11月6日、7日)
3週 しまね大交流会参加(11月6日、7日)
4週 特別講演1
次世代たたら創成センター(NEXTA) 副センター長 荒河 一渡
5週 特別講演2
(株)ダイハツメタル(調整中)
6週 特別講演3
I-PEX島根(株) 管理課長 若松 稔 他
7週 特別講演4
(株)パソナテック 島根Lab マネージャー 田窪 大樹 他
8週 特別講演5
松江市長 上定 昭仁
4thQ
9週 特別講演6
室蘭工業大学 理工学部創造工学科機械ロボットコース 教授 清水 一道
10週 特別講演7
(株)テクノ・インテグレーション 代表取締役 出川 通
11週 特別講演8
国土交通省総合政策局公共事業企画調整課施工安全企画室長 新田 恭士
12週 特別講演9
中国技術士会(講演)
13週 特別講演10
中国技術士会(交流会)
14週 地域企業紹介参加
15週 地域企業紹介参加
16週 特別講演11
島根県産業技術センター 所長 長田 茂男

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。3

評価割合

レポート合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力100100
分野横断的能力00