数学通論Ⅰ

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 数学通論Ⅰ
科目番号 0017 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専門共通 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:大学編入学のための数学問題集(大日本図書)参考図書:編入学数学徹底研究(桜井基晴 著  聖文新社)大学編入試験問題 数学/徹底演習 (第3版)(林義美・小谷泰介 著 森北出版)
担当教員 中村 元

到達目標

1)問題演習等を通じ,これまでで学習した授業内容の理解を深める.
2)応用問題に対応できるよう,各種の数学問題の理解を深める.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1問題演習等を通じ,これまでで学習した授業内容の理解を正確に 深めることができる.問題演習等を通じ,これまでで学習した授業内容の理解を深めることができる。問題演習等を通じ,これまでで学習した授業内容の理解を深めることができない
評価項目2応用問題に対応できるよう,各種の数学問題の理解を正しく深めることができる.応用問題に対応できるよう,各種の数学問題の理解を深める.応用問題に対応できるよう,各種の数学問題の理解を深めることができない.
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
科学技術、理工系の分野においては、問題解決の手段として数学は必要不可欠なものである。「数学通論」では、高専の3年次までの数学の内容で、科学技術、理工系の分野においては必要ではあるが詳しく取り扱うことが出来ず、また、全くふれることがなかった内容についての理解を深め、多数の演習問題を解くことによって数学的内容を更に深く理解し、応用力をつけることを目標とする。
大学編入学試験・高専専攻科入学試験に対応した演習問題の内容を主に扱う。大学においては1・2年次に扱う内容であり、数学を苦手とする学生はかなりの努力を要すると思われる。自主的に積極的に課題に取り組む姿勢が不可欠である。
授業の進め方・方法:
中間試験(40%)+期末試験(40%)+課題(20%)で評価し,60点以上を合格とする.講義の2/3以上の出席を定期試験の受験資格とする。単に教室にいることが授業への出席ではなく、一定程度集中している場合を出席として扱うものとする。
睡眠,授業妨害,携帯電話の使用など授業に臨む態度でない学生については,担当教員の判断で退出を命じられ,さらには履修を取り消すことがある.
なお再評価試験は,有資格者に実施する.
注意点:
教科書の例・問はできる限り予習をして授業に臨むこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 第3章§1ベクトル
空間内の図形
第3章§1ベクトル
空間内の図形
2週 第3章§1ベクトル
線形独立・線形従属
3週 第3章§2行列と行列式
行列
4週 第3章§2行列と行列式
行列
5週 第3章§2行列と行列式
連立方程式
6週 第3章§3線形変換
線形変換
7週 第3章
第1回から第6回までの復習
8週 中間試験
第1回~第7回の内容から出題
4thQ
9週 第3章§4固有値とその応用
固有値とその応用
10週 第3章§5ベクトル空間
ベクトル空間
11週 第1章§1微分
極限、微分の計算
12週 第1章§1微分
微分の応用
13週 第1章§2積分
積分の計算
14週 第1章§2積分
積分の応用
15週 期末試験
第9回~第14回の内容から出題
16週 テスト返し・総合演習
テスト返し・総復習

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100