企業経営基礎

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 企業経営基礎
科目番号 0018 科目区分 専門 / 必履修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 専門共通 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 特に指定なし。
担当教員 松本 協一,橋本 剛

到達目標

(1)企業をとりまく経済社会環境について理解できた。(1-1)
(2)企業の戦略や組織及び経営計画や分析について理解できた。(6-3)
(3)企業経営に関連する最近のトレンドであるイノベーションやコーポレートガバナンス(企業統治)等についての理解が深まった。(6-3)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1企業をとりまく経済社会環境について正しく理解できた。企業をとりまく経済社会環境について理解できた。企業をとりまく経済社会環境について理解できない.
評価項目2企業の戦略や組織及び経営計画や分析について正しく理解できた。企業の戦略や組織及び経営計画や分析について理解できた。企業の戦略や組織及び経営計画や分析について理解できない.
評価項目3企業経営に関連する最近のトレンドであるイノベーションやコーポレートガバナンス(企業統治)等についての理解が深まった。企業経営に関連する最近のトレンドであるイノベーションやコーポレートガバナンス(企業統治)等について理解できた.企業経営に関連する最近のトレンドであるイノベーションやコーポレートガバナンス(企業統治)等について理解できない.

学科の到達目標項目との関係

全学科共通 G5 説明 閉じる

教育方法等

概要:
エンジニアリング企業で長年、事業企画や経営管理を経験し、現在中小企業診断士や社外取締役として活動中の教員が、その経験を活かし、企業経営の基礎的な知識として、社会と企業とのあり方や、企業の戦略や組織、経営の実行の概略について講義を行う。これらの企業経営の基礎を理解することを目標とする。

具体的には、企業経営の仕組み、戦略の立案、企業組織と人間及び経営の計画・分析・統制などを、理論と演習を交えて講義を行う。
また企業の今日的課題や、実際の企業の概要も学習する。
授業の進め方・方法:
到達目標の達成度を、提出課題で90%、授業貢献を10%として評価し、60点以上を合格とする。出席要件を2/3以上とする。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 企業・会社の意義(経済活動、企業の発展、所有・経営、関係者)
2週 企業(1) 企業経営の基本(経営目的・理念、企業形態、機能分化)
3週 企業(2) 会社の基本ルール(会社・法人、取締役・従業員、規則)
4週 経営戦略(1) 戦略立案の基本(事業ドメイン、事業環境分析、戦略計画、資源配分、SWOT分析)
5週 経営戦略(2) 戦略策定プロセス(階層性、戦略策定・ミックス、PPM分析、製品ライフ)
6週 経営戦略(3) 種々の戦略(全社戦略/専業・多角化・統合、事業戦略/コスト・差別化・集中化、機能別戦略/R&D、生産)
7週 企業組織(1) 組織の進展、人間管理/分業・協業、分権・集権、行動科学・欲求
8週 企業組織(2) 基本形態、組織/ライン・スタッフ、各種組織/事業部制、マトリクス、ネットワーク、プロジェクト、SBU 
4thQ
9週 経営の実行(1) 計画と統制(経営機能・管理機能、資源配分・努力、PDCサイクル、経営計画の策定・実行)
10週 経営の実行(2) 計画と統制(統制/結果分析・問題点・是正、決算/BS貸借対照表・PL損益計算書、CVP分析)
11週 経営の実行(3) 計画と統制(統制/経営分析・指標、資本管理、設備投資)
12週 企業経営の課題(1) 今日的課題(グローバリゼーション、イノベーション、社会的責任、企業統治)
13週 企業経営の課題(2) 今日的課題(バリューチェーン、企業合併、ネットビジネス 、ブロックチェーン等)
14週 企業の実際 大中小企業のケーススタディ
15週 企業経営トピックス DX(デジタルトランスフォーメーション)、デザイン思考、問題解決手法、スタートアップ知識等
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。1
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。1
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。2
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。2

評価割合

提出課題授業貢献合計
総合評価割合9010100
基礎的能力000
専門的能力9010100
分野横断的能力000