到達目標
1:知的財産権を産業財産権と著作権等に分け、法体系を意識した鳥瞰的把握する(1-1)(6-3)
2:産業財産権については、特に特許法および商標法の制度理解する(1-1)(6-3)
3:知財環境を理解する(特許庁、発明協会、公的アドバイザーなど(1-1)(6-3))
4:特許の明細書の読み方を修得する(6-3)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
知的財産権を産業財産権と著作権等に分け、法体系を意識した鳥瞰的把握する | 知的財産権を産業財産権と著作権等に分け、法体系を意識した鳥瞰的把握が十分にできた。 | 知的財産権を産業財産権と著作権等に分け、法体系を意識した鳥瞰的把握ができた。 | 知的財産権を産業財産権と著作権等に分け、法体系を意識した鳥瞰的把握ができていない。 |
評価項目2
産業財産権については、特に特許法および商標法の制度理解する | 産業財産権については、特に特許法および商標法の制度が十分理解できた。 | 産業財産権については、特に特許法および商標法の制度が理解できた。 | 産業財産権については、特に特許法および商標法の制度が理解できていない。 |
評価項目3
知財環境を理解する(特許庁、発明協会、公的アドバイザーなど) | 知財環境を十分理解できた。(特許庁、発明協会、公的アドバイザーなど) | 知財環境を理解できた。(特許庁、発明協会、公的アドバイザーなど) | 知財環境を理解できていない。(特許庁、発明協会、公的アドバイザーなど) |
評価項目4
特許の明細書の読み方を修得する | 特許の明細書の読み方を十分修得できた。 | 特許の明細書の読み方を修得できた。 | 特許の明細書の読み方を修得できていない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
近年の知的財産重視の政策の中で、社会からは即戦力として評価される高専の生徒が身につけておくべき、知的財産について鳥瞰的に学習し、特に、特許と商標を中心に学習する。
また、授業担当者は弁理士の資格を有し、田辺特許商標事務所長として長年にわたり実務に携わっている。本講義ではその経験を生かしたより実用的、実践的な参加型、対話型の授業を実施する。
授業の進め方・方法:
夏期集中講義:9月に開講予定(1~8限)4日間 (前半2日、後半2日に分けて実施予定)。
主体的かつ積極的な発言・質問・回答を求める参加型・対話型の授業を構築する。すなわち、単にレポート出すだけであったり授業に出席しているだけであったりでは、単位取得の難しい科目とする。
ただし、主体的かつ積極的に受講する学生にとっては、企業にとり即戦力ともなりうるような、将来的に受講生に非常に役立つ授業を提供する。
成績は、以下に示す項目を総点100点として評価し、60点以上を合格とする。
・小テスト50点 ・レポート50点
注意点:
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
知財全体像の鳥瞰 |
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2週 |
三権分立 六法 |
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3週 |
特許・商標の概要 |
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4週 |
特許制度(1) 法目的・発明とは |
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5週 |
特許制度(2) 新規性・進歩性・新規性の例外 |
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6週 |
特許制度(3) 特許を受ける権利・職務発明制度 |
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7週 |
特許制度(4) 出願公開・審査請求・拒絶応答 |
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8週 |
特許制度(5)侵害・侵害に対する救済 |
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2ndQ |
9週 |
実用新案制度 法目的・特許制度との異同 |
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10週 |
意匠制度 法目的・特許制度との異同・効力が及ぶ範囲 |
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11週 |
商標制度(1) 法目的・標章・商品役務 |
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12週 |
商標制度(2) 使用・類似・不使用取消審判 |
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13週 |
著作権法概説 著作者人格権・著作権契約 |
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14週 |
特許検索・商標検索 |
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15週 |
ビデオ学習 |
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16週 |
テスト |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
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2週 |
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3週 |
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4週 |
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5週 |
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6週 |
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7週 |
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8週 |
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4thQ |
9週 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | |
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。 | 3 | |
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。 | 3 | |
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。 | 3 | |
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。 | 3 | |
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 50 | 50 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |