地域インターンシップ

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 地域インターンシップ
科目番号 0020 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 専門共通 対象学年 4
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 実習にあたり必要となる参考書,インタ-ンシップ手引書等
担当教員 齊藤 陽平,廣瀬 誠,淺田 純作,林田 守広,市川 和典

到達目標

・地域の職場での就業体験を通じ,職業に必要な技術や知識,将来の職業観,社会的マナー等を学ぶことにより,現状での自らの技術や知識と社会的マナー等の改善点を見出す。
・就業体験を自らの学科や将来の進路選択に生かす。
・上記2点の改善点と将来の進路選択に参考になった点は,校外実習報告書に記載する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地域の職場での就業体験を通じ,職業に必要な技術や知識,将来の職業観,社会的マナー等を学ぶことにより,現状での自らの技術や知識と社会的マナー等の改善点十分を見出せる。地域の職場での就業体験を通じ,職業に必要な技術や知識,将来の職業観,社会的マナー等を学ぶことにより,現状での自らの技術や知識と社会的マナー等の改善点を見出せる。地域の職場での就業体験を通じ,職業に必要な技術や知識,将来の職業観,社会的マナー等を学ぶことにより,現状での自らの技術や知識と社会的マナー等の改善点を見出せない。
評価項目2就業体験を自らの学科や将来の進路選択に十分生かせる。就業体験を自らの学科や将来の進路選択に生かせる。就業体験を自らの学科や将来の進路選択に生かせない。
評価項目3改善点と将来の進路選択に参考になった点が,校外実習報告書に記十分記載できる。改善点と将来の進路選択に参考になった点が,校外実習報告書に記載できる。改善点と将来の進路選択に参考になった点が,校外実習報告書に記載できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
企業等の職場において,自らの学科や将来の進路に関係した就業体験を一定期間積むことにより,職業に必要な技術や知識,将来の職業観,社会的マナー等を学ぶことを目的としている。地域インターンシップは,校外実習を島根県内または出身県内で行う地域での実習に限定することで,この地域の職場で,上述の内容の理解を深めることを目的としている。地域インターンシップを選択した者は他の地域での校外実習も履修できる。
授業の進め方・方法:
・校外実習報告書30%、校外実習報告会40%(実習終了後、参加者全員で実施する)、実習証明書企業評価30%、の総合評価100%で評価し,60%(60点)以上を合格とする。
・校外実習と地域インターンシップの単位申請をする場合には,それぞれの申請書類を提出する。校外実習の履修届を提出する段階では,校外実習と地域インターンシップの区別はなく,校外実習で届ける。所定の書類を添えて単位認定願いを学校に申請する(この段階で区別することになる)。
注意点:
・ 平成26年度入学生は,実習として2単位(校外実習1単位,地域インターンシップ1単位)まで単位取得が可能である。ただし,地域インターンシップの単位として認定できるのは,島根県内または出身県内で行った実習のみである。
・ 校外実習と地域インターンシップ両方の単位認定を申請する場合,実習先の企業,機関は異なるものとする。
・ 実習を行う職場については事前に情報収集を行うことは実習を効果的に行うに必要である。受け入れ機関側では人材需給計画に役立つとして歓迎している場合もあるが,受け入れ機関にとっては負担となっていることを理解して臨む必要がある。
以下に校外実習と地域インターンシップの単位申請についての例を示す。
[例1]島根県内(または出身県)で1箇所,島根県内(または出身県)以外で1箇所
   校外実習と地域インターンシップの両方に単位申請が可能
[例2]島根県(または出身県)内で2箇所,
校外実習と地域インターンシップの両方に単位申請が可能
[例3]島根県内(または出身県)以外で2箇所,
校外実習にのみ単位申請が可能
[例4]島根県(または出身県)内で1箇所
校外実習と地域インターンシップのいずれか1方に単位申請が可能

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 受け入れ先での就業体験 実習期間は受け入れ先で異なる.実習の注意事項に留意すること.日誌をつけること.
2週 受け入れ先での就業体験
3週 受け入れ先での就業体験
4週 受け入れ先での就業体験
5週 受け入れ先での就業体験
6週 受け入れ先での就業体験
7週 受け入れ先での就業体験
8週 受け入れ先での就業体験
2ndQ
9週 受け入れ先での就業体験
10週 受け入れ先での就業体験
11週 受け入れ先での就業体験
12週 受け入れ先での就業体験
13週 受け入れ先での就業体験
14週 受け入れ先での就業体験
15週 校外実習報告書の作成 実習テ-マ,実習内容,感想等の報告書を作成する.
16週 校外実習報告会 校外実習と地域インターンシップに参加した学生全員で,就業体験の発表を行う.
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3

評価割合

報告書報告会実習証明書企業評価合計
総合評価割合304030100
基礎的能力0000
専門的能力304030100
分野横断的能力0000