地域産業とエンジニア

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 地域産業とエンジニア
科目番号 0021 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 専門共通 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 参考書:「地域産業論」山陰中央新報社
担当教員 箕田 充志,幸田 憲明

到達目標

(1)講演の内容を理解する.
(2)講演に対して、自己の見解をまとめられる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1講義の内容を理解し,そこから自分なりの考察と対応策について,具体的かつ論理的に述べることができる講義の内容を理解し,そこから論理的に自らの考えを述べることができる講義の内容を理解し,そこから論理的に自らの考えを述べることができない
評価項目2文法上の誤り,誤字脱字を含まずに,一定数以上の文字数で記述できている文法上の誤り,誤字脱字が少々含まれているものの,一定数以上の文字数で記述できている文法上の誤り,誤字脱字が多く,一定数以上の文字数で記述できていない,もしくは提出しない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目は、地域や産業界に対する幅広い知識を提供することを目的としたオムニバス形式での講義であって、学内外講師を招聘し、各種の講義を提供する。
具体的な講義内容としては、  
① この地域の歴史・文化的特徴及び産業の現状や今後の展開を旬な話題として提供する。
② 実際の産業界の方々から実践学問、現場の声として提供する。
③ グローバルな視点、幅広い見識に基づいた話題、新規性のある話題を提供する。
本科目によって地域社会、地域産業に対する幅広い見識を身につけることができる。
一方、島根県は我が国における少子・高齢化の進んだ地域である。過疎地域おける労働者不足や製造業を中心とする2次産業のエンジニア不足といった現状がある。問題の解決には、地域産業や地域経済の活性化が重要な課題となる。このような背景の基、本科目は地方創生を学の面からサポートするCOC+事業の一環として実施する。
授業の進め方・方法:
到達目標(1)、(2)について、各講演に対して指定したレポート用紙1枚にまとめる。科目の評価は講演を聴講し、提出されたレポートを以って100%とするし、合格は60%以上とする.ただし、受講態度の悪い学生については評価対象外とするので注意すること。

レポート評価基準:
・各分野について論理的に記述できているか。
・各分野について自分の考えが記述してあるか。
・文法の誤り、誤字、脱字がないか。
・一定以上の文字数を記述しているか。
注意点:
本講義においては、地域社会とそこでの産業のあり方などについて学生諸君に考えていただくことが重要である。本講義の理解のためには、幅広い知識と感性を必要とするため、日頃から新聞などで地域の実情に目を向けるよう心がけることが重要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 地域産業とエンジニアガイダンス
2週 松江テクノフォーラム 目次副会長
3週 島根県産業振興AD 矢野 仁様
4週 日本製紙株式会社 江津工場 永山達郎様 中谷丈史様
5週 島根県産業技術センター所長 吉野勝美様
6週 シマネ益田電子株式会社 平谷 太様
7週 しまね大交流会
8週 しまね大交流会
4thQ
9週 株式会社e-Front 佐々木大輔様
10週 日立金属株式会社 冶金研究所 岸上一郎様
11週 株式会社山本金属製作所
12週 映画監督 錦織吉成様
13週 株式会社テクノ・インテグレーション 出川 通様
14週 国土交通省 新田様
15週 地域企業紹介(テルサ)
16週 地域企業紹介(テルサ)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力00000100100
分野横断的能力0000000