企業経営基礎

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 企業経営基礎
科目番号 0044 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 専門共通 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 特に指定なし。
担当教員 橋本 剛

到達目標

(1)企業をとりまく経済社会環境について理解できた。(1-1)
(2)企業の戦略や組織及び経営計画や分析について理解できた。(6-3)
(3)企業経営に関連する最近のトレンドであるイノベーションやコーポレートガバナンス(企業統治)等についての理解が深まった。(6-3)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1企業をとりまく経済社会環境について正しく理解できた。企業をとりまく経済社会環境について理解できた。企業をとりまく経済社会環境について理解できない.
評価項目2企業の戦略や組織及び経営計画や分析について正しく理解できた。企業の戦略や組織及び経営計画や分析について理解できた。企業の戦略や組織及び経営計画や分析について理解できない.
評価項目3企業経営に関連する最近のトレンドであるイノベーションやコーポレートガバナンス(企業統治)等についての理解が深まった。企業経営に関連する最近のトレンドであるイノベーションやコーポレートガバナンス(企業統治)等について理解できた.企業経営に関連する最近のトレンドであるイノベーションやコーポレートガバナンス(企業統治)等について理解できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
企業経営の基礎的な知識として、社会と企業とのあり方や、企業の戦略や組織、経営の実行の概略を理解することを目標とする。

具体的には、企業経営の仕組み、戦略の立案、企業組織と人間及び経営の計画・分析・統制などを、理論と演習を交えて習得する。
また企業の今日的課題や、実際の企業の概要も学習する。
授業の進め方・方法:
到達目標の達成度を、提出物で20%、期末試験の結果を80%として評価し、60点以上を合格とする.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 「企業・会社」の意義「企業とは、会社とは」という存在の意義について説明。ステークホルダーとの関係を理解する。(経済活動、企業の発展、所有・経営、関係者)
2週 企業(1) 企業経営の基本と各種企業形態を説明。(経営目的・理念、企業形態、機能分化)
3週 企業(2) 会社の重要かつ基本的ルールの説明。(会社・法人、取締役・従業員、規則)
4週 経営戦略(1) 戦略立案の基本事項を説明。(事業ドメイン、事業環境分析、戦略計画、資源配分)
5週 経営戦略(2) 戦略策定プロセスを説明。(階層性、戦略策定・ミックス、製品ライフサイクル、PPM分析)
6週 経営戦略(3) 種々の戦略の説明。(全社戦略/専業・多角化・統合、事業戦略/コスト・差別化・集中化、機能別戦略/R&D・生産)
7週 企業組織(1) 組織の進展と人間の管理の説明。(分業・協業、分権・集権化、行動科学・欲求)
8週 企業組織(2) 企業組織の説明。(基本形態、組織/ライン・スタッフ、各種組織/事業部制、マトリクス、ネットワーク、プロジェクト、SBU )
4thQ
9週 経営の実行(1) 経営における計画と統制を説明。(経営機能・管理機能、経営資源配分・達成努力、PDCサイクル、経営計画の策定・実行、マネジメントコントロール)
10週 経営の実行(2) 経営における計画と統制を説明。(統制/結果分析・問題点・是正、決算/BS貸借対照表・PL損益計算書、CVP分析)
11週 経営の実行(3) 経営における計画と統制を説明。(統制/経営分析・指標、資本管理/調達・運用、設備投資の経済性)
12週 企業経営の課題(1) 重要で今日的な問題を説明。(グローバリゼーション、イノベーション、企業の社会的責任、企業統治他)
13週 企業経営の課題(2) 重要で今日的な問題を説明。(バリューチェーン、企業合併、ネットビジネス 他)
14週 企業の実際 理解を深めるため、具体的に大中小規模の企業の経営をケーススタディする。
15週 定期試験
16週 まとめ これまでの内容をまとめ、企業経営全体に関する基礎的問題を整理する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者を目指す者として、知的財産に関する知識(関連法案を含む)、技能、態度を身につける。1
知的財産の社会的意義や重要性を技術者として理解し、知的創造サイクルを支えることができる。1
技術者を目指す者として、知的財産を意識した創造性を発揮できる。2
技術者を目指す者として各国・各地域での活動において、各国・各地域の文化、慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令などを守ることができる。2

評価割合

試験提出合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000