グループ創造工学

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 グループ創造工学
科目番号 0045 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専門共通 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 渡部 徹

到達目標

(1)合意形成:グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。
(2)情報収集・活用・発信力:目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。
(3)チームワーク力:チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できない。
評価項目2目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できない。
評価項目3チームワーク力:チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。チームワーク力:チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。チームワーク力:チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
学科横断科目。エンジニアとして必要なデザイン能力,コミュニケーション力、プレゼンテーション力を身につけることを目標とする。
課題発見・解決法提案:学んできた知識をもとに,与えられた課題についてさまざまな視点から検討し、制約条件を見出し,学んだ知識を活用し,設計解を作り出すことをトレーニングする.グループによる共同作業を行い,コミュニケーション能力,チームワーク力を発揮することを求める。
授業の進め方・方法:
上記の到達目標における評価項目を以下の割合で評価する。
1. 成果物:発表会での教員等による評価 40%
2. 活動状況:担当教員による評価 40%
3. 活動状況:自己評価・グループ相互評価 20%
合計得点の60点以上(100点満点)を合格とする。再評価試験・卒業追認試験は実施しない。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス、テーマ選択
2週 アイデア発想演習、テーマ1(1)グループで課題に対するに解決策を検討する.
3週 テーマ1(2)グループで課題に対するに解決策を検討する.
4週 テーマ1(3)グループで課題に対するに解決策を検討する.
5週 テーマ1(4)グループで課題に対するに解決策を検討する.
6週 テーマ1(5)グループで課題に対するに解決策を検討する.
7週 テーマ1(7)発表会 (2コマ連続)
8週 テーマ1(8)発表会(2コマ連続)
2ndQ
9週 授業ガイダンス、グループ編成、テーマ2(1)グループで課題に対するに解決策を検討する.
10週 テーマ2(2)グループで課題に対するに解決策を検討する.
11週 テーマ2(3)グループで課題に対するに解決策を検討する.
12週 テーマ2(4)グループで課題に対するに解決策を検討する.
13週 テーマ2(5)グループで課題に対するに解決策を検討する.
14週 テーマ2(6)グループで課題に対するに解決策を検討する.
15週 テーマ2(7)発表会(2コマ連続)
16週 テーマ2(8)発表会(2コマ連続)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。3
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。3
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。3

評価割合

発表会での評価担当教員による評価自己評価・相互評価合計
総合評価割合404020100
基礎的能力0000
専門的能力404020100
分野横断的能力0000