日本語表象文化

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 日本語表象文化
科目番号 0015 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子情報システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『字典かな』(出典明記・改訂版 笠間影印叢刊刊行会編)
本文についてはプリントを配布する。
担当教員 大西 永昭,山村 仁朗

到達目標

1.変体仮名を読むことができる。(1-1)
2.本書の内容と文法観を理解できる。(1-1)
3.本書の日本語についての特徴を指摘することできる。(1-1)
4.2と3について、きちんとした日本語で表現することができる。(2-1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1変体仮名を読むことができる。変体仮名をある程度読むことができる。変体仮名を読むことができない。
評価項目2本書の内容と文法観を理解できる。本書の内容と文法観をある程度理解できる。本書の内容と文法観を理解できない。
評価項目3本書の日本語についての特徴を指摘することできる。本書の日本語についての特徴をある程度指摘することできる。本書の日本語についての特徴を指摘することできない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標(専攻科) S3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
『あゆひ抄』大旨を読む。『あゆひ抄』とは富士谷成章が著した江戸時代の文法書である。本文は変体仮名を用いて記述されている。
本書は日本で初めての文法書である。その本書を講読することを通して、当時の日本語研究者がどのような言語観をもっていたのか、どのような文法を構築したのかを理解することを目標とする。それはすなわち、日本語の表象文化を学ぶということである。
授業の進め方・方法:
初回の授業で、変体仮名の解読方法について説明する。第2回以降は実際に本文を読み進めていく。随時、本文の解説、富士谷成章についての概説、および『あゆひ抄』の文法観と現代の学校文法との比較を行う。予習として毎回、本文の翻字を課す。
また、毎回コメントカードを提出してもらう。そこに提示された質問には、次の回の授業で出来る限り答えていく予定である。
注意点:
成績評価は、到達目標1~4の達成度を毎回の課題60%、期末レポート40%の割合で評価し、60点以上(100点満点)を合格とする。
自主学習の内訳
 ・予習、復習:45時間(3時間×15回)
 ・定期試験準備:15時間
授業には毎回、出席してください。
予習の量は徐々に増やしていきます。
質問は授業後、およびメールで受け付けます。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、翻字の方法
授業の進め方、評価方法、翻字の仕方について説明する。
2週 講読(1)翻字の確認①、『あゆひ抄』概説
本文の講読を行う。また、平安文学について概説する。
3週 講読(2)翻字の確認②、富士谷成章について
本文の講読を行う。また、『竹取物語』の特徴について説明する。
4週 講読(3)品詞分類①、日本語史概説
本文の講読を行う。また、日本語の歴史について説明する。
5週 講読(4)品詞分類②、分類の基準
本文の講読を行う。
6週 講読(5)品詞分類③、学校文法との比較
本文の講読を行う。
7週 講読(6)単語観についての比喩を用いた説明①
本文の講読を行う。
8週 講読(7)単語観についての比喩を用いた説明②
本文の講読を行う。
2ndQ
9週 講読(8)単語観についての比喩を用いた説明③
本文の講読を行う。
10週 講読(9)「あゆひ」の分類① 分類の基準
本文の講読を行う。
11週 講読(10)「あゆひ」の分類② 諸説の比較
本文の講読を行う。
12週 講読(11)「あゆひ」の分類③ 本授業での解釈
本文の講読を行う。
13週 講読(12)日本語史の時代区分①
本文の講読を行う。
14週 講読(13)日本語史の時代区分②
本文の講読を行う。
15週 講読(14)日本語史の時代区分③
授業内容を踏まえて期末試験を行う。
16週 総括
授業を振り返り、総括を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

期末レポート課題合計
総合評価割合4060100
基礎的能力4060100
専門的能力000
分野横断的能力000