到達目標
学習目的:通史の概説講義を受けたのち,主体的に歴史学上の課題に取り組むことによって,歴史学的な思考を展開する訓練をおこなう(経験する)ことが目的である。
到達目標
・人文・社会科学的な視点から人間,社会、文化について多面的に理解し、国際社会の一員として社会的諸問題の解決に向けて主体的に貢献する自覚と素養を培う意識をもつこと。
・人間活動や科学技術の役割と影響に関心を持ち,幸福とは何かを追究しながら,技術者として社会に貢献する自覚と素養を培う意識をもつこと。
・日本を含む世界の様々な生活文化,民族・宗教などの文化的諸事象について,歴史的観点から理解できる必要性を理解すること。
ルーブリック
| 優 | 良 | 可 | 不可 |
評価項目1 | 十分に授業に参加すること | 2/3以上の授業に参加すること | 2/3以上の授業に参加すること | 10回をこえて欠席すること |
評価項目2 | 指示に十分に従ったレポートを提出すること | 指示にある程度従ったレポートを提出すること | 最低限の指示に従ったレポートを提出すること | 指示に従ったレポートを提出しないこと |
評価項目3 | なし | なし | なし | なし |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
一般・専門の別:一般 学習の分野:一般 人文・社会
必修・履修・履修選択・選択の別:必履修
基礎となる学問分野:史学・歴史社会学
学科学習目標との関連:本科目は目標「①教養豊かな実践的人間力の養成、⑤グローバルな視点と社会性の養成、⑦コミュニケーション力・プレゼンテーション力の育成」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(B)地球的視野に立った人間性の育成」「B-2:地球上の多様な歴史観・文化・習慣の違いを理解し,説明できること」である。
授業の概要:日本列島をのぞく世界の歴史を中心に,日本列島との関係にも言及しながら概観する。膨大な学習対象の量に比して,時間数は限られているため,時間・空間ともに適宜抽出した内容を扱うことになるが,本講義は比較史的視角をつねに意識しながらすすめられる。
授業の進め方・方法:
授業の方法:通史的解説によって授業を進めるが,日本列島をのぞく諸地域の歴史という生活上の実感をもちにくい学習内容の性質上,映像資料をできるだけ用いる。年に数回,小課題への取り組みを求める。また,講義内容は受講者の状況などを参照しつつ柔軟に設定する。
成績評価方法:
最低4回,取り組みを求めるレポートによっておこなう。歴史教育における成績評価方法の問題は,それ自体をひとつのテーマとして講義中でとりあげる。
注意点:
履修上の注意:カリキュラムにおいて設定されている時間数に比するなら,学習内容は膨大である。授業において,すべてを網羅することは不可能なので,図書館の利用などによる主体的学習が望まれる。本科目は学年の課程修了のために履修が必要である。
履修のアドバイス:積極性をもって講義に関わることが肝要である。
基礎科目:なし
関連科目:政治経済(全系2年),日本史(全系2),異文化社会論(全系4),日本社会論(全系4)
受講上のアドバイス:受動的態度による受講では学習に喜びを見いだすことは困難である。積極的に学習する意欲をもってはじめて学習成果は教養となることを銘記されたい。遅刻(開始時間におくれること)については受講者の自覚を求め、特段のペナルティはあたえない。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス1,概説 |
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2週 |
歴史学とはなにか(1) |
歴史とは何かについて理論的に把握すること。
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3週 |
歴史学とはなにか(2) |
歴史とは何かについて理論的に把握すること。
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4週 |
歴史学とはなにか(3) |
歴史とは何かについて理論的に把握すること。
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5週 |
歴史学とはなにか(4) |
歴史とは何かについて理論的に把握すること。
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6週 |
人類史の最初期段階 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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7週 |
(前期中間試験) |
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8週 |
オリエント世界と地中海世界の形成 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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2ndQ |
9週 |
南アジア世界の形成 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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10週 |
東南アジア世界の形成 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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11週 |
中央ユーラシア世界の形成と展開 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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12週 |
東アジア世界の変動と再編 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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13週 |
イスラーム世界の形成と拡大 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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14週 |
ヨーロッパ世界の形成 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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15週 |
(前期末試験) |
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16週 |
ユーラシア大帝国の出現 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
アジア諸地域の栄華と成熟 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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2週 |
世界をめぐる銀 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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3週 |
琉球・アイヌからみた世界史 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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4週 |
大規模な分業体制の成立 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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5週 |
西ヨーロッパの覇権争いと世界的な分業体制の拡大 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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6週 |
環大西洋革命/工業文明と国民国家の誕生 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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7週 |
近代諸革命の意味 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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8週 |
(後期中間試験) |
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4thQ |
9週 |
イギリスの覇権と欧米の国民国家建設 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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10週 |
世界の一体化の進展とアジアの変容 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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11週 |
世界の一体化の完成とその影響 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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12週 |
世界大戦の時代 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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13週 |
東西冷戦から多極的国際社会へ |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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14週 |
相互依存を深める世界 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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15週 |
(後期末試験) |
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16週 |
アメリカの覇権と盛衰 |
当該分野における基礎知識を獲得すること。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。 | 3 | |
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 自己評価 | 課題 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |