英語Ⅰ

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 英語Ⅰ
科目番号 0009 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 総合理工学科(先進科学系) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 教科書:高島英幸監修・鈴木寿一ほか著 NEW FLAG I (増進堂)・その他:Listening Box PRE(改定版)(啓林館),予習ノート(教科書専用),音声CD,ユメタン0(アルク:単語帳)、A4サイズのファイル(2つ穴),電子辞書
担当教員 山口 裕美,堀秀暢 (一般)

到達目標

学習目的:4技能(聴き・読み・書き・話す)をバランスよく養成する。

到達目標:
1・英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を身につけ,自分や身近なことについて理解したり伝えたりすることができる。
2・ 高等学校指導要領に示されているレベルの文法事項や構文語彙を習得しコミュニケーションに利用することができる。
3・英文を正しい区切りやイントネーションで音読することができる。
4・本文の要旨を英語または日本語でまとめることができる。
5◎・ コミュニケーションツールとしての口述,記述,図表などの特徴をあげることができる。

ルーブリック

不可
評価項目1英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を身につけ,自分や身近なことについて理解したり伝えたりすることが十分できる。英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を身につけ,自分や身近なことについて理解したり伝えたりすることができる。 英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を身につけ,自分や身近なことについて理解したり伝えたりすることが最低限できる。 英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を身につけ,自分や身近なことについて理解したり伝えたりすることができない。
評価項目2高等学校指導要領に示されているレベルの文法事項や構文語彙を習得しコミュニケーションに利用することが十分できる。 高等学校指導要領に示されているレベルの文法事項や構文語彙を習得しコミュニケーションに利用することができる。 高等学校指導要領に示されているレベルの文法事項や構文語彙を習得しコミュニケーションに利用することが最低限できる。 高等学校指導要領に示されているレベルの文法事項や構文語彙を習得しコミュニケーションに利用することができない。
評価項目3英文を正しい区切りやイントネーションで音読することが十分できる。 英文を正しい区切りやイントネーションで音読することができる。 英文を正しい区切りやイントネーションで音読することが最低限できる。 英文を正しい区切りやイントネーションで音読することができない。
評価項目4本文の要旨を英語または日本語でまとめることが十分できる。 本文の要旨を英語または日本語でまとめることができる。 本文の要旨を英語または日本語でまとめることが最低限できる。 本文の要旨を英語または日本語でまとめることができない。
評価項目5コミュニケーションツールとしての口述,記述,図表などの特徴をあげることが十分できる。 コミュニケーションツールとしての口述,記述,図表などの特徴をあげることができる。 コミュニケーションツールとしての口述,記述,図表などの特徴をあげることができる。 コミュニケーションツールとしての口述,記述,図表などの特徴をあげることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:一般 学習の分野:英語・国際コミュニケーション推進プログラム

必修・必履修・履修・履修選択・選択の別:必履修

基礎となる学問分野:英語学・英米 / 英語圏文学・言語学・音声学

学科学習目標との関連:本科目は「①教養豊かな実践的人間力の養成」,「⑤グローバルな視点と社会性の養成」,「⑦コミュニケーション力・プレゼンテーション力の育成」に相当する科目である。

技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(F)コミュニケーション能力,プレゼンテーション能力の育成」であるが,付随的には「(B)地球的視野に立った人間性の育成」に関与する。

授業の概要:検定教科書の様々な分野の英文を用いて,内容理解をおこなったうえで,音読や簡単な作文といったアウトプット(話す・書く)活動を実施する。また,その基盤となるインプット(語彙・文法力)活動を実施する。
授業の進め方・方法:
(90分)読解・音読のために,英文の区切りを見つける練習をおこなう。リスニング,読解による内容理解の後,音読練習や要旨作成などの活動をおこなう。
(50分)授業冒頭にリスニングの訓練をおこなう。また、語彙力を身につける訓練をおこなう。

成績評価方法:前期中間試験から後期中間試験までは,定期試験の結果を平均して評価する(60%)。定期試験の結果に加え,平素の小テスト・課題・授業ノートなど(40%)を総合して成績評価をおこなう。年度末の成績評価は,後期末試験まで加え,上記の方法で算出された結果を90%に換算し,GTECの結果(リーディング・リスニング)を10%加えて評価する。試験には教科書・ノートの持込みを許可しない。
 場合によっては再試験を実施する。積極的に授業に参加すること。
注意点:
履修上の注意:本科目は学年の課程修了のために履修が必須である。

履修上のアドバイス:予習・復習・課題を指示するので必ず取り組むこと。GTECを必ず受験すること。

基礎科目:中学校での学習事項・英語表現I(1年)

関連科目:英語II(2)・英語表現II(2)・英語III(3)・英語IV(4)・国際英語論I(4)・コミュニケーション学I(4)・国際英語論II(4)・コミュニケーション学II(4)・英語V

受講上のアドバイス:積極的に授業に参加すること。講義ならびに音読や英作文の活動は,運用能力向上のための基礎となる。そのため,必ず,教科書・予習ノート・英和辞書・和英辞典を持参し,予習や課題を取り組んだうえで授業に臨むこと。後期中間試験前に実施されるGTECを必ず受験すること。英検などの資格・検定試験を積極的に受験することが望ましい。

遅刻について:授業開始5分すぎての入室は欠課扱いとする。
 

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス(予習・復習など学習法の説明,受講上の注意)・多読資料の紹介 年間を通じての学習方法を理解し、学習計画の見通しを立てる。
2週 Chapter 1 Part 1 英語でコミュニケーションができる日本の有名なスポーツ選手について書かれた英文が理解できる。
SVO・SVCを理解し、活用する。
3週 Chapter 1 Part 2 英語でコミュニケーションができる日本の有名なスポーツ選手について書かれた英文が理解できる。
現在形・過去形を理解し、活用する。
基本的な電子辞書の使い方を理解する。
4週 Chapter 1 Part 3 英語でコミュニケーションができる日本の有名なスポーツ選手について書かれた英文が理解できる。
未来の表現を理解し、活用する。
5週 Chapter 2 Part 1 様々な方法で世界一周に挑戦した冒険家について書かれた英文が理解できる。SVOCを理解し、活用する。
6週 Chapter 2 Part 2 様々な方法で世界一周に挑戦した冒険家について書かれた英文が理解できる。SVOOを理解し、活用する。
7週 Chapter 2 Part 3 様々な方法で世界一周に挑戦した冒険家について書かれた英文が理解できる。
不定詞を理解し、活用する。
8週 前期中間試験 現時点の英語力を確認する。
2ndQ
9週 前期中間試験返却と解説 前期中間試験までの振り返りと今後の学習目標を立てる。
10週 Chapter 3 Part 1, 2 英語の学習における音読の効果と英語の学び方を知る。
動名詞・that(名詞節)を理解し、活用する。
11週 Chapter 3 Part 3, 4 英語の学習における音読の効果と英語の学び方を知る。
比較表現・不定詞(副詞用法)を理解し、活用する。
12週 Chapter 3 復習 学習内容を再確認し、課題を見つけ取り組む。
13週 Chapter 5 Part 1, 2 今日までのアイスクリームの歴史について書かれた英文が理解できる。
SVO to do・過去分詞後置修飾を理解し、活用する。
14週 Chapter 5 復習 学習内容を再確認し、課題を見つけ取り組む。
15週 前期末試験 現時点の英語力を確認する。
16週 前期末試験の返却と解説・夏休みの課題説明 前期末試験までの振り返りと今後の学習目標を立てる。
後期
3rdQ
1週 夏休み課題テスト 課題実施の成果をテストにより確認する。
2週 Chapter 7  Part 1, 2 環境問題について書かれた英文が理解できる。
過去完了形・関係代名詞whatを理解し、活用する。
3週 Chapter 7  Part 3, 4 環境問題について書かれた英文が理解できる。
SVOC(do)・助動詞の受け身を理解し、活用する。
4週 Chapter 7 復習 学習内容を再確認し、課題を見つけ取り組む。
5週 Chapter 8  Part 1, 2 書道を用いた英語と日本語の文字文化について考える。
分詞構文・関係副詞whenを理解し、活用する。
6週 Chapter 8 Part 3, 4 書道を用いた英語と日本語の文字文化について考える。
強調構文・SVOC(done)を理解し、活用する。
7週 Chapter 8 復習 学習内容を再確認し、課題を見つけ取り組む。
8週 後期中間試験 現時点の英語力を確認する。
4thQ
9週 後期中間試験返却と解説 後期中間試験までの振り返りと今後の学習目標を立てる。
10週 Chapter 9  Part 1, 2 (冬休み課題,詳細は別途指示する) 宇宙について書かれた英文を理解する。
as if ~・仮定法過去を理解し、活用する。
11週 冬休み課題テスト 課題実施の成果をテストにより確認する。
12週 Chapter 9 Part 3, 4 宇宙について書かれた英文を理解する。関係副詞why・仮定法過去完了を理解し、活用する。
13週 Chapter 10  Part 1, 2 手塚治虫の人生哲学について書かれた英文が理解できる。
過去完了の受け身・関係副詞howを理解し、活用する。
14週 Chapter 10 Part 3, 4 手塚治虫の人生哲学について書かれた英文が理解できる。
関係副詞where・同格thatを理解し、活用する。
15週 後期末試験 現時点の英語力を確認する。
16週 後期末試験の返却と解説 1年間の振り返りと今後の学習目標を立てる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後12,後13,後14
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後12,後13,後14
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後12,後13,後14
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後12,後13,後14
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後12,後13,後14
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後12,後13,後14
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後12,後13,後14
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後12,後13,後14
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後12,後13,後14
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後12,後13,後14
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後12,後13,後14
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後12,後13,後14
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後12,後13,後14
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後12,後13,後14
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後12,後13,後14
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後12,後13,後14
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後12,後13,後14
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後12,後13,後14
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後12,後13,後14
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後12,後13,後14

評価割合

試験発表自己評価態度課題小テスト合計
総合評価割合600003010100
基礎的能力50000301090
専門的能力0000000
分野横断的能力100000010