日本語会話と聴解Ⅰ

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 日本語会話と聴解Ⅰ
科目番号 0012 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 総合理工学科(先進科学系) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 宮城幸枝、『新装版初級日本語聴解練習 毎日の聞きとり50日(上)』、凡人社、2017年8月宮城幸枝、『新装版初級日本語聴解練習 毎日の聞きとり50日(下)』、凡人社、2018年2月宮城幸枝、『中上級日本語聴解練習 毎日の聞きとりplus40日(上)』、凡人社、2017年11月その他、教員が適宜準備する。
担当教員 杉山 明,渡邊 朝美

到達目標

【学習目的】
 受講生が本校における学生生活を問題なく送ることができるよう、リスニング力と会話力を養うことが目標である。また、漢字学習も適宜行っていく。受講生が日本の文化やマナーについての理解を深めることも目標のひとつである。

【目標】
1.初中級程度の日本語を聴きとることができるようになる。
2.間違えを恐れず、日本語を抵抗なく使えるようになる。
3.日本語を用いて周囲の人々とコミュニケーションがとれるようになる。
4.小学校レベルの漢字の読み書きができるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1日本語能力試験4級から3級程度の聴解問題が分かる。日本語能力試験4級程度の聴解問題が分かる。日本語能力試験4級程度の聴解問題が分からない。
評価項目2日本語能力試験4級から3級程度の文法を用いて、自分の考えを口頭で表現することができる。日本語能力試験4級程度の文法を用いて、自分の考えを口頭で表現することができる。日本語能力試験4級から5級程度の文法を用いて、自分の考えを口頭で表現することができない。
評価項目3相手の話を聞いて的確に返答を行うことができ、円滑にコミュニケーションをとることができる。日本語でコミュニケーションをとることができる。日本語でコミュニケーションをとることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 1年次の留学生を対象とした日本語の聴解と会話の授業である。
 日本で生活するのに困らない日本語コミュニケーション能力を養うために必要なリスニング力、会話力を育成する。
 授業を通して、受講生が日本の文化やマナーへの理解を深め、間違いを恐れず日本語でコミュニケーションをとろうとする態度も養っていく。
授業の進め方・方法:
 教科書の問題を一緒に解き、解説を行うことによって、単語量や表現力の向上を図る。また、教員が適宜資料を準備し、資料のトピックについて意見交換を行っていくことで、日本語で話す力、相手の話を聞く力を養う。
 後学期からは、日本語を使ったプレゼンテーションの練習も取り入れていく。
注意点:
 受講生の状況によって、テキストや授業内容を変更する可能性がある。
 前期・後期の試験結果(80%)、課題(10%)、出席状況(10%)で総合評価を確定する。
 60点以上を合格とし、必要に応じて再試験を実施する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 『新装版初級日本語聴解練習 毎日の聞きとり50日(上)』
1~2課
身の回りのことに関することが日本語で表現できるようになる。
2週 『新装版初級日本語聴解練習 毎日の聞きとり50日(上)』
3~4課
身の回りのことに関することが日本語で表現できるようになる。
3週 『新装版初級日本語聴解練習 毎日の聞きとり50日(上)』
5~6課
過去のことと予定について日本語で表現できるようになる。
4週 『新装版初級日本語聴解練習 毎日の聞きとり50日(上)』
7~8課
過去のことと予定について日本語で表現できるようになる。
5週 『新装版初級日本語聴解練習 毎日の聞きとり50日(上)』
9~10課
授受表現を使えるようになる。
6週 『新装版初級日本語聴解練習 毎日の聞きとり50日(上)』
11~12課
形容詞を使えるようになる。
簡単に理由を説明できるようになる。
7週 『新装版初級日本語聴解練習 毎日の聞きとり50日(上)』
13~14課
比較の表現を学ぶ。
8週 (前期中間試験)
2ndQ
9週 中間試験の返却とフィードバック
10週 『新装版初級日本語聴解練習 毎日の聞きとり50日(上)』
15~17課
進行の表現と許可の表現を学ぶ。
11週 『新装版初級日本語聴解練習 毎日の聞きとり50日(上)』
18~21課
能力と義務の表現を学ぶ。
12週 『新装版初級日本語聴解練習 毎日の聞きとり50日(上)』
22~24課
推量の表現を学ぶ。
13週 『新装版初級日本語聴解練習 毎日の聞きとり50日(上)』
25課
時間の表現を学ぶ。
14週 教師作成資料を利用 前期で学んだものを理解できているか確認する。
15週 (前期期末試験)
16週 期末試験の返却とフィードバック
後期
3rdQ
1週 『中上級日本語聴解練習 毎日の聞きとりplus40日(上)』
1~2課
運搬の仕方や錯覚、トリックアートなどについて自分の知っていることを話すことができる。
2週 『中上級日本語聴解練習 毎日の聞きとりplus41日(上)』
3~4課
出前や郵便などについて理解し、自分の感じたことを話すことができる。
3週 『中上級日本語聴解練習 毎日の聞きとりplus42日(上)』
5~6課
自分の国の伝統や地理について話すことができる。
4週 『中上級日本語聴解練習 毎日の聞きとりplus43日(上)』
7~8課
聴きとりにくい言葉や言い間違えた経験などについて話すことができる。
日本人の名字について理解を深める。
5週 『中上級日本語聴解練習 毎日の聞きとりplus44日(上)』
9~10課
自分の国の特徴的な店について紹介することができる。
メールを送るときのマナーを理解し、適切な内容のメールを送ることができる。
6週 『中上級日本語聴解練習 毎日の聞きとりplus45日(上)』
11~12課
こどものころに遊んだものについて話すことができる。
挨拶などの日本の習慣について理解を深める。
7週 教師作成資料を利用 日本と自分の国のことを比較し、まとまった意見が言えるようになる。
8週 (後期中間試験)
4thQ
9週 中間試験の返却とフィードバック
10週 『中上級日本語聴解練習 毎日の聞きとりplus46日(上)』
13~14課
トピックを理解し、自分の考えを話すことができる。
11週 『中上級日本語聴解練習 毎日の聞きとりplus46日(上)』
15~16課
トピックを理解し、自分の考えを話すことができる。
12週 『中上級日本語聴解練習 毎日の聞きとりplus46日(上)』
17~18課
困ったとき、緊急時の対応について学び、支援の要請などができるようになる。
13週 『中上級日本語聴解練習 毎日の聞きとりplus46日(上)』
19~20課
社会問題について、自分の考えを話すことができる。
14週 教師作成資料を利用 日本と自分の国のことを比較し、まとまった意見が言えるようになる。
15週 (後期期末試験)
16週 期末試験の返却とフィードバック

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000