到達目標
学習目標:身のまわりのものを物質という視点でとらえ,それらの間で起きる変化が水素原子核や電子などの移動によるものであることを知り,物質の変化量を推定できる素養を身につける。
到達目標
1.物質量(mol)を用いて物質の量を表すことができる。
2.物質の三態,原子の構造や価電子,結合について説明できる。
3.酸と塩基の反応,および酸化還元反応について説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 物質の量を物質量(mol)で表し,量的計算に活用できる。 | 物質の量を物質量(mol)で表し,体積や質量との関係を説明できる。 | 物質の量を物質量(mol)で表すことができる。 | 物質の量を物質量(mol)で表すことができない。 |
評価項目2 | 物質の三態,原子の構造や価電子,結合について具体例を挙げて説明できる。 | 物質の三態,原子の構造や価電子,結合について自分の言葉で説明できる。 | 物質の三態,原子の構造や価電子,結合を理解している。 | 物質の三態,原子の構造や価電子,結合について説明できない。 |
評価項目3 | 酸と塩基の反応,および酸化還元反応について具体例を挙げて説明でき,物質量との関係を理解している。 | 酸と塩基の反応,および酸化還元反応について具体例を挙げて説明できる。 | 酸と塩基の反応,および酸化還元反応について原理を説明できる。 | 酸と塩基の反応,および酸化還元反応について説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
一般・専門の別:一般
学習の分野:共通・基礎
必修・必履修・履修選択・選択の別:必修
基礎となる学問分野:無機化学・物理化学
学科学習目標との関連:本科目は総合理工学科学習・教育目標「②確かな基礎科学の知識修得」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育目標は「(A)技術に関する基礎知識の深化」である。
授業の概要:自然界に存在する様々な物質の構造や,物質間で起きる様々な変化を理解するための基礎的素養を教授する。
授業の進め方・方法:
授業の方法:一週2単位時間を2時限連続で,原則として各HRで行う。板書中心の講義であるが、適宜化学実験を行い,実験結果をまとめ,考察したレポートの提出を義務付ける。さらに必要に応じて,基礎的な問題に対するレポートや小テストを課す。
成績評価方法:4回の定期試験の得点をそれぞれ同等に評価(70%)し,各定期試験までの小テスト,レポートおよび授業態度をこれに加味(30%)して,その都度評価する。原則として,前期成績は中間成績との,学年成績は全結果の単純平均とする。試験の持ち込み可能物品は電卓のみ。
注意点:
履修上の注意:本科目は必修科目のため,2学年課程修了には履修(欠課時数は年間の出席日数の1/3以下)が必須である。
履修上のアドバイス:身のまわりで起きる現象を「物質」という視点から考えてみよ。物質の構造のイメージを持てるように学習せよ。常に疑問をもち,分からない事は放置せずに解決するよう努力せよ。暗記のみに頼るな,覚えるだけでなく「理解すること」が何よりも大切なことである。
基礎科目:中学理科
関連科目:化学II(全系3年),一般化学(先進3),有機化学I(先進4),有機化学II(先進5),無機化学(先進4),生化学(先進4),化学実験(先進4),物理化学(先進5)
受講上のアドバイス:本科目は環境エネルギー人材育成関連科目である。
元素記号,化学式,量の単位など,教員から指示された基礎事項は憶える。記憶に頼って済ませようとせず,きちんと理解して応用力をつけようという努力がまず必要である。再試験は行わない。チャンスはそう多くない事を知って欲しい。
レポ-トは提出期限を守り,けじめを身につけること。
遅刻の取扱については,その時限の1/2(ただし化学実験は、安全上の理由により開始10分後)を越えたとき,その時限を欠課とするので注意すること。また遅刻は累積5回で欠課1時限とカウントする。
なお講義への不参加も欠課とカウントする場合がある。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
前期ガイダンス,物質と人間生活 |
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2週 |
物質の成り立ちと周期律 |
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3週 |
物質の成り立ちと周期律 |
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4週 |
物質と化学式 |
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5週 |
物質と化学式 |
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6週 |
物質の量の表し方 |
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7週 |
物質量の計算 |
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8週 |
(前期中間試験) |
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2ndQ |
9週 |
試験返却と解説 |
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10週 |
化学反応式 |
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11週 |
化学反応式 |
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12週 |
酸と塩基 |
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13週 |
酸と塩基 |
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14週 |
酸と塩基 |
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15週 |
(前期末試験) |
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16週 |
試験返却と解説 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
後期ガイダンス,酸化と還元 |
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2週 |
酸化還元反応 |
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3週 |
酸化還元反応 |
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4週 |
酸化還元反応 |
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5週 |
化学と電気の関わり |
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6週 |
化学と電気の関わり |
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7週 |
(後期中間試験) |
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8週 |
試験返却と解説 |
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4thQ |
9週 |
基礎化学実験① |
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10週 |
基礎化学実験① |
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11週 |
基礎化学実験② |
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12週 |
基礎化学実験② |
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13週 |
基礎化学実験③ |
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14週 |
基礎化学実験③ |
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15週 |
(学年末試験) |
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16週 |
試験返却と解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 1 | |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 1 | |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 2 | |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 1 | |
公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 1 | |
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 3 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 課題 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 10 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |