総合理工演習

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 総合理工演習
科目番号 0027 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合理工学科(先進科学系) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 松田 修,ランボー エリック

到達目標

学習目的:前期(数学):初等幾何と微分方程式のスロープフィールドについて理解する。後期(英語):英語の読む・聞く・書く・話すの4技能の基礎の強化を総合
的に達成する。
到達目標:前期(数学):1.初等幾何の問題が電卓を使って解ける.2.初等的な微分方程式のスロープフィールドを理解し,微分方程式が解ける.
後期(英語):3.基本的な文法を正しく使うことができる(Grammar)。4.理解した英文を正しく音読することができる(Speaking)。5.基本的な文法を理解して文を正しく組み立てることができる(Writing)。

ルーブリック

不可
評価項目1(数学)電卓を使って初等幾何の上 級レベルの問題が解ける。電卓を使って初等幾何の中 級レベルの問題が解ける。電卓を使って初等幾何の中 級レベルの問題が6割程度 解ける。電卓を使って初等幾何の初 級レベルの問題が全く解け ない。
評価項目2(数学)微分積分と物体の簡単な運 動を結びつきを非常に良く 理解している。微分積分と物体の簡単な運 動を結びつきを理解してい る。微分積分と物体の簡単な運 動を結びつきをある程度理 解している。微分積分と物体の簡単な運 動を結びつきを非常に良く 理解していない。
評価項目3(英語)文法トピックを完全に理解 できる (Grammar)文法トピックを理解できる (Grammar)文法トピックをある程度理 解できる(Grammar)文法トピックを理解できな い(Grammar)
評価項目4(英語)テキストを正しく音読する ことができる(Reading aloud)テキストを音読することが できる (Reading aloud)テキストをある程度音読す ることができる(Reading aloud)テキストを音読することが できない(Reading aloud)
評価項目5(英語)読んだ本の内容を理解し、 それについて正しく書くこ とができる読んだ本の内容を理解し、 それについて書くことがで きる読んだ本の内容を理解し、 それについてある程度書く ことができる読んだ本の内容を理解でき ず、それについて書くこと ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
専門・数学,外国語, 講義・通年 ,必履修
基礎となる学問分野: 前期(数学):数物系科学/数学/数学一般,後期(英語):英米文学・英語学・英語関連分野
学科学習目標との関連:本科目は「③ 基盤となる専門性の深化」に相当する科目である。
授業の概要:前期(数学):演習を中心に基本的な問題に取り組む。後期(英語):授業は,「シラバスでの単元スケジュールに従った授業外での自主学習→授業での単元内容の確認と補充→授業外での復習」のサイクルを継続的に行う中で、英語の接触量を十分なものにすることにより、4技能(Listening, Reading, Speaking, Writing)の伸長を行う。
授業の進め方・方法:
授業の方法:授業の方法:数学(前期):アクティブ・ラーニングを取り入れた授業を行う。英語(後期):アクティブ・ラーニングを取り入れた授業を行う。
成績評価方法:4回の定期試験(同等に評価し50%)と演習等(50%)の合計で評価する。
再試験は、前期末及び後期末の補習時に,成績が59点以下のものを対象に行い,合格した者は成績を60点とする。
注意点:
履修上の注意:前期は数学,後期は英語を行うので注意すべし。後期の英語では,授業外での計画的な事前学習が必要
である。
履修のアドバイス:事前に行う準備学習は,特になし。
基礎科目:前期(数学):基礎数学 後期(英語):これまでに学習した英語科目すべて
関連科目:前期(数学):微分積分Ⅰ,基礎線形代数学 後期(英語):英語I(1年),英語表現I(1年),英語
II(2年),英語表現II(2年),英語III(3年),英語IV(4年),英語V(5年)
受講上のアドバイス:自ら進んで学習すること。万全の準備を常に心がけること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス及び式を立てる訓練1 数学的法則を見つけて式を立てる
2週 式を立てる訓練2 正弦定理(サイン定理)を理解する
3週 式を立てる訓練3 基本的な図形の求めたい角に関する式を立て,角を求める
4週 式を立てる訓練4 基本的な図形の求めたい角に関する式を立て,角を求める
5週 式を立てる訓練5 少し複雑な図形の求めたい角に関する式を立て,角を求める
6週 式を立てる訓練6 少し複雑な図形の求めたい角に関する式を立て,角を求める
7週 式を立てる訓練7 少し複雑な図形の求めたい角に関する式を立て,角を求める
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 前期中間試験の返却と解説 微分と積分とスロープフィールド1 基本的な微分方程式に対応するスロープフィールドの理解
10週 微分と積分とスロープフィールド2 基本的な微分方程式に対応するスロープフィールドの理解
11週 微分と積分とスロープフィールド3 スロープフィールドと微分方程式の解の理解
12週 微分と積分とスロープフィールド4 スロープフィールドと微分方程式の解の理解
13週 微分と積分とスロープフィールド5 スロープフィールドと微分方程式の解の理解
14週 前期末試験
15週 前期末試験の返却と解説 
16週 後期中間試験の返却と解説
後期
3rdQ
1週 ガイダンス:(英語)文法トピック1・音読・多読 トピック1を理解し、より良い発音を獲得する
2週 文法トピック2・音読・多読 トピック2を理解し、より良い発音を獲得する
3週 文法トピック3・音読・多読 トピック3を理解し、より良い発音を獲得する
4週 文法トピック4・音読・多読 トピック4を理解し、より良い発音を獲得する
5週 文法トピック5・音読・多読 トピック5を理解し、より良い発音を獲得する
6週 文法トピック6・音読・多読 トピック6を理解し、より良い発音を獲得する
7週 試験の準備
8週 (後期中間試験)
4thQ
9週 文法トピック7・音読・多読 中間試験の返却と解答解説
トピック7を理解し、より良い発音を獲得する
10週 文法トピック8・音読・多読 トピック8を理解し、より良い発音を獲得する
11週 文法トピック9・音読・多読 トピック9を理解し、より良い発音を獲得する
12週 文法トピック10・音読・多読 トピック10を理解し、より良い発音を獲得する
13週 文法トピック11・音読・多読 トピック11を理解し、より良い発音を獲得する
14週 試験の準備
15週 後期末試験
16週 後期末試験の返却と解答解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学ベクトルの定義を理解し、ベクトルの基本的な計算(和・差・定数倍)ができ、大きさを求めることができる。3前1
平面および空間ベクトルの成分表示ができ、成分表示を利用して簡単な計算ができる。3前3
平面および空間ベクトルの内積を求めることができる。3前2,前6
問題を解くために、ベクトルの平行・垂直条件を利用することができる。3前2
空間内の直線・平面・球の方程式を求めることができる(必要に応じてベクトル方程式も扱う)。3前4,前5,前7,前9
行列の定義を理解し、行列の和・差・スカラーとの積、行列の積を求めることができる。3前11,前13
逆行列の定義を理解し、2次の正方行列の逆行列を求めることができる。3前14
行列式の定義および性質を理解し、基本的な行列式の値を求めることができる。3後2,後3,後4,後5,後6,後7
線形変換の定義を理解し、線形変換を表す行列を求めることができる。3後10
合成変換や逆変換を表す行列を求めることができる。3後11
平面内の回転に対応する線形変換を表す行列を求めることができる。3後12,後13,後14

評価割合

試験平常点(演習等)合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100
専門的能力000
分野横断的能力000