学習目的:与えられたテーマに沿って,主体的に問題に取り組み,問題を解決する能力を身につける。さらに得られた成果を適切な方法で表現する能力を身につける。
到達目標:1.授業へ積極的に参加し,仲間と協力して情報収集などの作業に取り組む。2.与えられたテーマに対して,試行錯誤の中からいろいろな視点からのアプローチを考えることができる。3.現在,取り組んでいる内容を多角的に理解できる。4.レポートの組み立て方を理解し,事実と根拠をきちんと示したレポートが書ける。5.限られた時間内で,伝えたい内容を,事実と根拠を示しつつ簡潔に分かりやすく説明できる。
概要:
必履修
基礎となる学問分野:1年生で学習した科目
学科学習目標との関連:本科目は総合理工学科の学習目標「(6)課題探究・解決能力の育成」,「(7)コミュニケーション力,プレゼンテーションの育成」である。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(D)課題解決能力の育成」である。
授業の概要:各研究室の指導教員が与えたテーマに沿って,総合的な学習に取り組む。研究室によっては,特定の課題を取り上げて研究活動を行う。
授業の進め方・方法:
授業の方法:少人数のゼミ形式で行う。また,以下に挙げる授業計画は典型的なものを示している。具体的には各ゼミで異なるので,担当教員と相談し,指示を受けること。
成績評価方法:授業への参加意欲,テーマへの熱意,取り組み内容の理解程度,レポートの完成度,プレゼンテーションにより総合的に評価する。
注意点:
履修上の注意:選択する研究室によってテーマが異なるので,注意が必要である。
履修のアドバイス:事前に提示される情報や,希望する研究室を訪ねるなど,内容をよく聞き履修すること。
基礎科目:これまで学習した全ての教科
関連科目:全系横断演習Ⅰ(3年),全系横断演習Ⅱ(4年),卒業研究(5年)
受講上のアドバイス:事前に希望する研究室を訪ね,受講上のアドバイスを受けておくこと。授業開始 10 分までを遅刻とし,遅刻の回数が多い場合は,警告を行った後,欠課扱いとすることもある。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 2 | |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 2 | |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 2 | |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 2 | |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 2 | |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 2 | |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 2 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 2 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 2 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 2 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 2 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 2 | |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 2 | |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 2 | |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 2 | |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 2 | |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 2 | |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 2 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 2 | |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 2 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 2 | |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 2 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 2 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 2 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 2 | |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 2 | |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 2 | |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 2 | |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 2 | |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 2 | |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 2 | |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 2 | |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 2 | |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 2 | |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 2 | |