日本語会話と聴解Ⅱ

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 日本語会話と聴解Ⅱ
科目番号 0031 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合理工学科(先進科学系) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』(スリーエーネットワーク),『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』(スリーエーネットワーク),その他,教師が適宜準備する。
担当教員 渡邊 朝美

到達目標

学習目的:受講生が本校における学生生活を問題なく送ることができるよう,教員のサポートなしで専門科目を受講できるようになるよう,リスニング力と会話力を養うことが目的である。また,受講生が日本の文化やマナーについての理解を深めることも目的のひとつである。

到達目標
1.教員のサポートなしで日本語での授業内容を聴きとることができるようになる。
2.日本語で周囲の人と円滑にコミュニケーションがとれるようになる。
3.日本語を使って意見交換やプレゼンテーションを行うことができる。

ルーブリック

不可
評価項目1日本語能力試験2級から1級程度の聴解問題が分かる。日本語能力試験2級程度の聴解問題が分かる。日本語能力試験2級程度の聴解問題がある程度分かる。左記に達していない。
評価項目2日本語能力試験2級から1級程度の文法を用いて,自分の考えを口頭で表現することができる。日本語能力試験2級程度の文法を用いて,自分の考えを口頭で表現することができる。日本語能力試験3級程度の文法を用いて,自分の考えを口頭で表現することができる。左記に達していない。
評価項目3相手の話を聞いて的確に返答を行うことができ,円滑にコミュニケーションをとることができる。日本語で円滑にコミュニケーションをとることができる。日本語でコミュニケーションをとることができる。左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:一般
学習の分野:日本語

基礎となる学問分野:人文学/文学・言語学

学習教育目標との関連:本科目は総合理工学科学習教育目標「⑤グローバルな視点と社会性の養成」及び「⑦コミュニケーション力・プレゼンテーション力の育成」に相当する科目である。

技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(F)コミュニケーション能力,プレゼンテーション能力の育成」であるが,付随的には,日本語や日本文化を理解し,自国の言葉や文化と比較し,考察することが「(B)地球的視野に立った人間性の育成」にもつながる。

授業の概要:2年次の留学生を対象とした日本語の聴解と会話の授業である。教員のサポートがない状態でも,専門科目の授業を理解することができ,理解ができなかった場合は自ら担当教員に質問に行き,日本語で問題なくやりとりができるよう,リスニング力と会話力を向上させていく。学年終了時に日本語能力試験N2程度のリスニング力を身につけられるよう学んでいく。
授業の進め方・方法:
授業の方法:教員が準備した教材や資料を用い,日本語の語彙や表現を増やしていく。また,学年が上がるにつれて求められるであろう日本語での討論やプレゼンテーションの能力も教員の準備するトピックについての意見交換で養う。これらと並行して『新完全マスター聴解』シリーズを使い,日本語能力試験対策を行っていく。

成績評価方法:
・成績は,定期試験(80%)+漢字小テスト(10%)+出席状況・学習態度(10%)の合計から評価する。
・60点以上を合格とし,必要に応じて再試験を実施する。
注意点:
履修上の注意:本科目は2学年の課程修了の為に履修(欠席時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。

履修のアドバイス:事前に日本語能力試験(JLPT)N3レベルに達していることが望ましい。学習内容が多いため,受講生には日々予習・復習を行い,学習の取りこぼしがないように努められたい。受講生が日本語や日本文化に興味を持てるような教学,情報提供に努めていくが,受講生自身にも日々日本語や日本文化に興味を持ち,授業に臨んでもらいたい。

基礎科目:日本語Ⅰ(1年),日本語作文(1),日本語会話と聴解Ⅰ(1),日本事情(1)

関連科目:日本語Ⅱ(2年),日本語Ⅲ(3)

受講上のアドバイス:
・授業開始時刻に遅れた場合,20分までは遅刻,それ以降は欠課として扱う。
・積極的に授業に参加し,課題は期限を守って提出すること。
・分からない語句を調べる習慣を身につけること。
・受講生の状況によって,テキストや授業内容を変更する可能性がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・似ている音を聴き分けられるようになる。
・音の変化や縮約形について理解する。
2週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・質問,依頼など短い文を聞いて,適切な答えが即時に判断できるようになる。
3週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・質問,依頼など短い文を聞いて,適切な答えが即時に判断できるようになる。
4週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・話の中から指示や依頼,助言などを聴きとり,何をすべきかを判断できるようになる。
5週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・話の中から指示や依頼,助言などを聴きとり,何をすべきかを判断できるようになる。
6週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・話の中から指示や依頼,助言などを聴きとり,何をすべきかを判断できるようになる。
7週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・話の中から質問されたことにポイントをしぼって聴きとれるようになる。
・必要な情報かどうかを判断できるようになる。
8週 (前期中間試験)
2ndQ
9週 中間試験の返却とフィードバック
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』
・これまでの学びをふりかえる。
・話の中から質問されたことにポイントをしぼって聴きとれるようになる。
・必要な情報かどうかを判断できるようになる。
10週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・話の中から質問されたことにポイントをしぼって聴きとれるようになる。
・必要な情報かどうかを判断できるようになる。
11週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・話の主題や話し手の意図・主張などが判断できるようになる。
12週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・話の主題や話し手の意図・主張などが判断できるようになる。
13週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・多くの情報を整理・統合しながら話の内容が理解できるようになる。
14週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・多くの情報を整理・統合しながら話の内容が理解できるようになる。
15週 (前期期末試験)
16週 期末試験の返却とフィードバック
後期
3rdQ
1週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・似ている音を聴き分けられるようになる。
・音の変化や縮約形について理解する。
2週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・質問,依頼など短い文を聞いて,適切な答えが即時に判断できるようになる。
3週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・質問,依頼など短い文を聞いて,適切な答えが即時に判断できるようになる。
4週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・話の中から指示や依頼,助言などを聴きとり,何をすべきかを判断できるようになる。
5週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・話の中から指示や依頼,助言などを聴きとり,何をすべきかを判断できるようになる。
6週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・話の中から指示や依頼,助言などを聴きとり,何をすべきかを判断できるようになる。
7週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・話の中から質問されたことにポイントをしぼって聴きとれるようになる。
・必要な情報かどうかを判断できるようになる。
8週 (後期中間試験)
4thQ
9週 中間試験の返却とフィードバック
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』
・これまでの学びをふりかえる。
・話の中から質問されたことにポイントをしぼって聴きとれるようになる。
・必要な情報かどうかを判断できるようになる。
10週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・話の中から質問されたことにポイントをしぼって聴きとれるようになる。
・必要な情報かどうかを判断できるようになる。
11週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・話の主題や話し手の意図・主張などが判断できるようになる。
12週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・話の主題や話し手の意図・主張などが判断できるようになる。
13週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・多くの情報を整理・統合しながら話の内容が理解できるようになる。
14週 ・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。
・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。
・多くの情報を整理・統合しながら話の内容が理解できるようになる。
15週 (後期期末試験)
16週 期末試験の返却とフィードバック

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価課題授業態度・出席状況その他合計
総合評価割合800010100100
基礎的能力800010100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000