Course Objectives
学習目的:総合理工学の基礎である生物に関する知識を理解することで,工学現象の理解や問題解決のための基礎能力を修得する。
到達目標:
1.生物の共通性と多様性について理解している。
2.DNAの性質について説明できる。
3.体内環境の調整機構について理解している。
4.地球上の生態系について理解している。
Rubric
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 到達レベルの目安(可) | 到達レベルの目安(不可) |
評価項目1 | 生物の共通性と多様性について具体例を挙げながら説明できる | 生物の共通性と多様性について説明できる | 生物の共通性と多様性について概ね説明できる | 左記に達していない. |
評価項目2 | DNAの性質について理解し、DNAが遺伝情報を担う利点について説明できる | あらゆる生物に共通した遺伝情報であるDNAの性質について説明できる | あらゆる生物に共通した遺伝情報であるDNAの性質について概ね説明できる | 左記に達していない. |
評価項目3 | 体内環境の調節機構を踏まえ、体内の恒常性維持の仕組みについて説明できる | 体内環境の調節機構について説明できる | 体内環境の調節機構について概ね説明できる | 左記に達していない. |
評価項目4 | 地球上の生態系について説明できる、保全の方法を考えられる | 地球上の生態系について説明できる | 地球上の生態系について概ね説明できる | 左記に達していない. |
Assigned Department Objectives
Teaching Method
Outline:
一般・専門の別:一般
学習の分野:自然科学系共通・基礎
必修・必履修・履修選択・選択の別:選択
基礎となる学問分野:生物学/基礎生物学
学科学習目標との関連:本科目は総合理工学科の学習目標「② 確かな基礎科学の知識修得」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(A)技術に関する基礎知識の深化,A-1:工学に関する基礎知識として,自然科学の幅広い分野の知識を修得し,説明できること。」である。
授業の概要:機械,電気電子,電子制御,情報工学科から総合理工学科へ転学科する学生が,転学科後の専門科目の学習に支障を来さない学力を身につけることを目的にした科目である。具体的には,総合理工学科1年生の必履修科目の中から生物に重点をおいて講義と演習を行う。
Style:
授業の方法:長期休業期間などを利用して,集中講義で行う。課題レポート・演習を中心に,必要に応じて講義を行う。
成績評価方法:授業ノート(50%)および理解度を確認するためのレポート(50%)で評価する。最終成績は,合格,不合格をもって表す。
Notice:
履修上の注意:機械,電気電子,電子制御,情報工学科から総合理工学科第3年次転学科学生を受講対象とする。長期休業期間などを利用して,集中講義で行う。
履修のアドバイス:生物は,総合理工学科の基礎科目で,転学科後の学習の基礎固めとなる教科である。これら教科の理解は転学科して学習を行うためには必修である。
基礎科目:
関連科目:化学Ⅰ(2年),化学Ⅱ(3), 理科実験(2), 一般生物学(2), 分子生物学(3), 応用生物学(4), 発生生物学(4), 生物学実験(4), 生化学(4), 細胞生物学(4), 生命情報学(5)
受講上のアドバイス:予習・復習を十分にするとともに演習問題にも積極的に取り組むこと。授業時間外に復習や課題への取組を必ず行い,小テストへの準備をすること。1単位時間の半分を遅刻した場合には欠課とする。
Course Plan
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Theme |
Goals |
1st Semester |
1st Quarter |
1st |
<1日目:6時間>
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2nd |
• ガイダンス,生物の多様性と共通性(教科書p.10-17) |
生物の多様性と共通性が理解できる
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3rd |
• 生物と遺伝子、DNAの構造(教科書p.44-47) |
遺伝子とDNAの構造が理解できる
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4th |
• ゲノムとセントラルドクマ(教科書p.48-71) |
ゲノムとセントラルドグマが理解できる
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5th |
• DNAの抽出実験 |
DNAの抽出実験ができる
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6th |
• DNAの抽出実験 |
DNAの抽出実験ができる
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7th |
• 細胞分裂とDNAの複製 |
細胞分裂とDNAの複製について理解できる
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8th |
• レポート作成 |
DNAの抽出実験のレポートが作成できる
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2nd Quarter |
9th |
• レポート作成 |
DNAの抽出実験のレポートが作成できる
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10th |
• レポート作成 |
DNAの抽出実験のレポートが作成できる
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11th |
<2日目:6時間> |
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12th |
• 生命活動とエネルギー(教科書p.18-29) |
生命活動とエネルギーについて理解できる
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13th |
• 体内環境の特徴と調節(教科書p.82-110) |
体内環境の特徴と調節が理解できる
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14th |
• 免疫(教科書p.112-127) |
免疫について理解できる
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15th |
• 血球の採取と観察 |
血球の採取と観察実験ができる
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16th |
• 血球の採取と観察 |
血球の採取と観察実験ができる
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2nd Semester |
3rd Quarter |
1st |
• 血球の採取と観察 |
血球の採取と観察実験ができる
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2nd |
• 魚類の体内構造の観察 |
魚類の体内構造の観察実験ができる
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3rd |
• レポート作成 |
魚類の体内構造の観察実験のレポートが作成できる
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4th |
• レポート作成 |
魚類の体内構造の観察実験のレポートが作成できる
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5th |
• レポート作成 |
魚類の体内構造の観察実験のレポートが作成できる
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6th |
<3日目:6時間> |
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7th |
• 植生の多様性と分布(教科書p.144-155) |
植生の多様性と分布が理解できる
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8th |
• 植生の多様性と分布(教科書p.144-155) |
植生の多様性と分布が理解できる
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4th Quarter |
9th |
• 気候とバイオーム(教科書p.156-169) |
気候とバイオームが理解できる
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10th |
• 気候とバイオーム(教科書p.156-169) |
気候とバイオームが理解できる
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11th |
• 生態系とその保全(教科書p.170-187) |
生態系とその保全が理解できる
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12th |
• 生態学実習 |
生態学実習ができる
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13th |
• 生態学実習 |
生態学実習ができる
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14th |
• レポート作成 |
生態学実習のレポートが作成できる
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15th |
• レポート作成 |
生態学実習のレポートが作成できる
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16th |
• レポート作成 |
生態学実習のレポートが作成できる
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Evaluation Method and Weight (%)
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 課題 | ポートフォリオ | その他 | Total |
Subtotal | 0 | 0 | 0 | 50 | 50 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 50 | 50 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |