Course Objectives
【学習目的】
自分と社会との関係において職業がどのような位置づけにあるかを理解する。そして仕事(職業)を通じて社会に貢献することの意義を理解し,働く上での安全に関する知識の重要性を理解する。
【到達目標】
1 自分が就業するイメージをつかみ,「就業すること」においての安全の重要性を理解する。
2 安全の定義を理解し,リスクアセスメントの必要性を理解する。
3 テーマを決め,リスクアセスメントを実施する。
Rubric
| 優 | 良 | 可 | 不可 |
評価項目1 | 技術者にとってシステム安全という考えが非常に重要であることを理解し,安全の定義が完全に理解できている。
| 技術者にとってシステム安全という考えが重要であることを理解し,安全の定義が理解できている。 | 安全の定義が理解できている。
| 安全の定義の理解が不十分であるい。
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評価項目2 | リスクアセスメントの必要性が理解できており,リスク低減に向けてのリスクアセスメントのポイントを理解し,リスク評価ができる。 | リスクアセスメントの必要性が理解できており,リスク低減に向けてのリスクアセスメントのポイントが理解できている。 | リスクアセスメントの必要性が理解できており,リスク低減の意味が理解できている。 | リスクアセスメントの必要性の理解が不十分であり,リスク低減の意味の理解も不十分である。 |
評価項目3 | 実際のテーマに対して,複数の危険源の特定し,リスクアセスメントを実施し複数のリスク低減策を提案できる。 | 実際のテーマに対して,少なくとも一つの危険源の特定ができ,リスクアセスメントを実施し複数のリスク低減策を提案できる。 | 実際のテーマに対して,少なくとも一つの危険源の特定ができ,リスクアセスメントを実施し少なくとも一つのリスク低減策を提案できる。 | 実際のテーマに対して,危険源の特定ができるが,リスクアセスメントの実施を行うことができない。 |
Assigned Department Objectives
Teaching Method
Outline:
※実務との関係:この科目は企業で電気電子工学に関する職務経験を有する教員が,その経験を活かし,自分と社会との関係において職業がどのような位置づけにあるかを理解したり,仕事(職業)を通じて社会に貢献することの意義を理解したり,働く上での安全に関する知識の重要性を理解することを目的として講義形式で授業を行うものである。
一般・専門の別:「専門」
学習の分野:融合科目・その他
必修・必履修・履修選択・選択の別:必履修
基礎となる学問分野:総合領域/総合理工学科
学習・教育目標との関連:
本科目は総合理工学科の学習・教育目標「⑤ グローバルな視点と社会性の養成」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連:
本科目の学習・教育目標は主として「(G)技術者倫理の理解,G-1:倫理的・経済的および安全上の考察に関する理解を深め,技術者として社会に対する責任を自覚し,説明できること」であるが,付随的に「F-1」および「F-2」にも関与する。
授業の概要:
1~3年の特別活動で学習した「職業・就業」に関する知識を基に,自分が就業するために何が必要かを考える。学生に「就業する」ということを考えてもらうためのケーススタディを行い,就業した後何が必要かを理解してもらう。また就業に際し必要となる安全衛生教育も行う。
Style:
授業の方法:
グループディスカッションを中心に行い、各自の就業意識を確認し合う。まず、安全衛生に関するケーススタディ・ディスカッションを行う。続いて、そして就業することの意義をグループでまとめる。その後、各自社会人であることを想定したケーススタディを行い、就業する上で何が必要かをお互いに議論し合う。
成績評価方法:
就業するにあたっての心の在り方に関するケーススタディの結果のレポート(40%),プレゼンテーションの相互評価(20%),安全衛生・防災に関するレポート評価(40%)。
Notice:
履修上の注意
課程修了のためには履修が必須である。
履修のアドバイス:
基本的にはグループワークを中心に行う。各自自分の意見を述べ、他のメンバーとの意見交換が出来るように与えられたテーマに対して準備をしっかりやること。これまでの知識が実際にどのように役立つかを考えること。
基礎科目:物理Ⅰ(1年),国語Ⅰ(1),化学Ⅰ(2),国語Ⅱ(2),政治経済(2),化学Ⅱ(3),国語Ⅲ(3)
関連科目:学外実習(4年),卒業研究(5),1~3年特別活動
受講上のアドバイス:
主体性をもってあらゆることに取り組む必要がある。自分で積極的に意見を述べること。必要な資料がすべて与えられるものではなく,必要なものを自ら見つける姿勢が必要である。業開始25分以内であれば遅刻とする。
Course Plan
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Theme |
Goals |
1st Semester |
1st Quarter |
1st |
・ガイダンス ・就業/安全/防災についての意識調査 -Grディスカッション |
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2nd |
・安全に対するイメージの具体化(ケーススタディ)-Grでディスカッション |
安全の重要性が認識され、危険予知に対する意識が向上する
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3rd |
・各Grの得られた結果をプレゼンテーションし、相互評価 |
各Grで理解した安全の重要性の相互理解
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4th |
・防災に対するイメージの具体化(ケーススタディ)-Grでディスカッション |
防災の重要性が認識され、危険予知に対する意識が向上する
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5th |
・各Grの得られた結果をプレゼンテーションし、相互評価 |
各Grで理解した防災の重要性の相互理解
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6th |
・安全/防災についての意識再調査 -レポート作成・提出 |
各自が理解した安全/防災の重要性についてまとめる
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7th |
・社会で働くことの意義理解 -Grでディスカッション |
社会で求められる能力についての認識をはっきりさせる
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8th |
・社会で働くことの意義理解 -レポート作成・提出 |
各自が理解した「働くことの意義」についてまとめる
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2nd Quarter |
9th |
・就業に対するイメージの具体化 -GrでのケーススタディⅠ |
チームワーク力(分業・分担)に必要なものを理解する
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10th |
・就業に対するイメージの具体化 -Grの意見集約 |
各自が理解したチームワーク力(分業・分担)に必要なものを修得する方法を考える
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11th |
・各Grの得られた結果をプレゼンテーションし、相互評価 |
各Grで理解したチームワーク力についての相互理解
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12th |
・就業に対するイメージの具体化 -GrでのケーススタディⅡ |
違った立場で、チームワーク力(分業・分担)に必要なものを理解する
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13th |
・就業に対するイメージの具体化 -Grの意見集約 |
各自が理解したチームワーク力(分業・分担)に必要なものを修得する方法を考える
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14th |
・各Grの得られた結果をプレゼンテーションし、相互評価 |
各Grで理解したチームワーク力(分業・分担)に必要なものの相互理解
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15th |
・就業についての意識再調査 -レポート提出 |
各自が理解した「チームワーク力(分業・分担)に必要なもの」についてまとめる
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16th |
・レポート返却 |
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Evaluation Method and Weight (%)
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | Total |
Subtotal | 35 | 20 | 10 | 0 | 35 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 5 | 0 | 0 | 15 | 0 | 30 |
専門的能力 | 20 | 5 | 0 | 0 | 20 | 0 | 45 |
分野横断的能力 | 5 | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 25 |