総合理工総論Ⅱ

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 総合理工総論Ⅱ
科目番号 0061 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 総合理工学科(先進科学系) 対象学年 3
開設期 集中 週時間数
教科書/教材
担当教員 加藤 学

到達目標

学習目的:総合理工学の基礎である電気回路とプログラミングに関する知識を理解することで,工学現象の理解や問題解決のための基礎能力を修得する。

到達目標:
1.プログラミングの基礎事項を理解する。
2.演習を通じて理解を深化させる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安到達レベルの目安(可)到達レベルの目安(不可)
評価項目1何も参照しないで基本的なアルゴリズムのPADを作成できる。基本的なアルゴリズムのPADを理解でき,これに修正を加えることでPADを作成できる。基本的なアルゴリズムのPADを理解できる。左記に達していない.
評価項目2変数,代入,反復構造,分岐構造を理解し,正しいプログラムを作成できる。変数,代入,反復構造,分岐構造を理解し,PADを参照しながら正しいプログラムを作成できる。変数,代入,反復構造,分岐構造を理解しているが,PADを参照しても正しいプログラムを作成できない。左記に達していない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:専門
学習の分野:融合科目・その他
必修・必履修・履修選択・選択の別:選択

基礎となる学問分野:情報工学

学科学習目標との関連:本科目は総合理工学科の学習目標「④ 分野横断的な融合力の育成」に相当する科目である。

本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(A)技術に関する基礎知識の深化,A-2:専門技術分野の知識を修得し,説明できること」である。

授業の概要:機械,電気電子,電子制御,情報工学科から総合理工学科へ転学科する学生が,転学科後の専門科目の学習に支障を来さない学力を身につけることを目的にした科目である。具体的には,総合理工学科1年生の必履修科目の工学系基礎科目の中から基礎となる科目に重点をおいて講義と演習を行う。
授業の進め方・方法:
授業の方法:長期休業期間などを利用して,集中講義で行う。課題レポート・演習を中心に,必要に応じて講義を行う。
成績評価方法:課題(50%)および理解度を確認するためのレポート(50%)で評価する。最終成績は,合格,不合格をもって表す。
注意点:
履修上の注意:機械,電気電子,電子制御,情報工学科から総合理工学科第3年次転学科学生を受講対象とする。長期休業期間などを利用して,集中講義で行う。
履修のアドバイス:プログラミングは,総合理工学科の基礎科目で,転学科後の学習の基礎固めとなる教科である。これら教科の理解は転学科して学習を行うためには必修である。

基礎科目:総合理工基礎(1年),情報リテラシー(1)
関連科目:全系横断演習Ⅰ(3年),全系横断演習Ⅱ(4),情報システム(5)


受講上のアドバイス:プログラミングでは,タイピングの速度と正確さが重要なので,十分に練習すること。また,出欠確認時以降の入室は遅刻とする。遅刻は2回で1単位時間の欠課として扱う。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 <集中講義1日目>・ガイダンス 本科目の到達目標が理解できる
2週 <集中講義1日目>・メモリと変数,代入について メモリと変数,代入が理解できる
3週 <集中講義1日目>
・C言語の記述法( printf 文など)
C言語の記述法が理解できる
4週 <集中講義1日目>
・プログラミング開発環境の演習
プログラミング開発環境の演習が解ける
5週 <集中講義2日目>
・反復とPADによるアルゴリズムの記述法およびwhile 文
PADによるアルゴリズムの記述ができる(反復)
6週 <集中講義2日目>
・プログラミング演習
While文を使ってプログラムが書ける
7週 <集中講義2日目>
・for 文
FOR文が理解できる
8週 <集中講義2日目>
・プログラミング演習
与えられた課題に対してプログラムが書ける
2ndQ
9週 <集中講義3日目>
・一次元配列を用いた反復演算
一次元配列を用いた反復演算が理解できる
10週 <集中講義3日目>
・プログラミング演習
一次元配列を用いた反復演算のプログラムが書ける
11週 <集中講義3日目>
・選択処理とPADによるアルゴリズムの記述法およびscanf 文
PADによるアルゴリズムの記述ができる(選択処理)
12週 <集中講義3日目>
・if 文,プログラミング演習
IF文を使ったプログラムが書ける
13週 <集中講義4日目>
・条件記述(and,or,not),プログラミング演習
条件記述を使ったプログラムが書ける
14週 <集中講義4日目>
・反復・選択処理を組み合わせた演算,プログラミング演習
反復・選択処理を組み合わせたプログラムが書ける
15週 集中講義のため期末試験は実施ない
16週 <集中講義4日目>
・プログラミング最終課題
学習した内容を使ってプログラムが書ける
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。2
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。2
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。2
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。2
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。2
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。2

評価割合

試験発表相互評価課題ポートフォリオその他合計
総合評価割合00050500100
基礎的能力0000000
専門的能力00050500100
分野横断的能力0000000