到達目標
学習目的:幅広い生物実験を受講することで、様々な実験スキルと講義で学んだ生物の専門的知識の定着を図る。
到達目標:
1. 生命現象を科学的に解明するための生物学的な考え方,観察力を習得する。
2. 顕微鏡下での操作や微量試料の取り扱いに習熟する。
3. 得られたデータの科学的な処理法を習得し、科学的な考察力を身につける。
ルーブリック
| 優 | 良 | 可 | 不可 |
評価項目1 | 生命現象を科学的に解明するための生物学的な考え方ができ,対象物を的確に観察し説明できる。 | 生命現象を科学的に解明するための生物学的な考え方ができ,対象物を的確に観察できる。 | 生命現象を科学的に解明するための生物学的な考え方ができる。 | 左記に達していない。 |
評価項目2 | 顕微鏡下での微細な操作や微量試料の取り扱いに習熟する。 | 顕微鏡下での微細な操作や微量試料の取り扱いができる。 | 顕微鏡下での操作や微量試料の取り扱いができる。 | 左記に達していない。 |
評価項目3 | 得られたデータを生物学的、統計学的に処理でき、論理的な考察によって説明できる。 | 得られたデータを科学的に処理でき、論理的に考察できる。 | 得られたデータを、論理的
に考察できる。 | 左記に達していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
一般・専門の別:専門
学習の分野:実験・実習他
基礎となる学問分野:数物系科学,生物学/基礎生物学
学科学習目標との関連:本科目は「③基盤となる専門性の深化」及び「⑥課題探求・解決能力の育成」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(A)技術に関する基礎知識の深化である。
授業の概要:生物実験を通して,実験手法を習得し、科学的な観察力,データの処理法、考察力を習得する。
授業の進め方・方法:
授業の方法:幅広い生物の実験に取り組む。実験は,全員で同時に同じテーマを実施する.英語による実習書を使用して5~6名のグループに分かれて実験に取り組む。テーマと週の配分はガイダンスで案内する。
成績評価方法:実験テーマについて提出されるレポートにおける,データの処理,結論の導出仮定,考察の進め方を評価して100点満点で採点し,平均を最終成績とする。実験レポートに関して、データの改竄、盗用、剽窃、剽窃幇助など研究倫理に反する不正行為があると担当教員が判断した場合は、そのレポートは0点として処理し、原則として再提出を認めない。(研究倫理に関する資料は日本学術振興会のWebページからも確認できる。 https://www.jsps.go.jp/j-kousei/rinri.html )
注意点:
受講上のアドバイス:実験や観察がただの作業になることの無いよう十分注意すること.学習効果を上げるには実験の趣旨を事前に十分学習しておくことが必要である。事前にファイルをダウンロードし、よく読んで、実験を実施する前に実験手順を頭の中で一通りシミュレートするように。授業時間の1/3を経過した時点で欠席としてあつかう。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
生物実験の内容を理解する
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2週 |
生化学実験I(酵素実験) |
酵素に関して理解する
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3週 |
生化学実験II(酵素実験) |
基質特異性に関して理解する
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4週 |
生化学実験III(酵素実験) |
反応速度と温度について理解する
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5週 |
ミジンコによる生体実験I(ミジンコのメスとオスの違いの観察) |
形態的特徴を捉えられるようになる
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6週 |
ミジンコによる生体実験II(ミジンコの解剖・発生の観察) |
生体を用いた実験を行えるようになる
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7週 |
ミジンコ・ミカヅキモによる生物応答試験 |
生体を用いた試験を行い、排水が環境に与える負荷を考える
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8週 |
遺伝子型解析実験I(ALDH2の遺伝子型解析) |
DNA抽出、PCRが行えるようになる
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4thQ |
9週 |
(後期中間試験) |
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10週 |
遺伝子型解析実験II(ALDH2の遺伝子型解析) |
PCR産物の電気泳動を理解し実行できるようになる
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11週 |
組織染色I(マウス臓器のHE染色) |
HE染色について理解する
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12週 |
組織染色II(顕微鏡によるマウス臓器の観察) |
顕微鏡を使った組織観察が行えるようになる
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13週 |
遺伝子発現解析 (リアルタイムPCRによる発現解析) |
リアルタイムPCRを理解し、データ処理を行えるようになる
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14週 |
遺伝子発現解析 (リアルタイムPCRによる発現解析) |
リアルタイムPCRを理解し、データ処理を行えるようになる
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15週 |
予備日 |
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16週 |
予備日 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 30 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 70 | 70 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |