到達目標
学習目的:原子と原子物理,素粒子について理解し,関連する問題を解く。また,先進科学系スローガン「生命から宇宙まで幅の広い科学教育」の宇宙分野として天文の「恒星の性質と進化」についても学ぶ。
到達目標
1.原子の内容を理解し,関連する問題を解く。
2.原子物理の内容を理解し,関連する問題を解く。
ルーブリック
| 優 | 良 | 可 | 不可 |
評価項目1 | 原子について,授業で取り扱うほとんどの問題の解答を作成できる。 | 原子について,授業で取り扱う基礎的な複合問題の解答を作成できる。 | 原子について,授業で取り扱う基礎的な問題の解答を作成できる。 | 左記に達していない。 |
評価項目2 | 原子核について,授業で取り扱うほとんどの問題の解答を作成できる。 | 原子核について,授業で取り扱う基礎的な複合問題の解答を作成できる。 | 原子核について,授業で取り扱う基礎的な問題の解答を作成できる。 | 左記に達していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
一般・専門の別:専門
学習の分野:物理
基礎となる学問分野:数物系科学/物理学/物理一般
学習教育目標との関連:本科目は「(3) 基盤となる専門性の深化」に相当する科目である。
授業の概要:原子と原子核,素粒子について学習し,高校物理課程に対応する内容を完成させる。また,天文の「恒星の性質と進化」についても焦点を当てる。知識を確実なものとするため,プリントや章末問題について演習を行う。
授業の進め方・方法:
授業の方法:講義形式の授業を進める。プリント問題演習や章末問題演習では,事前に問題を当てておくので,授業の始まる前に板書してもらい,それによって授業を展開していく。
成績評価方法:4回の定期試験を60%(均等に重み付け),演習,課題レポートなどを40%とする。成績不振者には補講と再試験を課して,60点を上限に定期試験の成績を置換する。
注意点:
履修上の注意:学年の課程修了のために,本科目履修(欠課時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。
履修のアドバイス:教科書を良く復習すること。また課題レポートは期限までに必ず提出すること。事前に行う準備学習として,前回の課題に取り組むこと,および教科書に目を通し学習項目を把握しておくこと。
基礎科目:一般物理学Ⅰ(2年),物理Ⅰ(1),物理Ⅱ(2),総合理工基礎(1),電気電子回路(2),基礎数学(1),微分積分Ⅰ(2)
関連科目:力学Ⅰ(3年),力学(3),力学(3),電磁気学概論(3),熱力学概論(3),物理学演習(3)
受講上のアドバイス:授業で扱う数式について,計算してよく理解すること。授業中にメール等の操作をしている場合には退室してもらうことがある。授業開始25分以内であれば遅刻とし,遅刻3回で1欠課とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
前期ガイダンス,電磁気学基礎 |
原子物理に必要な電磁気学の基礎知識について理解できる
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2週 |
電子1 |
陰極線,電子の比電荷について理解できる
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3週 |
電子2 |
電気素量について理解できる
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4週 |
光の粒子性 |
光電効果,光量子仮説,プランク定数について理解できる
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5週 |
コンプトン効果 |
コンプトン効果について理解できる
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6週 |
X線,物質の波動性 |
X線,ブラッグ反射,物質の波動性について理解できる
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7週 |
原子の構造 |
ラザフォードの原子模型,水素原子のスペクトルについて理解できる
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8週 |
前期中間試験(上記内容) |
60点以上のスコア
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2ndQ |
9週 |
前期中間試験の答案返却と試験解説, |
見直し
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10週 |
水素原子のボーア模型 |
ボーアの仮説,水素原子の軌道半径とスペクトルについて理解できる
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11週 |
原子核 |
原子核の構成,同位体,統一原子質量単位について理解できる
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12週 |
放射線と放射能 |
原子核の崩壊と放射線,半減期,放射線の検出と放射能の測定について理解できる
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13週 |
核反応 |
原子核反応,原子核の結合エネルギーについて理解できる
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14週 |
核エネルギー |
核分裂,原子力発電,核融合について理解できる
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15週 |
前期末試験(中間試験以降の内容) |
60点以上のスコア
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16週 |
前期末試験の答案返却と試験解説
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見直し
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 物理 | 力学 | 物体に作用する力を図示することができる。 | 3 | |
力の合成と分解をすることができる。 | 3 | |
運動方程式を用いた計算ができる。 | 3 | |
運動の法則について説明できる。 | 3 | |
物体の運動エネルギーに関する計算ができる。 | 3 | |
重力による位置エネルギーに関する計算ができる。 | 3 | |
力学的エネルギー保存則を様々な物理量の計算に利用できる。 | 3 | |
物体の質量と速度から運動量を求めることができる。 | 3 | |
運動量保存則を様々な物理量の計算に利用できる。 | 3 | |
等速円運動をする物体の速度、角速度、加速度、向心力に関する計算ができる。 | 3 | |
電気 | 電場・電位について説明できる。 | 3 | |
クーロンの法則が説明できる。 | 3 | |
クーロンの法則から、点電荷の間にはたらく静電気力を求めることができる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 自己評価 | 課題 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 35 | 0 | 0 | 0 | 25 | 0 | 60 |
専門的能力 | 25 | 0 | 0 | 0 | 15 | 0 | 40 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |