到達目標
学習目的:特殊相対性理論の基礎として,ローレンツ変換や相対論的力学を理解し,関連する問題を解く。
到達目標:
1.ローレンツ変換を理解し,関連する問題を解く。
2.相対論的力学を理解し,関連する問題を解く。
ルーブリック
| 優 | 良 | 可 | 不可 |
評価項目1 | ローレンツ変換について,授業で取り扱うほとんどの問題の解答を作成できる。 | ローレンツ変換について,授業で取り扱う基礎的な複合問題の解答を作成できる。 | ローレンツ変換について,授業で取り扱う基礎的な問題の解答を作成できる。 | 左記に達していない。 |
評価項目2 | 相対論的力学について,授業で取り扱うほとんどの問題の解答を作成できる。 | 相対論的力学について,授業で取り扱う基礎的な複合問題の解答を作成できる。 | 相対論的力学について,授業で取り扱う基礎的な問題の解答を作成できる。 | 左記に達していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
一般・専門の別:専門
学習の分野:物理
基礎となる学問分野:数物系科学/物理/物理一般
学習教育目標との関連:本科目は総合理工学科学習教育目標「③基盤となる専門性の深化」に相当する科目である。
授業の概要:現代物理学として本科目では,時空の概念を一変させた相対性理論の内,数学的にも取り扱いやすい特殊相対性理論を取り扱う。さらに,素粒子物理学と宇宙科学のトピックスについても焦点を当てる。
授業の進め方・方法:
授業の方法:講義形式の授業を進め,適宜,演習を行なう。演習では学生による解答の板書と解説を求める。課題レポートを課し,学生の理解度を確認しながら授業を進める。
成績評価方法:2回の定期試験成績を60%(均等評価),平素の演習,レポートなどを40%とする。成績不振者には補講と再試験を課して,60点を上限に定期試験の成績を置換する。
注意点:
履修上の注意:本科目を選択した者は,学年の課程修了のために履修(欠課時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。また,本科目は「授業時間外の学修を必要とする科目」である。当該授業時間と授業時間外の学修を合わせて,1単位あたり45時間の学修が必要である。授業時間外の学修については,担当教員の指示に従うこと。
履修のアドバイス:教科書を良く復習すること。また課題レポートは期限までに必ず提出すること。事前に行う準備学習として,前回の課題に取り組むこと,および教科書に目を通し学習項目を把握しておくこと。
基礎科目:一般物理学(3年),微分積分Ⅰ(2),微分積分Ⅱ(3),基礎微分方程式(3)
関連科目:量子科学(5年),電磁気学(4),解析力学(4),物性物理(4),数学科目
受講上のアドバイス:授業で扱う数式について,計算してよく理解すること。授業中にメール等の操作をしている場合
には退室してもらうことがある。授業開始25分以内であれば遅刻とし,遅刻3回で1欠課とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
数学・物理科学プログラム以外:開講しない 数学・物理科学プログラム:ガイダンス |
ガイダンス
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2週 |
マイケルソン・モーレーの実験 |
マイケルソン・モーレーの実験とその帰結について理解する。
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3週 |
特殊相対性理論の基本原理 |
事件,特殊相対性原理,光速度不変の原理について理解する。
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4週 |
ローレンツ変換 |
ローレンツ変換を導出する。
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5週 |
ローレンツ変換からの帰結 |
同時刻の相対性,ローレンツ収縮,動く時計の遅れについて理解する。
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6週 |
速度の合成 |
速度の合成式を導出する。
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7週 |
ローレンツ変換の幾何学的表示 |
世界線,光錐,ミンコフスキー時空を理解する。
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8週 |
前期中間試験(上記内容に関する) |
60点以上のスコア
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2ndQ |
9週 |
前期中間試験の返却と解説 |
見直し
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10週 |
相対論的力学1 |
4元ベクトル,運動量,質量,力について理解する。
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11週 |
相対論的力学2 |
仕事,エネルギー,4元運動量について理解する。
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12週 |
運動方程式のローレンツ不変な形 |
ローレンツ不変な運動方程式,物質の消滅について理解する。
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13週 |
相対性理論の応用 |
相対性理論の我々の生活への応用には何があるか把握する。
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14週 |
素粒子物理学・宇宙物理学のトピックス |
素粒子物理学・宇宙物理学のトピックスに触れる。
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15週 |
後期末試験(中間試験以降の内容) |
60点以上のスコア
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16週 |
前期末試験の返却と解説 |
見直し
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | 課題 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 50 |
専門的能力 | 30 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |