到達目標
1. ニューロンによる情報の伝搬について説明できる
2. 大脳皮質の各領野の機能と構造について説明できる
3. 感覚情報の符号化について説明できる
4. 行動の生成ついて説明できる
ルーブリック
| 優 | 良 | 可 | 不可 |
評価項目1 | ニューロンによる情報の伝搬について説明できる | ニューロンによる情報の伝搬について基本的な説明ができる | ニューロンによる情報の伝搬についての概要を説明ができる | ニューロンによる情報の伝搬について説明できない |
評価項目2 | 大脳皮質の各領野の機能と構造について説明できる | 大脳皮質の各領野の機能と構造について基本的な説明ができる | 大脳皮質の各領野の機能と構造についての概要を説明ができる | 大脳皮質の各領野の機能と構造について説明できない |
評価項目3 | 感覚情報の符号化について説明できる | 感覚情報の符号化について基本的な説明ができる | 感覚情報の符号化についての概要を説明ができる | 感覚情報の符号化について説明できない |
評価項目4 | 行動の生成ついて説明できる | 行動の生成ついて基本的な説明ができる | 行動の生成ついての概要を説明ができる | 行動の生成ついて説明できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
一般・専門の別:専門
学習の分野:生物
基礎となる学問分野:生物学/基礎生物学・生命科学
学習教育目標との関連:本科目は総合理工学科の学習教育目標「(3) 基盤となる専門性の深化」に相当する科目である。
授業の概要:ヒトを含む動物にとっての情報処理の中枢である脳を題材に、その機能と構造、情報処理過程についての説明を行う。
授業の進め方・方法:
授業の方法:図・表などの資料をプロジェクターにより投影, あるいは板書により解説しながら要点を解説する。適時, 授業内容に即したレポート課題を出し, 復習と自主学習を促す。
成績評価方法:2回の定期試験の得点をそれぞれ同等に評価(70%)し,各定期試験までの小テスト,レポートおよび授業態度をこれに加味(30%)して, その都度評価する。定期試験の成績が60点未満の者に対して,再試験等により理解が確認できれば点数を変更することがある。ただし,最終評価では変更した後の評価は60点を越えないものとする。
注意点:
履修上の注意:本科目を選択した者は,学年の課程修了のために履修(欠課時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。また,本科目は「授業時間外の学修を必要とする科目」である。当該授業時間と授業時間外の学修を合わせて,1単位あたり45時間の学修が必要である。授業時間外の学修については,担当教員の指示に従うこと。
履修のアドバイス:知識について丸暗記するのではなく, その現象の仕組みを理解して身につけて欲しい。事前に行う準備学習として、前年度までの科目の復習を薦める。
基礎科目:生物Ⅰ(1年)一般生物学(2), 分子生物学(3), 応用生物学(4), 発生生物学(4), 生物学実験(4), 生化学(4), 細胞生物学(4)
関連科目:化学Ⅰ(2年),化学Ⅱ(3), 理科実験(2), 一般生物学(2),
分子生物学(3), 応用生物学(4), 発生生物学(4), 生物学実験(4), 生化学(4), 細胞生物学(4), 生命情報学(5)
受講上のアドバイス:レポート課題は期限を厳守すること。遅刻は授業の時間の半分を経過した時点で欠席として扱う。講義やそれに関連したことで疑問があれば,積極的に質問し,理解を深めて欲しい。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
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2週 |
ニューロンと活動電位 |
ニューロンの基本的な性質と活動電位の発生のしくみを説明できる。
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3週 |
活動電位の伝搬と情報変換 |
活動電位の細胞内伝搬と情報の符号化について説明できる。
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4週 |
シナプスと神経細胞間の伝達 |
シナプスを通じて次のニューロンへと情報が伝達されるしくみを説明できる。
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5週 |
感覚刺激と低次視覚情報処理 |
受容器による物理刺激の活動電位への変換と低次感覚情報処理について説明できる。
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6週 |
大脳皮質での視覚情報処理 |
高次感覚野での情報表現と知覚との関係について説明できる。
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7週 |
解剖学的構造と機能局在 |
脳部位の大まかな分類と役割,機能について説明できる。
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8週 |
(前期中間試験) |
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2ndQ |
9週 |
前期中間試験の返却と解答解説 |
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10週 |
その他の感覚と運動生成 |
その他の感覚野,運動野での情報表現と行動の生成について説明できる。
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11週 |
学習,記憶,睡眠,疾患 |
学習と記憶,睡眠について説明できる。
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12週 |
様々な計測手法:分子,細胞,ネットワーク,領野,行動 |
様々な脳の計測手法について説明できる。
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13週 |
臨床,工学応用と脳内情報の読み出し |
脳科学の応用例と脳内情報の読み出しについて説明できる。
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14週 |
神経系のモデルとAI |
脳を模した基本的な数理モデルとその後のAIの発展について説明できる。
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15週 |
(前期末試験) |
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16週 |
前期末試験の返却と解答解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 基礎生物 | 細胞膜を通しての物質輸送による細胞の恒常性について説明できる。 | 4 | 前12 |
フィードバック制御による体内の恒常性の仕組みを説明できる。 | 4 | 前13 |
情報伝達物質とその受容体の働きを説明できる。 | 4 | 前13 |
生物化学 | タンパク質の機能をあげることができ、タンパク質が生命活動の中心であることを説明できる。 | 4 | 前12 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | 課題 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |