国際交流

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 国際交流
科目番号 0127 科目区分 一般 / 選択
授業形態 実技 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 総合理工学科(先進科学系) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 教科書:特になし 参考書:秋山仁ほか「技術者倫理 グローバル社会で活躍するための異文化理解」、実教出版
担当教員 山口 均

到達目標

学習目的:国際交流を主体的に計画しそれを実施することにより,地域及び諸外国等の現状について体験的に考え,さらに今後一人の人間として社会的に生きるとは何かということについて深く学習することを目的とする。

到達目標

1.国際社会の実情を理解し,社会性・国際性を身につける。
◎2.他の国・社会での生活を通して,そこでの経済,文化,政治,社会問題等を理解し,国際社会で主体的に生きる個人及び技術者としての姿勢・素養を培う。
3.外国語を使って意思伝達できるコミュニケーション力を身に付ける。
4.国際的な視野を持ち,自ら課題を見つけ行動する力を培う。


ルーブリック

不可
評価項目1(計画)交流活動の社会的背景や重要性を理解し,明瞭かつ具体的な計画を立てることができる。交流活動の社会的背景や重要性を理解し,具体的な計画を立てることができる。交流活動の社会的背景や重要性を理解し,計画を立てることができる。交流活動の社会的背景や重要性を理解できていない。具体的な計画を立てることができない。
評価項目2(事前学習)研修について調査を行い,自ら取り組むべき課題とその意義を理解し,説明できる。研修について調査を行い,自ら取り組むべき課題を理解し,説明できる。研修について調査を行い,自ら取り組むべき課題とその意義を理解している。研修について調査を行うことがきない。自ら取り組むべき課題を理解していない。
評価項目3(研修)研修先で出会った人と積極的に交流し、外国語で自分の意思や考えを正確に伝えることができる。研修先で出会った人と積極的に交流し、外国語で自分の考えを伝えることができる。研修先で出会った人と積極的に交流し、自分の意思や考えを身振りを交えて伝えることができる。研修先で出会った人と積極的に交流することができない。自分の意思や考えを外国語で伝えることができない。
評価項目4(事後)研修を通して学んだことや今後取り組むべき,課題について具体的かつ明瞭に説明できる。研修を通して学んだことや今後取り組むべき,課題について具体的に説明できる。研修を通して学んだことや今後取り組むべき,課題について説明できる。研修を通して学んだことや今後取り組むべき,課題を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:一般   

学習の分野:融合科目・その他

基礎となる学問分野:外国語 / 公民

学習教育目標との関連:本科目は「④ 分野横断的な融合力の育成」,「⑤グローバルな視点と社会性の養成」,「⑥ 課題探求・解決能力の育成」,「⑦コミュニケーション力・プレゼンテーション力の育成」に相当する科目である。

技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(B)地球的視野に立った人間性の育成,B-2:地球上の多様な歴史観・文化・習慣の違いを理解し,説明できること」である。

授業の概要:国際交流活動に計画的に参加し,交流活動報告書を提出する。
授業の進め方・方法:
授業の方法:個々に計画書を作成し,それに従って活動する。具体的な交流活動内容は交流機関のプログラムに従う。活動後に報告書を作成,提出する。

成績評価方法:計画書,事前学習,報告書等により国際交流活動への取り組み姿勢と理解度を判定し100点満点で評価する。受講者は書類ごとに指定された期日までに必要書類を学術・社会連携推進室に提出すること。未提出書類がある場合には,成績評価は行われないので注意すること。
注意点:
履修上の注意:履修対象学生は2~5年である。この科目を履修しようとする年度の前年度の適切な時期までに担当教員を決定し,担当教員に交流の計画書を提出し,交流を実施することの了解をとらなければならない。その後,所定の期日までに交流願等必要書類を提出しなければならない。また,所定の期日までに選択科目履修願いを提出すること。なお,上記の担当教員決定時期,教務係への提出時期等の詳細は掲示等で指示する。

履修のアドバイス:自ら積極的に取り組むことが必要である。事前に行う準備学習として,ガイダンス等のミーティングに参加するとともに,研修・研修先の情報や安全情報を確認する(必修)。加えて,参考書などを読み異文化についての関連知識を持っておく。

基礎科目:国語,人文・社会の科目,外国語・国際コミュニケーション推進プログラムの科目

関連科目:全系横断演習,キャリアマネジメント,シナジーゼミナール,外国語・国際コミュニケーション推進プログラムの科目

受講上のアドバイス :交流活動は指定された機関において行うので,該当する機関であるかどうか,よく確認すること。また交流活動に必要な経費は,原則すべて自己負担である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
選択

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 • ガイダンス(研修の目的等に関すること) 自らやるべきものごとを見つけ,率先して動くのが重要であることを理解し,そのように行動することができる。
2週 • ガイダンス(海外安全情報等に関すること) リスクがあっても,挑戦してみることが大切だと考え,実行することができる。
3週 • 書類作成,手続き等の説明 達成したいことと現状との差異(課題)を見つけるための情報収集ができる。
4週 • 書類作成,手続き等の説明 相手国の社会・習慣・文化について関心・知識がある。
自ら目標を設定し,失敗を恐れず粘り強く行動することができる。
目標を達成するために,自分の体調や行動などを管理して,責任ある行動をとることができる。
5週 • 交流活動 1日目(8時間を上限として合計22時間以上) 仲間に働きかけ,問題点を一緒に改善するために行動することができる。
6週 • 交流活動 1日目 相手の意見を聞いて理解し,わかりやすい説明や手段を用いて,自分の意見を相手に伝えることができる。
7週 • 交流活動 1日目 チームで協調,共同することの意義や効果を認識している。
8週 • 交流活動 1日目 チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。
2ndQ
9週 • 交流活動 1日目 自分とは異なる文化的背景を持っている人の意見や考えをとりいれ,受け入れることができる。
10週 • 交流活動 2日目 日本の文化を認識し,その背景や特徴について,自分と異なる文化的背景の人に説明することができる。
11週 • 交流活動 2日目 達成したいことと現状との差異(課題)を見つけるための情報収集ができる
12週 • 交流活動 2日目 課題解決への論理的思考方法として,ブレーンストーミング等の発想法などを用いることができる。
13週 • 交流活動 2日目 どのような過程で結論を導いたか,思考の過程を他者に説明できる。
14週 • 交流活動 2日目 異文化などのストレス状況に置かれても,自分の成長機会だとポシティブに考え,前向きに対応することができる。
15週 • 交流活動 2日目 よく使われる日常的表現と,基本的な言い回しは理解し,用いることができる(3,4級)。
16週
後期
3rdQ
1週 • 交流活動 3日目 自分や他人を紹介することができ,住んでいる所や持ち物などの個人的情報に,質問したり答えたりすることができる(3,4級)。
2週 • 交流活動 3日目 相手がゆっくり,はっきりと話して助けが得られるならば,簡単なやりとりをすることができる(3,4級)。
3週 • 交流活動 3日目 買い物,地元の地理,仕事,家族情報など,直接関係のある領域に関しては,文章やよく使われる表現が理解できる(準2級)。
仕事,学校などで普段出会うような身近な話題について標準的な話し方であれば,主要な点を理解できる (2級)。
4週 • 交流活動 3日目 簡単で日常的な範囲なら,身近な日常の事柄について,単純で直接的な情報交換に応じることができる(準2級)。
身近な話題や個人的に関心のある話題について,筋の通った簡単な文章を作ることができる (2級)。
5週 • 交流活動 3日目 自分の意見をわかりやすく整理した上で,自分と文化背景の異なる相手に理解して貰えるように的確に伝えることができる。
6週 • 交流活動 4日目 チームで協調,共同するために,自分と文化背景の異なる相手の話しやすい環境を作り,適切な意見を引き出すことができる。
7週 • 交流活動 4日目 チームで協調,共同するために,自分の意見ややり方に固執せず,文化背景と異なる相手の意見や立場を尊重して柔軟に対処できる。
8週 • 交流活動 4日目 自分と文化背景の異なるメンバーとチームで活動する時,当事者意識を持ってチームの作業を進めることができる。
4thQ
9週 • 交流活動 4日目 自分の文化背景と異なる環境の中でも,自らやるべきものごとを考え,率先して行動をとることができる
10週 • 交流活動 4日目 自分の文化背景と異なる場において,不十分な外国語力であっても,何とか意思を伝えようと,能動的に発信することができる。
11週 • 交流活動 4日目 自分の文化背景と異なる環境の中でも,目標の実現に向けて計画し,自らを律して行動することができる。
12週 • 交流報告書の作成 専門分野の勉強へのモチベーションがある。
13週 • 交流報告書の作成 語学の勉強へのモチベーションがある。
14週 • 交流報告書の作成 相手国の社会・習慣・文化について関心・知識がある。
15週 • 交流報告書の作成 日本の社会・慣習・文化について関心・知識がある。
16週 • 交流報告書の作成 政治・社会問題・国際関係について,関心・知識がある。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

ポートフォリオ発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力600000060
専門的能力0000000
分野横断的能力400000040