到達目標
学習目的:微分積分の基礎理論を理解する。ベクトル空間の基礎を理解する.
到達目標:1.ε-δ論法で極限を理解する。2.ベクトル空間と線形写像を理解する。
ルーブリック
| 優 | 良 | 可 | 不可 |
評価項目1 | どんな極限もε-δ論法で記述できる。 | ほとんどの極限についてはε-δ論法が使える。 | 簡単な極限についてはε-δ論法が使える。 | 極限とε-δ論法を理解していない。 |
評価項目2 | n次元数ベクトル空間が十分理解できている。 | n次元数ベクトル空間が7割程度理解できている。 | n次元数ベクトル空間が6割程度理解できている。 | n次元数ベクトル空間がだいたい理解できていない。 |
評価項目3 | | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
一般・専門の別:専門 学習の分野:数学・物理
基礎となる学問分野:数物系科学/数学/基礎解析学
学習教育目標との関連:本科目は学習教育目標「③基盤となる専門性の深化」に相当する科目である。
授業の概要:厳密な微分積分学を解説する。n次元線形空間と線形写像を開設する。
授業の進め方・方法:
授業の方法:基本的に講義を行なうが,理解をより深めるために演習も行なう。
成績評価方法:2回の定期試験の結果(同等に評価し50%)とその他(演習レポート、50%)の合計により評価する。再試験は、前期末及び後期末の補習時に,成績が59点以下のものを対象に行い,合格した者は成績を60点とする。
注意点:
履修上の注意:本科目を選択した者は,学年の課程修了のために履修(欠課時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。また,本科目は「授業時間外の学修を必要とする科目」である。当該授業時間と授業時間外の学修を合わせて,1単位あたり45時間の学修が必要である。授業時間外の学修については,担当教員の指示に従うこと。
履修のアドバイス:4年生までの数学,例えば,三角関数,指数関数,一変数と多変数の微分積分法の既習内容をしっかり確認しておくこと。
基礎科目:基礎数学Ⅰ,Ⅱ(1年),基礎線形代数(2),微分積分Ⅰ,Ⅱ(2,3)
関連科目:4年生以上の物理,専門科目
受講上のアドバイス:遅刻の回数が多い場合は,警告を行った後,欠席扱いとすることもある。
事前に行う準備学習:その週に学習するテキストの単元を読んでおくこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス、ε-δ論法の導入 |
ε-δ論法というものを理解する。
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2週 |
関数値の極限の解説と演習 |
関数値の極限をε-δ論法で記述することができる。
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3週 |
関数値の極限の基本定理の証明の解説と演習 |
関数値の極限の基本定理の証明をマスターする。
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4週 |
数列の極限の基本定理の証明の解説と演習 |
数列の極限の基本定理の証明をマスターする。
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5週 |
極限値が存在することの必要十分条件の証明の解説と演習 |
極限値が存在することの必要十分条件の証明をマスタ ーする。
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6週 |
数の連続性の解説と演習 |
有界単調数列の極限の存在定理,ワイエルシュトラスの定理,コーシーの定理を理解する。
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7週 |
第6週目までの復習 |
第6週目までの内容を復習する。
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
ガイダンス,次元について(導入) |
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10週 |
n次元空間数ベクトル空間 |
n次元空間数ベクトル空間
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11週 |
内積とグラムシュミットの直行化法 |
内積とグラムシュミットの直行化法
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12週 |
行列による空間の変形1 |
行列による空間の変形
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13週 |
表現行列と座標の関係 |
表現行列と座標の関係
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14週 |
次元定理 |
次元定理
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験の返却と解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 演習レポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 60 |
専門的能力 | 20 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |