学外実習A

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 学外実習A
科目番号 0176 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 総合理工学科(先進科学系) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 学校発行の学外実習(インターンシップ)手引書
担当教員 谷口 圭輔

到達目標

学習目的:技術者として通用するために必要な職業意識や社会性を身につける。また,学校で学ぶ知識と実社会で使われている技術との関係や実社会で通用する技術レベルに関する知識を得る。

到達目標
1.技術者として通用するために必要な職業意識や社会性を身につける。
2.学校で学ぶ知識と実社会で使われている技術との関係や実社会で通用する技術レベルに関する知識を得る。
3.技術が社会や自然に及ぼす影響や効果,技術者が社会に対し負っている責任を理解し,自己の良心と社会の規範やルールに従い行動できる。
4.技術者として自身のキャリアを計画し,継続的な努力ができる。

ルーブリック

不可
評価項目1技術者に必要な職業意識や社会性を,実社会および学習の場面・状況に応用することができる。技術者に必要な職業意識や社会性を,学習の場面・状況に応用することができる。技術者として通用するために必要な職業意識や社会性を身につけている。技術者として通用するために必要な職業意識や社会性を身につけていない。
評価項目2学校で学ぶ知識と実社会で使われている技術との関係や実社会で通用する技術レベルに関する知識を他者に説明し,共有して新しい技術を開発できる。学校で学ぶ知識と実社会で使われている技術との関係や実社会で通用する技術レベルに関する知識を他者に説明し,それを理解してもらうことができる。学校で学ぶ知識と実社会で使われている技術との関係や実社会で通用する技術レベルに関する知識を得ている。学校で学ぶ知識と実社会で使われている技術との関係や実社会で通用する技術レベルに関する知識を得ていない。
評価項目3自分自身が技術者として責任ある規範的な行動をすることができるだけでなく,技術の進歩とともに新しい規範を提案することができる。自分自身が技術者として責任ある規範的な行動をすることができるだけでなく,他者にアドバイスや指導を与えることもできる。技術が社会や自然に及ぼす影響や効果,技術者が社会に対し負っている責任を理解し,自己の良心と社会の規範やルールに従い行動できる。技術が社会や自然に及ぼす影響や効果,技術者が社会に対し負っている責任を理解しておらず,自己の良心と社会の規範やルールに従い行動できていない。
評価項目4状況や場面に応じて,技術者としての自身のキャリア計画を見直し,それを修正し,計画を自分自身で的確に進めていくことができる。また,他者のキャリア設計に助言ができる。状況や場面に応じて,技術者としての自身のキャリア計画を見直し,それを修正し,計画を自分自身で的確に進めていくことができる。技術者として自身のキャリアを計画し,継続的な努力ができる。技術者として自身のキャリアを計画することができず,継続的な努力ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:専門 学習の分野:融合科目・その他

基礎となる学問分野:理工学およびその関連分野

学習教育目標との関連:本科目は「④分野横断的な融合力の育成」「⑤グローバルな視点と社会性の養成」「⑥課題探求・解決能力の育成」及び,「⑦コミュニケーション力・プレゼンテーション力の育成」に相当する科目である。

授業の概要:実習を通して会社等の実体を知り,学校で習得した知識や技術が実社会でどのように活用されているかを理解し,技術者としての心構えを学ぶ。実習終了後は,学外実習報告書を提出し,実習報告会で発表を行う。
授業の進め方・方法:
授業の方法:
・ガイダンスと事前教育を実施する。受入可能な実習先の情報の紹介,実習先の選定や申し込み等に関する指導を行う。
・実習期間中は,実習先での計画に従った内容となる。
・実習終了後,学外実習報告書の提出と実習報告会での発表を課す。

成績評価方法:
1日の履修時間の上限を8時間とし30時間以上の履修が必要である。これを前提として,実習先で発行される実習証明書に書かれている評価(50%),学内での実習報告会の発表(50%)で評価する。
実習先での履修時間が不足するとき,27時間以上履修している場合には学内措置を実施することがある。詳細はガイダンスで説明する。
注意点:
履修上の注意:実習期間は,原則として学業に差し障りのない期間とする。実習期間中は傷害保険及び賠償責任保険に必ず加入すること。選択科目(自発的学習科目を除く。)の内,教務委員会で認定できる単位数は,専門科目については学外実習AまたはBを含めて6単位以内である。実習生の評価は学校の評価につながり就職にも影響する。

履修のアドバイス:
・事前に行う準備学習として,自身の進路について考え,企業や大学等の下調べをしておくこと。
・学外実習Bとの違いは履修時間(成績評価方法参照)にあり,認定される単位数は学外実習Aが1単位,学外実習Bが2単位である。
・諸手続きについては,ガイダンスおよび学外実習(インターンシップ)手引書で確認すること。

基礎科目:これまでに習った各科目 関連科目:実習先の業種,業務内容に関連した科目

受講上のアドバイス:学外実習は学校で学んだ知識が実社会でどのように役立つかを知ることができ,卒業後の進路決定の参考にもなるので,積極的に参加すること。また,学外実習には,自分の目的を持ち参加すること。なお本学外実習Aは,(教育関係共同利用拠点)島根大学隠岐実験所を利用して行われる場合がある。当該施設を利用する場合は,当該施設の教員も指導を行い,島根大学が安全管理上の責任を負う。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
選択

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・ガイダンスおよび事前教育
・実習先の選定及び申し込み
・実習への参加準備
・履修に関する詳細説明が全学科共通の日程で実施されるので必ず参加すること。
・実習内容を精査して実習先を選定し,申し込む。
・実習先からの指示事項(日程,服装,交通手段,宿泊先等)を確認し,準備を行う。
2週 実習 5日間(30時間)
・実習先での計画に従う
・実習先の担当者の指示に従い,実習を行う。終了時までに学外実習証明書に必要事項を記入してもらうよう依頼する。また,許可が得られれば,実習先で提出した報告書等を複写し,保管しておく。
3週 同上 同上
4週 同上 同上
5週 同上 同上
6週 同上 同上
7週 同上 同上
8週 同上 同上
2ndQ
9週 同上 同上
10週 同上 同上
11週 同上 同上
12週 同上 同上
13週 同上 同上
14週 同上 同上
15週 同上 同上
16週 実習終了後
・学外実習報告書の提出
・実習報告会での発表
・学外実習報告書を作成し,実習先で提出した報告書等とともに提出する。
・実習内容に関する発表の準備を行い,実習報告会で発表する。
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。3
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。3
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。3

評価割合

発表実習先合計
総合評価割合5050100
基礎的能力000
専門的能力5050100
分野横断的能力000