学習目的:受講生が本校における学生生活を問題なく送ることができるよう,教員のサポートなしで専門科目を受講できるようになるよう,リスニング力と会話力を養うことが目的である。また,受講生が日本の文化やマナーについての理解を深めることも目的のひとつである。
到達目標
1.教員のサポートなしで日本語での授業内容を聴きとることができるようになる。
2.日本語で周囲の人と円滑にコミュニケーションがとれるようになる。
3.日本語を使って意見交換やプレゼンテーションを行うことができる。
概要:
一般・専門の別:一般
学習の分野:日本語
基礎となる学問分野:人文学/文学・言語学
学習教育目標との関連:本科目は総合理工学科学習教育目標「⑤グローバルな視点と社会性の養成」及び「⑦コミュニケーション力・プレゼンテーション力の育成」に相当する科目である。
授業の概要:2年次の留学生を対象とした日本語の聴解と会話の授業である。教員のサポートがない状態でも,専門科目の授業を理解することができ,理解ができなかった場合は自ら担当教員に質問に行き,日本語で問題なくやりとりができるよう,リスニング力と会話力を向上させていく。学年終了時に日本語能力試験N2程度のリスニング力を身につけられるよう学んでいく。
授業の進め方・方法:
授業の方法:教員が準備した教材や資料を用い,日本語の語彙や表現を増やしていく。また,学年が上がるにつれて求められるであろう日本語での討論やプレゼンテーションの能力も教員の準備するトピックについての意見交換で養う。これらと並行して『新完全マスター聴解』シリーズを使い,日本語能力試験対策を行っていく。
成績評価方法:
・成績は,定期試験(80%)+漢字小テスト(10%)+出席状況・学習態度(10%)の合計から評価する。
・60点以上を合格とし,必要に応じて再試験を実施する。
注意点:
履修上の注意:本科目は2学年の課程修了の為に履修(欠席時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。
履修のアドバイス:事前に日本語能力試験(JLPT)N3レベルに達していることが望ましい。学習内容が多いため,受講生には日々予習・復習を行い,学習の取りこぼしがないように努められたい。受講生が日本語や日本文化に興味を持てるような教学,情報提供に努めていくが,受講生自身にも日々日本語や日本文化に興味を持ち,授業に臨んでもらいたい。
基礎科目:日本語Ⅰ(1年),日本語作文(1),日本語会話と聴解Ⅰ(1),日本事情(1)
関連科目:日本語Ⅱ(2年),日本語Ⅲ(3)
受講上のアドバイス:
・授業開始時刻に遅れた場合,20分までは遅刻,それ以降は欠課として扱う。
・積極的に授業に参加し,課題は期限を守って提出すること。
・分からない語句を調べる習慣を身につけること。
・受講生の状況によって,テキストや授業内容を変更する可能性がある。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・似ている音を聴き分けられるようになる。 ・音の変化や縮約形について理解する。
|
2週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・質問,依頼など短い文を聞いて,適切な答えが即時に判断できるようになる。
|
3週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・質問,依頼など短い文を聞いて,適切な答えが即時に判断できるようになる。
|
4週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・話の中から指示や依頼,助言などを聴きとり,何をすべきかを判断できるようになる。
|
5週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・話の中から指示や依頼,助言などを聴きとり,何をすべきかを判断できるようになる。
|
6週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・話の中から指示や依頼,助言などを聴きとり,何をすべきかを判断できるようになる。
|
7週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・話の中から質問されたことにポイントをしぼって聴きとれるようになる。 ・必要な情報かどうかを判断できるようになる。
|
8週 |
(前期中間試験) |
|
2ndQ |
9週 |
中間試験の返却とフィードバック ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』 |
・これまでの学びをふりかえる。 ・話の中から質問されたことにポイントをしぼって聴きとれるようになる。 ・必要な情報かどうかを判断できるようになる。
|
10週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・話の中から質問されたことにポイントをしぼって聴きとれるようになる。 ・必要な情報かどうかを判断できるようになる。
|
11週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・話の主題や話し手の意図・主張などが判断できるようになる。
|
12週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・話の主題や話し手の意図・主張などが判断できるようになる。
|
13週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・多くの情報を整理・統合しながら話の内容が理解できるようになる。
|
14週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N2』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・多くの情報を整理・統合しながら話の内容が理解できるようになる。
|
15週 |
(前期期末試験) |
|
16週 |
期末試験の返却とフィードバック |
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・似ている音を聴き分けられるようになる。 ・音の変化や縮約形について理解する。
|
2週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・質問,依頼など短い文を聞いて,適切な答えが即時に判断できるようになる。
|
3週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・質問,依頼など短い文を聞いて,適切な答えが即時に判断できるようになる。
|
4週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・話の中から指示や依頼,助言などを聴きとり,何をすべきかを判断できるようになる。
|
5週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・話の中から指示や依頼,助言などを聴きとり,何をすべきかを判断できるようになる。
|
6週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・話の中から指示や依頼,助言などを聴きとり,何をすべきかを判断できるようになる。
|
7週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・話の中から質問されたことにポイントをしぼって聴きとれるようになる。 ・必要な情報かどうかを判断できるようになる。
|
8週 |
(後期中間試験) |
|
4thQ |
9週 |
中間試験の返却とフィードバック ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』 |
・これまでの学びをふりかえる。 ・話の中から質問されたことにポイントをしぼって聴きとれるようになる。 ・必要な情報かどうかを判断できるようになる。
|
10週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・話の中から質問されたことにポイントをしぼって聴きとれるようになる。 ・必要な情報かどうかを判断できるようになる。
|
11週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・話の主題や話し手の意図・主張などが判断できるようになる。
|
12週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・話の主題や話し手の意図・主張などが判断できるようになる。
|
13週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・多くの情報を整理・統合しながら話の内容が理解できるようになる。
|
14週 |
・教員が準備したトピックについて理解し,その後,意見交換を行う。 ・『新完全マスター聴解 日本語能力試験N1』 |
・相手の話を理解し,それに対して自分の意見を言うことができる。 ・多くの情報を整理・統合しながら話の内容が理解できるようになる。
|
15週 |
(後期期末試験) |
|
16週 |
期末試験の返却とフィードバック |
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。 | 1 | |
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。 | 1 | |
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。 | 1 | |
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。 | 1 | |
英語運用能力の基礎固め | 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 1 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。 | 1 | |
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。 | 1 | |
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。 | 1 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。 | 1 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。 | 1 | |
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。 | 1 | |
英語運用能力向上のための学習 | 自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。 | 1 | |
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。 | 1 | |
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。 | 1 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。 | 1 | |
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。 | 1 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。 | 1 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。 | 1 | |
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。 | 1 | |
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。 | 1 | |