集合と位相

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 集合と位相
科目番号 0089 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 総合理工学科(機械システム系) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 教科書:集合と位相(著者:内田伏一,出版:裳華房)
担当教員 山中 聡

到達目標

学習目的:現代数学の基礎である集合と位相に関する基礎知識を習得する。

到達目標
1.集合,写像の基本的性質を理解する。
2.ユークリッド空間,距離空間に関する基礎知識を習得する。
3.位相空間に関する基礎知識を習得する。

ルーブリック

   優   良    可     不可
評価項目1集合,写像に関する基本的な性質を十分理解している。集合,写像に関する基本的な性質を理解している。集合,写像に関する定義を理解している。集合,写像に関する基礎事項が理解できていない。
評価項目2ユークリッド空間,距離空間に関する基本的な性質を十分理解している。ユークリッド空間,距離空間に関する基本的な性質を理解している。ユークリッド空間,距離空間に関する定義を理解している。ユークリッド空間,距離空間に関する定義が理解できていない。
評価項目3位相空間に関する基本的な性質を十分理解している。位相空間に関する基本的な性質を理解している。位相空間に対する定義を理解している。位相空間に対する定義が理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:専門
学習の分野:数学・物理(専門科目)
基礎となる学問分野:数物系科学/数学/基礎解析学
学習教育目標との関連:本科目は学習教育目標「③基盤となる専門性の深化」に相当する科目である。
授業の概要:現代数学の基礎である位相空間について解説する。
授業の進め方・方法:
授業の方法:基本的に講義を行なうが,理解をより深めるために演習も行なう。
成績評価方法:2回の定期試験の結果(同等に評価し60%)とその他(演習・提出物等:40%)の合計により評価する。なお,成績によっては再試験の実施や追加レポート課題を課すこともある。
注意点:
履修上の注意:本科目を選択した者は,学年の課程修了のために履修(欠課時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。また,本科目は「授業時間外の学修を必要とする科目」である。当該授業時間と授業時間外の学修を合わせて,1単位あたり45時間の学修が必要である。授業時間外の学修については,担当教員の指示に従うこと。
履修上のアドバイス:3年生までに学習した数学の内容を復習しておくこと。
基礎科目:3年生までに学習した数学
関連科目:代数学(5年),幾何学(5年),解析学(5年)など。
受講上のアドバイス:遅刻の回数が多い場合は,警告を行った後,欠席扱いとすることもある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
履修選択

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,集合の概念 集合の概念を理解する
2週 集合の間の演算 集合の演算を修得する
3週 写像 写像の概念を理解する
4週 ユークリッド空間1 ユークリッド空間における内点,外点,境界点を理解する
5週 ユークリッド空間2 ユークリッド空間における開集合,閉集合を理解する
6週 距離空間1 距離空間における内点,外点,境界点を理解する
7週 距離空間2 距離空間における開集合,閉集合を理解する
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 前期中間試験の返却と解答解説,距離空間3 距離空間における近傍系,連続写像を理解する
10週 位相空間1 位相空間における開集合,閉集合を理解する
11週 位相空間2 位相空間における内点,外点,境界点を理解する
12週 位相空間3 位相空間における近傍系を理解する
13週 位相空間4 位相空間における連続写像を理解する
14週 位相空間5 位相空間における開基と基本近傍系を理解する
15週 前期末試験
16週 前期末試験の返却と解答解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題その他合計
総合評価割合600000040100
基礎的能力600000040100
専門的能力00000000
分野横断的能力00000000